PC の騒音源はここ!
PC の騒音源は、いくつもあります。簡単に言うと、「ファンがついているところ=騒音源」なのですが、HDD などドライブ類の取りつけ部で振動が起きたり、PC ケースの材質が振動に弱いものだったりしても、騒音が発生します。まさに「PC 内部は騒音源だらけ」ともいえます。
PC 内部には騒音源がいくつもある |
まず今回は、騒音が耳につきやすい電源の交換とファンを減らすことで、PC の静音化を図ります。水冷システムについては、次回取り上げる予定です。
なお、すべての PC で電源を交換できるわけではありません。国内メーカーで多数となっている、液晶一体型 PC の電源交換はほぼ不可能です。薄型ケースのものでも交換可能なものは少数で、eMachines や Epson Direct、SOTEC などで、標準的な ATX ケース&電源を使用しているものは、可能な場合が多いようです。
POWER ONE GM370PC/JP |
電源を選ぶ
電源は、PC ショップのパーツ売場で販売されています。選ぶポイントは、静音性と最大定格出力の2つです。電源は、SKYTEC(旧・SKYHAWK)の POWER ONE シリーズを選びました。同製品を選んだポイントは、以下です。
POWER ONE シリーズには、370W、470W、520W、620W の4モデルが用意されています。それぞれ最大定格出力で、同時に使用可能な電圧ごとの電力の合計値です。
GM370PC/JP の付属品 |
もし、電源の最大定格出力がパーツの必要合計電力以下だと、PC の動作が不安定になったり、起動できない場合もあります。ですから、最大定格出力は余裕のあるものを選びますが、高性能 CPU を搭載し HDD や光学ドライブを複数使用する場合以外では、350~400W で十分です。
筆者の使用環境は HDD、光学ドライブ各1台、CPU は 60W クラスのものなので、370W の GM370PC/JP を購入しました(音楽 CD 再生機能はありませんが)。
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