ラジエーター部をチェック
まず、温まった冷却水の熱を冷やし、排出するラジエーター部です。排熱用のラジエーターに取りつけられている空冷ファンは、12cm角、厚さ2.5cm のもの。この手のファンは毎分1400回転以上がふつうですが、本システムでは毎分1000回転以下に押さえられています。冷却水の熱を逃がすために大型ファンが取りつけられている |
ラジエーターはWシリーズの本体背面、ちょうどモニタの裏側に取りつけられ、排気する仕組みです。
冷却水を収納するタンクは、ラジエーターと同じプレート上に配され、その上に水を送り出すポンプが乗っています。細かい仕組みは不明ですが、このポンプも静音性に工夫が施されています。
冷却水をためるタンク。この上にポンプが乗る |
「水冷=静音」と理解しているユーザーは多いのですが、これは一般的には誤解です。実際には、水を冷やすファンの音とポンプの音で、空冷式よりもうるさくなってしまうもの。今回の水冷システムは、このファンとポンプに工夫を加えることで、静音性を実現しています。
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