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「故障しにくいPC」!?の見分け方(3ページ目)

ユーザーにとってもっとも困ることが、PCの故障。「使い方」に気をつけるのはもちろんですが、もし「故障しにくいPC」というものがあるならうれしいですね。それを見分ける参考ポイントを解説します。

大島 克彦

執筆者:大島 克彦

デスクトップパソコンガイド

放熱の問題


放熱がうまくできないPCは、故障する可能性が高くなります。

メーカー製品は十分なテストを行っていますが、それにしても、連続使用すれば放熱が問題になってきます。放熱が十分できなければ、パーツが誤作動を起こしたり、パーツ自身の寿命に影響します。

この点で薄型PCは、内部空間に余裕のあるタイプと比べると、内部に熱がこもりやすいのが一般的。もちろん、薄型PCは排熱に独自の工夫を施しているのがふつうですが、独自すぎて動作テストが甘いこともあります。モバイル用途のノートPCが故障しやすいといわれるのは、持ち運ぶことからくる衝撃などの問題とともに、機体の小ささからくる放熱の問題が原因の一つです。

ということで、ミニタワー型/タワー型機体の方が、どちらかというと「故障しにくい」といえます。

周辺機器の問題


ビデオカード
ビデオカードの増設が問題を引き起こす場合は多い
PCが故障するのでよくあるきっかけは、周辺機器の増設です。HDDの増設が原因となった故障はあまりありませんが、ビデオカードやサウンドカードを増設した際には、まま起こります。メモリが格安の粗悪品だったりした場合にも、増設後に故障が発生することがあります。

カード増設によるトラブルは、ドライバソフトウェアによって引き起こされる場合がほとんどです。ビデオカードやサウンドカードがあらかじめ増設された状態でPCを購入すれば、メーカーが動作検証を行った後に出荷しますので、故障を起こす可能性はかなり低くなります。

ユーザーとしては、自分がどのようなPCの使い方をするのかをできるだけイメージして、周辺機器の有無などを考え、購入時点から「したいことができる」PCを選ぶようにした方がベターといえます。

最後にまとめ……>>NEXT


Page1:「故障しない使い方」とは
Page2:「故障しやすいPC」とは
Page3:「故障しやすいPC」とは(2)
Page4:まとめ「故障しにくい」PCを
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