廃棄されたPCはどこへ?

壊れたPCをどうしていますか? 2001年に資源有効利用促進法が施行され、PCメーカーには、3R(リデュース、リユース、リサイクル)に配慮した設計に努めるよう決められ、使用済みとなったPCは、メーカーなどの責任で回収・再資源化されることとなりました。また、各自治体が廃棄物処理法に基づいた回収も行っています(ただし、東京都23区は実施していません)。

03年10月からは、個人向けPCに「PCリサイクル」マークがつけられています。このマークがあるPCは、新たな回収費用なしに、メーカーに引き取ってもらえます(回収費用は購入時の価格に上乗せされています)。

しかし、会社で一括購入する事業系PC、あるいは自作PCには、このマークはありません。これらのPCは「パソコン3R推進センター」を通じて再資源化施設に運ばれ、資源としてリサイクルされることになります。リサイクル費用は有償です。

今回、再資源化施設の一つである、東京エコリサイクル(株)を訪問しました。東京エコリサイクルは1999年に設立され、「夢の島」のさらに沖合いに埋め立てられた江東区若洲、東京湾と荒川の河口にはさまれた場所近くにある株式会社です。日立製作所、日立ホーム&ライフソリューションの日立系2社が計51%の株式を持つほか、三菱電機、ソニー、三洋電機、シャープ、富士通ゼネラルなどが出資しています。

東京エコリサイクル
エアコン、冷蔵庫などの家電製品を丁寧に分解・リサイクルする


東京エコリサイクルの業務のほとんどは、エアコン、テレビ、冷蔵庫、洗濯機という、家電リサイクル法(2001年施行)で決められた家電製品のリサイクルです。それぞれを担当者が手作業で一つ一つ丁寧に分解します。

テレビを例にとると、ブラウン管、基板、キャビネットなどに分解後、選別・破砕という工程を通じて、ガラス、銅、プラスチックなどが取り出され、再利用されます。冷蔵庫、エアコンの場合は、冷媒フロンも回収されます。

テレビのリサイクル
テレビを再資源化するおおまかな工程


このように、東京エコリサイクルはゼロエミッション(廃棄物ゼロ)を達成するリサイクル施設です。

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CONTENTS
Page1:PCもリサイクルされる
Page2:分解室に積まれたPC
Page3:PCをパーツに分解
Page4:HDD破壊でデータ漏れ防止
Page5:メディア類も破砕する