リビング周りの収納術! 広くておしゃれな空間が工夫次第で簡単に
日々の小さな心掛けでキレイなリビングが作られる
家族がくつろげるリビング、いつでもお客様を呼べるリビング、そんなリビングを目指しませんか?
【目次】
リビング収納の基本1:すべての物の定位置を決める
リビングに収納する物は、基本的に、リビング周りで使う物です。個人的な物ではなく、家族で共有する物を中心に置きましょう。そして、散らかりやすい物、すぐに使う物こそ、定位置をしっかり決めましょう。お片付けの鉄則は「物の定位置を決めて、使ったら戻す」、これしかありません。 戻しやすくするためにも、ゆとりある出し入れしやすい収納を心がけ、ラベリングをするなど、心理的にも戻したくなる仕組みを作りましょう。写真はちょっと見えにくいですが、透明に黒字のラベリングをTVボードにつけています(引き出しを閉じると見えない場所です)。一目でどこに何があるか分かるように、子供でも簡単に出し入れできる収納にしています。
リビング収納の基本2:リビングは公共のスペースと心得て
リビングは、家族みんなの場所、来客を迎える場所と考えると、自宅の中では公共のスペースです。ホテルでいうとロビーラウンジのような存在です。個人的な物は持ち込んだら、自室に持ち帰る習慣をつけるのが一番です。もちろん、小さな子供がいると難しい場合もありますが、教え続けるうちに、リビングに持ち込んだ物は持ち帰るという習慣が身につくはずです。
子供部屋が用意できない場合は、リビングの一角に子供スペースをきっちりと設けましょう。保育園でも幼稚園でもお片付けは必ずしているので、自宅でもできないはずはありません。
お客様が来るときにバタバタと隠したり、他の部屋に移動している物はないでしょうか? 最初からリビングには誰に見られても恥ずかしくない物を置く、という意識が大切です。
リビング収納の基本3:1日1回は完全にリセットする
暮らしの中心にあるリビングだから、多少、物が出てしまうのは当たり前。子供がいるとなおさらです。ただ、散らかってしまうとはいえ、1日1回は完全に片付いた状態にしましょう。夜寝る前や、朝の家事の時間など、タイミングを決めてみてください。片付いた状態を毎日目にすることで、自分も家族も、片付いた状態を当たり前のことだと思うようになります。スッキリと整った状態が自然な状態だと認識することが大切です。
なかなか難しいという人は、ダイニングテーブルの上は空っぽにする、床置きの物をなくす、など、できる範囲で少しずつステップアップしてみてください。
リビングの生活感をスッキリ隠すコツ:コード類
ここでは生活の中心の場であるリビングで、生活感が出てしまいがちなアイテムをスッキリと隠すコツをご紹介します。まずはコード類から! ゴチャゴチャ感が出てしまうコード類。リビング周りのコード類は、ある程度は仕方ないですが、徹底的に隠すようにしましょう。■家具の配置で見えないようにする コード類が見えないように家具を配置するのがベスト。特にTVボードの周りは配線が多く目につく場所なので、コード隠しが重要です。
■市販のコードボックスや、ファイルボックスで目隠し
ケーブルボックスを使わなくても、市販のファイルボックスやボックス、バスケットなどを使ってケーブルボックスの様に利用することもできますよ。
■アートフレームや小物で目隠し
ごちゃごちゃするコードや配線の前に、アートフレームや大きめの花瓶などを置き、目隠しするのも簡単な方法です。
リビングの生活感をスッキリ隠すコツ:掃除道具
コロコロ(粘着カーペットクリーナー)があちこちにある……そんな光景を見かけます。掃除がすぐにできる、という点ではメリットがありますが、部屋をスッキリ見せるという意味では、やはり、収納する方がキレイです。出し入れしやすい場所を見つけて、目線に入りにくい場所に定位置を決めましょう。またできるだけ、洗剤や掃除用具も、最初から気に入ったデザインを選ぶと良いですね。
写真は我が家の掃除用具の収納(リビング用)です。無印良品の幅15cmのワイドタイプのファイルボックスに1つにまとめて収納しています。これを、リビング収納庫の、手に取りやすい場所に置いています。
リビングの生活感をスッキリ隠すコツ:新聞・雑誌
リビングの中に新聞や雑誌があちこちに置かれていると、それだけで落ち着かない雰囲気になります。読みかけの雑誌を収納するスペースや、読み終わった新聞、雑誌を置いておくスペースを決めましょう。上の写真はTVボードの引き出し収納。読みかけの本、図書館で借りてきた本の一時置きスペースとしています。 こちらの写真はリビング収納庫の一番下のスペースです。古新聞、ミックスペーパーなどの古紙置き場です。
リビングの生活感をスッキリ隠すコツ:プリント類
冷蔵庫にプリント類をペタペタ貼っていませんか? もちろん悪いわけではありませんが、間違いなく生活感は出ます。冷蔵庫以外に毎日、目にするようなところがあれば、違う場所に貼りましょう。我が家では、リビング収納庫の扉裏にプリント類をペタペタ貼っています。この場所の方が、キッチンの奥にある冷蔵庫よりも、家族みんなの生活導線にある場所なので見やすい、というメリットもあります。 また、貼るほどでもない、郵便物やクーポン類については、一時置きスペースとしてA4サイズの引き出し1段分を確保しています。たまに中をチェックし不要になった物があれば、下に置いている、ミックスペーパーの場所に入れています。
郵便物は、いる、いらないの判断はすぐにするのがベストですが、1カ月期限があるクーポンのように、もしかしているかも……なんていう、すぐに判断が付かない物もありますよね。そんなときは、とりあえずの一時置きスペースに入れておくと便利です。
リビングの生活感をスッキリ隠すコツ:ティッシュペーパー
ティッシュペーパーもすぐに手が届くところに置きたい物ですが、やはり生活感が出てしまいます。そのままのティッシュボックスではなく、お気に入りのティッシュボックスカバーを使うのが簡単です。我が家では、コロンとした丸い形で、一見ティッシュに見えないケースを使っています。
また、徹底的に隠したい方は、ダイニングテーブルの下に、マジックテープなどを使ってつけて隠してしまうのもいいですね。
狭いリビングを広く見せるコツ
リビングは、できれば広くスッキリ見せたいですよね。我が家のリビングも広くはありませんが、広く見せるためにいろいろと工夫をしています。■低めの家具を選ぶ 狭いリビングでは、収納力をアップしたいからと高さのある家具を配置すると、圧迫感がありかえって狭く見えてしまいます。できるだけ低めの家具を置くことがポイント。
壁の空いた部分には、目線を上に持っていけるよう、アートや時計などフォーカルポイントを飾るとさらに良いです。
■ミラーを取り入れる リビングの壁に空いている場所があれば、ミラーをつけることをおすすめします。ミラーを取り付けると、部屋はいっきに広く、明るく見えます。
取り付ける場所は、ミラーに映り込む物を注意して考えるのがポイント。例えば、キッチン内のゴチャつきが映りこんでしまわないように、できれば窓の外などが映り込む位置がベストです。
■圧迫感のないカラーを選ぶ&カラーを統一する リビングを広く見せるポイントは、カラーを圧迫感のないカラーで統一すること。一般的には明るいトーンが広く見えますが、真っ白すぎるよりも、オフホワイトやベージュなどの方が落ち着きと柔らかさがあり、広がりを感じます。
リビング収納術:まとめ
今回は、どうしても散らかってしまいやすいリビングを、スッキリとキレイに見せるための収納術と、リビングの生活感を隠すコツや、広く見えるコツをご紹介しました。リビングが整っていると、いつでもお客様をお迎えできて、快適に過ごすことができるので、まずはリビングからスッキリ整えてみてくださいね。小さな心掛けと日々の習慣で、キレイなリビングは作られます。
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