地球温暖化への対応は人類の課題 |
PC更新でCO2削減?
地球温暖化への対策は、国際的な課題です。企業も例外ではなく、冷暖房の節約など対応を迫られるようになっています。中でも、オフィスにおけるPCの存在をどうするかは、電力消費量を考えれば大きな問題です。こまめな節電を義務づけられているユーザーも多いのではないでしょうか。IT 専門調査会社である IDC Japan(株)のプレスリリースによると、デスクトップPCの置き換えによって、温暖化ガスを削減できるそうです。
同レポートによると、現在主流のPCを、以下の条件の省電力PCに更新することで、1000台あたり年65トンものCO2(二酸化炭素)を削減できます。
65nmなどプロセスがより微細化したCPUで電力消費量を抑え、同じく発熱量の低減でオフィス気温の上昇を抑え、冷房用電力を節約することなどが想定されていると思われます。
さて、いくらかPCについて知っているユーザーであれば、ここで疑問に思うかもしれません。「シングルコアCPUの方が、マルチコアよりも消費電力が低いのではないか?」と。確かにそうです。例えば、シングルコアの Celeron 440(2.0GHz)のTDP(熱設計電力)は35Wで、同じ周波数の Core2 Duo E4400(2.0GHz×2)の65Wよりも低くなります。
しかし、シングルコアCPUはパワー不足なので、仕事効率を下げ、残業につながりかねません。これでは逆効果。やはり、バランス的にはデュアルコアCPUがベターということでしょう。
なぜ「一体型」がベターなのか……>>NEXT |
CONTENTS
Page1:「省電力のPC」とは…
Page2:デスクトップなのに「ノート型」?