50代シングル女性が今からやっておきたいお金のこと
50代シングルの女性の相談を聞いていると、バリバリ働いてきた人はこれからも自分の人生を楽しみ、仕事を定年退職した後も充実した毎日を過ごしたいと考えている人も多いようです。ただ、この先のことを考えると、正直不安だらけと言う本音も……。そんな50代シングル女性がお金まわりで、今から気を付けるべき、注意したい3つのポイントについてお伝えします。ポイント1 長生きリスクを乗り切ろう
厚生労働省発表の平成28年簡易生命表によると、65歳の「平均余命」を加味した年齢は女性約89歳となります。一方、健康寿命について調べると、男女共同参画白書平成29年版では、女性約74歳という結果が出ています。この結果から、65歳以降のセカンドライフは24年間もあるのに、そのうち健康でいられるのはたったの9年間だということです。早い時期から健康寿命をどうやって伸ばすかについて真剣に考える必要があります。
健康診断で健康寿命を延ばす
会社員の方は会社で行う健康診断の検査項目を増やすことができることをご存知ですか?通常会社でセッティングする健康診断は、沢山の項目の中から基本健診+オプションという形になっています。
ご自身の検査料金負担はありますが、検査することで健康な身体である自信にもなります。
会社で行う健康診断の時に一緒に行うことには3つのメリットがあります。
1. 健康データの一括管理ができる
2. 身体の変化がわかりやすい
3. 健康維持のために改善すべき項目がわかる
もし身体に異常が発見されたときもデータが一括管理されているので、医師への提出もスムーズです。健康診断の検査項目の追加についてはお勤めの会社の総務課に相談してみてくださいね。
ポイント2 ずっと働ける自分になろう
総務省の平成29年「労働力調査」によると、65歳以上の就業者は807万人と前年に比べて37万人の増加となっています。統計からも働き続ける傾向が増えることがわかります。50代の今からずっと働ける仕事を見つけて、退職後も楽しく働き社会との接点を持ちながらセカンドライフを楽しんではいかがでしょうか?
これまでのスキルを活かした働き方をする。また、「職業訓練」を上手に利用して新しいスキルに挑戦することも可能です。資格取得をして再雇用・再就職に備えることもいいですね。
年齢を重ねると体力は少しずつ落ちてきます。セカンドライフの働き方は高賃金にはこだわらず、自分のペースで働き続けていきましょう。
ポイント3 かんたん家計管理でお金の使い方を見直そう
一般的にセカンドライフは収入が減ります。その時期になった時に「しまった!」とならないために50代以降は消費行動の見直しをしましょう。そのため今からできることは2つです。(1)年間貯蓄額のチェック
(2)家計簿を3ケ月つける
(1)年間貯蓄額のチェック方法
1.2018年1月1日の貯金残高を見て通帳分を足す(例えば、合計150万円)2.2018年6月30日の貯金残高を見て通帳分を足す(例えば、合計180万円)
1と2を比べていくら増えているか(減っているか) を確認しましょう。例の場合は30万円増えていますので、半年で30万円は貯金が増えているということになります。1年間で60万円が増えることになりますね。
(2)家計簿を3ケ月つける
ノートに書きだす、レシート管理、また、最近はいろいろな家計簿アプリがでています。ご自分にあった方法で支出のチェックをします。オススメはノートに書きだす方法です。アナログ管理ですが、自分のお金の使い方のクセがわかりその後の改善計画が立てやすいことがメリットです。改善点がわかったら行動をおこしましょう!希望するセカンドライフを実現するためにはお金だけではなく健康に気を付け、社会との接点を持ち続けながら暮らすことが大切です。
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