気遣いができる人とは? 心遣い、気配りとの違いや意味
気遣いができる人の特徴
また、類語である心遣いは相手のためを思っていろいろと気をつかうことや配慮、お礼のお金やお礼状などの意味もあり、気配りは手落ちや失敗のないようにあれこれ気をつけることなどの意味があります(※編集部調べ)。
いずれも、生まれ持ったものではなく社会人として生きていく上で身につけていく人間力のひとつで、年相応に身につけておきたいもの。年齢を重ねれば重ねるほどできて当たり前とされ、気遣いができないことがマイナスになっていきます。
そこで今回は、仕事を含めた人と人とのコミュニケーションに活用できる、愛される気遣いテクニックを紹介します。
<目次>
- 気遣いができる人1:相手が答えやすい質問をする
- 気遣いができる人2:「大丈夫?」を使いこなす
- 気遣いができる人3:「体調悪い」「忙しい」と言うのはやめる
- 気遣いができる人4:話題がないなら、「逆時系列」でインタビュー
- 気遣いができる人5:言いにくい指摘やお願いは「私は」を主語に
- 気遣いができる人6:「よろしければ」などクッション言葉を使う
- 気遣いができる人7:アドバイスは自分から求める
- 気遣いができる人8:「姿勢や仕草」で気遣いを伝える
- 気遣いができる人9:見ない、言わない、気付かない……「~しない」
- 気遣いができる人10:自分の情報開示をするのも気遣いのひとつ
- 気遣いができる人11:お金の心遣いには、気遣いでお返しを
- 気遣いができる人12:謙遜は「ありがとう」に言い換え
- 気遣いができる人の特徴とは
気遣いができる人1:相手が答えやすい質問をする
答えやすい質問かどうかで、会話が弾むか決まります
かといって、クローズドクエスチョンと呼ばれる、イエスノーで答えられる質問ばかりだと会話が盛り上がりませんよね。そこで、3択4択にして答えやすくするのをおすすめします。
「次のデートは映画か、遊園地か、あなたが行きたいところ……どれがいいですか?」と答えのアイデアを出してあげる気遣いです。また、「私は映画かな、あなたは?」とand youの法則で聞くとさらに答えやすくなります。
気遣いができる人2:「大丈夫?」を使いこなす
「大丈夫?」は何度使っても、嫌がられません
何度も鬱陶しいだろうと思うかもしれませんが、気遣い上手になりたいと考えているあなたの場合は、言い過ぎるくらいでちょうどいいので大丈夫。思いついたらどんどん言うようにして自信を持って使いこなしてください。
気遣いができる人3:「体調悪い」「忙しい」と言うのはやめる
その体調悪い、ホント???
例えば、「体調が悪いから、今日のデートは延期させて」「顔を見たいからお食事だけ行きたいな」「今日は疲れちゃったから、少し休憩したい」というふうに伝えます。「忙しい」と言うのは、今後の誘いを断る口実にも聞こえますし、マウンティングだと思われることもあるので言っても損しかありません。
もし相手に「忙しい忙しい」と言われたら、私だったら「振られちゃった! じゃあ一年後に予約ね」と可愛く嫌味を言いますね(笑)。
気遣いができる人4:話題がないなら、「逆時系列」でインタビュー
「逆時系列の法則」で現在から過去までを遡って聞いていきましょう
今現在の相手の話――つまり、仕事・家族・趣味・ライフスタイルの話だけでも2、3時間は持ちますよ。そこから逆時系列でどんどん聞いていけば、話題は尽きません。つまり、今の仕事の話を聞いたら、その前のお仕事は? 社会人の前の学生時代は? と5年前、10年前にさかのぼって話を聞いていけばいいのです。
相手の話は相手の方が絶対に詳しいので、常に相手を立てることができますし、質問することで相手に興味を持っていることも伝えられますよ。
気遣いができる人5:言いにくい指摘やお願いは「私は」を主語に
「私は」を使えば、グッと頼みやすくなります
気遣いができる人6:「よろしければ」などクッション言葉を使う
クッション言葉はどんどん使っていきましょう
積極的にアピールをしてもどこかやわらかく感じますし、遠慮がちな人でも、「助かります、じゃあお願いします」とあなたの気遣いに乗っかりやすくなるのです。
気遣いができる人7:アドバイスは自分から求める
相手に話をさせるのは「7:3の法則」。是非試してみてください
ただ、自分が話す立場の場合、仕事の話ばかり、噂話ばかりの人は嫌われますから、たとえ気持ち良くても良きところで切り上げましょうね。
気遣いができる人8:「姿勢や仕草」で気遣いを伝える
仕草や姿勢は無意識のうちにでてしまうものです
ガチガチに緊張する必要はないですが、どう見られているかを意識するのも気遣いのひとつ。背筋を伸ばして、目線は喉元に置き、時々目を合わせて微笑むくらいは身につけておきたいですね。
気遣いができる人9:見ない、言わない、気付かない……「~しない」
その一言で好感度が大きく変わるかもしれません
ほかに「しない気遣い」といえば、相手が自虐風に自分や家族を卑下したときに、「あぁ、そういう人いますよね!」などと全力で乗っかると、(自分で言っておいて)ヒドイ!失礼な! となったりするので、曖昧なお返事にとどめましょう。
気遣いができる人10:自分の情報開示をするのも気遣いのひとつ
自分の情報は伝えられることはきちんと伝えておきましょう
「仕事でスマホをオフにしてしまうので、LINEの返事が遅くなるかも。でも、もし遅くてもよかったら、夜に電話できるので、かけてもいいですか?」と相手が行動しやすいように、不安に思わないように伝えましょう。
自分の都合で電話やデートが遅い時間になる際は、「明日も仕事なのに、遅くまでつきあわせてごめんね」とお詫びするのも印象がいいでしょう。
気遣いができる人11:お金の心遣いには、気遣いでお返しを
お返しは気持ちです。お礼の気遣いが出来る人は、結婚も早いのが特徴です
婚活でも、毎回デート相手にご馳走させ貢がせてしまい、金遣いが荒いのでは?お金目当てなのでは?とフラれる人もいます。一方で、気遣いのできる人は、お見合いを申し込まれた側なのに「わざわざ遠方まで来てもらったので」と交通費を出したりし、好印象をゲットした例もあります。
気遣いができる人12:謙遜は「ありがとう」に言い換え
自分を否定して、価値を下げる必要はありません。素直にありがとう、と伝えれば良いのです
「そういわれるとうれしいです、ありがとう! いや、まぐれみたいなものですけどね」など、ユーモアを交えて軽く答えられるとさらに好印象なので、自信がついてきたら試してみては。
気遣いができる人の特徴とは
以上、たくさんの気遣いについてお伝えしました。他人に気遣いができる人とは、相手がしてほしい、されたらうれしい、心地よいことを察することができ、それを積極的に言葉にしたり行動に移したりできる人のことです。つまり、とっても気が利く人なんですよね。でも、「自分は気が利かないタイプなんで……」と諦めたらそこで終了。気遣いは自分で身につけるものですから、今日から習慣にして身につけていきましょう。習慣にすれば自分にとってそれが当たり前になり、周囲からは気遣いができる人間力がある人と見え、当然、人間的にモテますよね。「また会いたい」と思わせる人になれれば、結婚や恋愛、夫婦生活や仕事もうまくいくはずですよ。
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