地デジ放送用チューナー、DT1
VGX-TP1には、地上アナログ放送用チューナーしか内蔵されていません。VGX-TP1は「TVサイドPC」とうたわれている通り、付属のHDMI端子で大型TVと接続して使用するというシーンが想定されていますが、地上/BS/CS110度デジタル放送を楽しむには、VGF-DT1の出番です。D端子やアナログRGBでの出力もサポートしますが、この場合、デジタル放送は視聴できません。見ればおわかりのように、重ね置きすると、VGX-TP1とVGF-DT1は一体の機器にしか見えないほどにフィットしています。
TVのケーブルをVGF-DT1にさし、ルーターやハブ経由でVGX-TP1とLANケーブルでつなぐだけで、VGX-TP1側で番組録画ができます。ケーブルがつながってされいれば、VGX-TP1とVGF-DT1を別の部屋に置いてもOK。リビングのTV脇に置かれたVGF-DT1の映像を、書斎で見ることも可能です。ワイヤレスLANでの視聴もできますが、筆者は推奨しません。
TP1(上)と重ねると、一体の機器にしか見えない |
リモコンもVGX-TP1のものが使用可能。デジタル放送の視聴には、Windows Vista標準のMedia Centerではなく、VAIO Digital TVという付属ソフトを使用します。
ハイビジョン放送の録画ですが、オリジナルの放送データそのままではなく、1920×1080ピクセルを1440×1080ピクセルに圧縮しての保存となります。データ量は約40~50%程度となりますが、画質はなかなかのもので、気になるレベルではないでしょう。VGX-TP1を使うことで、CPRM対応の DVD-RW/-RAMへのムーブ(HDDからは削除)も可能です。ただし、ムーブするとハイビジョン画質ではなくなります。
VGF-DT1は、VGX-TP1以外のPCとも接続可能です。ただ、部屋に置いた際の雰囲気も含め、VGX-TP1との併用がベストでしょう。同時購入するのであれば、VGX-TP1とVGF-DT1をセットにし、HDDを500GBに増量したVGX-TP1DTという製品が最適です。
VGF-DT1を複数台のPCで利用することはできますが、インターネット経由で認証(有料)を受ける必要があります。また、複数のPCで同時にデジタル放送を視聴・録画することはできません。
なお、VGX-TP1ともども、「分解禁止」を条件にお借りしましたので、残念ながら、内部の写真がないことはご了解ください。
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