デスクトップパソコン/デスクトップパソコン関連情報

VALUESTAR内蔵の水冷システムをチェック(2ページ目)

NEC・VALUESTARの秋冬モデルの一部機種には、新たな水冷ユニットが採用されています。リビングの静音性に貢献するこのユニットについて解説します。

大島 克彦

執筆者:大島 克彦

デスクトップパソコンガイド

ラジエーター部をチェック

まず、温まった冷却水の熱を冷やし、排出するラジエーター部です。排熱用のラジエーターに取りつけられている空冷ファンは、12cm角、厚さ2.5cm のもの。この手のファンは毎分1400回転以上がふつうですが、本システムでは毎分1000回転以下に押さえられています。

12cmファン
冷却水の熱を逃がすために大型ファンが取りつけられている


ラジエーターはWシリーズの本体背面、ちょうどモニタの裏側に取りつけられ、排気する仕組みです。

冷却水を収納するタンクは、ラジエーターと同じプレート上に配され、その上に水を送り出すポンプが乗っています。細かい仕組みは不明ですが、このポンプも静音性に工夫が施されています。

リザーブタンク
冷却水をためるタンク。この上にポンプが乗る


「水冷=静音」と理解しているユーザーは多いのですが、これは一般的には誤解です。実際には、水を冷やすファンの音とポンプの音で、空冷式よりもうるさくなってしまうもの。今回の水冷システムは、このファンとポンプに工夫を加えることで、静音性を実現しています。

各部をチェック(2)……>>NEXT


Page1:VALUESTARに新水冷システム
Page2:ラジエーター部
Page3:CPU部
Page4:HDD部
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます