温泉と銭湯の違いとは? 

絶景露天風呂

インフィニティ温泉の記事にも登場した赤穂温泉銀波荘の絶景露天風呂


夏が終わり、秋を迎えて気温が下がってくると、なんだか恋しくなると思う人が多くなる温泉。カラダの芯から温まり、リラクゼーション、ストレスオフなどの効果も期待できます。

少し遠出した温泉旅は魅力的だけど、なかなか時間を作るのは難しいから近場のスーパー銭湯でいいかな……あれ、スーパー銭湯と温泉とは別物なの⁇ さらに、街の中に溶け込んでひっそりと佇んでいる銭湯は温泉ではないの⁇ このように思われる方が実は少なくないようですので、今回はそれぞれの特徴をまとめました。
淡路島 扇湯

レトロさ満点の銭湯 ここは温泉でもあります


まず温泉と銭湯の違い。

どちらも入浴を目的としている温泉や銭湯ですが、「公衆浴場法」という衛生管理などの基準が定められていて、法律や政令で定義されています。

温泉とは、源泉の温度が25度以上で、国で決められた温泉の温泉法の数種類ある指定成分のうち、どれか1つでも規定以上入ってれば、泉源の水温より冷たくても温かくても温泉と認められます。最近注目されているぬる湯やひんやりとした鉱泉も温泉と呼ばれるのは、このためです。

これに対し、「銭」という言葉が付いているように、銭湯とはお湯を貸してお金を取る公衆浴場のことを言います。温泉と銭湯との大きな違いとして比較をすると、温泉が基本的に自然によって湧出したものであるのに対して、銭湯は水道水や井戸水を人工的に沸かした公衆浴場であることが挙げられます。ただし、銭湯のなかには、指定成分が含まれた温泉の場合もあるので、全ての銭湯が温泉と別物だとは言えませんが、その数は多くはありません。
 

スーパー銭湯と銭湯の違いとは?

横浜スーパー銭湯

横浜にあるスーパー銭湯

銭湯と、銭湯にスーパーがついたものの違いとは、公衆浴場法による区分けが明確な違いです。

銭湯は「普通公衆浴場」に区分され、入湯料は各都道府県によりますが、400円~600円ほどに決められた安くて気軽に行くことができるのに対し、スーパー銭湯のような温浴施設は「その他の公衆浴場」と区分され、娯楽要素やアミューズメント性が高いものが多いと言えます。さらに、健康ランドやスパも「その他の公衆浴場」に区分されたものと言えます。

スーパー銭湯には入湯料の規定はないので、それぞれの経営者が料金を決めていますが、法律による出店の距離規制等がない分、水道料金の優遇措置や税金の減免措置はありません。そのため、料金も銭湯と比べると高めに設定されているところがほとんどかもしれません。

ただスーパー銭湯の中にも、タンクローリーで温泉を運んできたり、掘削し温泉が出て、源泉浴を楽しませてくれるところがここ数年でだいぶ増加しました。

ちょっと紛らわしいのですが、スーパー銭湯においても、源泉や温泉が注がれた浴槽は、先にまとめたように「温泉」です。
 

スパとは? 

コンラッド スパ

夜景をみながらトリートメントや施術で癒されるスパ

そもそもスパの語源は、ラテン語の「Salute Per Acqua(水の力で治療する)」、すなわちSalute=治療する、Per=~によって、Acqua=水という、それぞれの単語の頭文字を取ってSPA(スパ)と呼ばれるようになったのが語源と言われています。

つまり西欧でスパとは、療養目的の「温泉」を指すものもあるので、日本におけるスパとは全く別のものという印象かもしれません。

では日本におけるスパとは一体何なのか? 一般社団法人日本スパ協会によりますと、健康なライフスタイルの獲得を目的とした利用者を支援する、水をはじめ自然の力を利用にした各種の伝統的な療法、自然療法を総合的に提供する施設と言うことができる、とまとめられています。

要するに、日本では例え普通のお風呂であっても、ハーブやアロマオイルなどのリラクゼーション成分を入れれば、「スパ」としての基準は満たすということになりますので、エステのようにラグジュアリーな施設に多い施術のひとつが「スパ」とされています。

諸外国と日本における「スパ」に違いはありますが、人々の心身を癒す目的として生まれたものであることは共通しているのかもしれません。
温泉 イメージフォト

秋は紅葉シーズン 温泉旅もいいですね


それぞれに違いはありますが、「癒し」を与えてくれる施設ということには変わりはないので、皆様のライフスタイルの中で、一番利用しやすい場所で上手に利用して、日頃のストレスを発散してみてはいかがでしょうか?


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