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SFFパソコンが増えた理由はどこにあったのか? SFFパソコンって本当にいいの?(4ページ目)

先日の小型筐体パソコンのクローズアップの続きで、本当にSFFパソコン技術の賜物で格好いいのか、もう少し突っ込んで考えてみました。

執筆者:中村 伸

多くのユーザーは、自分のパソコンにどのようなメモリがどの程度入っているかはあまり関心が無く、CPUの速度がいくつか、価格がどのくらいか等に関心を示すようです。結果としてメーカーはCPUの速度の速い、安く作れるSFFのSDRAM対応パソコンを大量に送り出してきます。また冒頭述べたように、消費電力の大きなCPUのために大型の電源を搭載すると、サイズもコストも嵩みます。ですから、なるべく小型の部品であまり高くないものを求める営業的な意味からも、SFFパソコンはメーカーの思惑に合っていると言えるでしょう。

結局ユーザは踊らされているだけ?

厳しい結論ですが、恐らくその通りだと言えます。ユーザにとって格好いい小型のパソコンは、メーカーの開発力、技術力、企業努力で出来上がったものではなく、拡張性の低減を狙った、コスト指向の性能の良くない、ご都合主義の賜物なのかもしれません。

SFFパソコンを選択する場合、増設メモリの項目にDDRDRAMの文字があるかどうか、よくチェックしていただきたいということで今回のクローズアップを締めたいと思います。

VALUESTARの仕様比較(VT700とVT500)抜粋

型名
CPU
メモリ
スロット


VT700/2A
Pentium 4/1.6GHz
256MB(SDRAM PC133)
2スロット(空き1)


VT500/2D
Celeron 900MHz
同左
2スロット(空き0)




関連リンク

→ 小型筐体パソコン(クローズアップ)
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