時短生活

夏の台ふきんは洗えるペーパータオルに賢くスイッチ!

気温や湿気が上がってくると、キッチンの台ふきんにも雑菌が繁殖しやすくなります。こまめなお手入れもいいですが、梅雨から夏にかけては、割り切ってペーパータオルに切り替えるのも手。使い捨てが気になる人でも、洗えるペーパータオルなら、気兼ねなく使えますよ!

ももせ いづみ

執筆者:ももせ いづみ

時短生活ガイド

台ふきんは、8時間放置で菌は333倍に……

セルロース

セルロースは布より吸水性に優れて乾きやすく、雑菌を溜め込みにくい素材です

以前こんな記事を書きました→「臭わない!大注目のセルロースクロスはこうして使う」。台ふきんに布を使っている人は、セルロースに変えてみたら?というお話でした。乾きやすく、雑菌を溜め込みにくいセルローススポンジやセルロースクロスは、片手でゆすぎや絞りが出来て便利なだけでなく、衛生面でも布よりすぐれた存在です。

とはいえ、こちらの「キッチン&食卓の雑菌研究所」の実験によると、布製の台ふきんを洗ったまま放置しておくことで増殖する雑菌の数は、8時間でなんと333倍なのだとか! これは衝撃です。

台ふきんを洗って室内干しを繰り返すと、さらに雑菌は増殖

台ふきんの雑菌

台ふきんは洗って室内干しするのが習慣になっていませんか? 繰り返し行うことで雑菌はさらに激増します。

また、台ふきんを洗って室内干しを続けると、さらに驚愕の結果が。食卓の水拭き・水洗い・室内干しを朝と夕方に行った2日目の朝の台ふきんからは、100万個の雑菌を検出。4日目以降になると、毎日、1億個以上の雑菌を検出。中には、18億個の雑菌を検出した日もあるのだとか!

特に梅雨時以降、気温が上がる季節は菌の繁殖力が増えます。こうなると、いくら乾燥が早いセルロースクロスであっても、梅雨時はちょっと心配です。

洗えるペーパータオルを無駄なく賢く使おう

ペーパータオル

台ふきんは布、という思い込みはさっさと手放してしまいましょう

そこで使ってみたいのが、ペーパータオルです。ただし、一度ごとに使い捨てするのは、さすがにちょっと気がひけるという人もいるはず。何より、使用量が増えるとゴミも増え、お財布への負担もかかります。

最近は洗えるタイプのペーパータオルが売られています。何度か洗って使える耐久性に優れたペーパータオルは、これまでのものとひと味もふた味も違う使い心地! いろいろ使って試した結果、使い捨て専用の不織布のダスターも売られていますが、ガイドは1つで調理にも使える、洗えるペーパータオルが一番コスパがよく、便利に使えました!

次のように使うことで、賢く無駄なく雑菌の繁殖を抑えましょう。

洗えるペーパータオルの使い方

■食卓は「今日の台ふきん」をセットして汚れたら捨てる
今日の台ふきん

家族みんながよくわかるように、食卓に「今日の台ふきん」と専用アルコールスプレーをセッティングして。一日使ったら廃棄します。

雑菌は濡れた状態を放置することで繁殖します。食卓はペーパーとアルコールスプレーで拭くことで、ペーパーが湿った状態で放置されず、菌の繁殖を防ぎます。このため、食事のたびに使い捨てるのではなく、「今日の台ふきん」として繰り返し使うことができます。汚れがひどくなければ、1日使って捨てるのもいいですし、汚れがひどければその都度変えましょう。

汚れたペーパーは洗ってすすげるので、ガス台やタイルの掃除に使ってから捨てるとムダがありません。こうして菌が繁殖する前に廃棄していくことで、布の台ふきんのように繰り返し使うことによる菌の増殖を防ぐことができます。

アルコールスプレーは自作もできますし、テーブル専用のものがいろいろ売られていますので、活用してみて。

■キッチンは1回の調理ごとに廃棄。スキージーも活用して
スキージー

キッチンにスキージーを常備することで、ペーパーが必要以上に汚れるのを防ぐことができます

調理の間にカウンターやガス台を拭くのも、洗えるペーパータオルならすすぎながら何度か使えます。一度の食事の準備や後片付けを終えたら、廃棄しましょう。

この時、以下の記事でも取り上げているスキージーを併用することで、必要以上に水分や調理中にこぼれた煮汁などで、ペーパーを汚さずに済むことができます。無駄なく使うためにもトライしてみて。

<参考記事>
シンク掃除が、これひとつで今日から激ラク!


「もったいないバランス」を取りながら、賢く使い捨てよう

フランスのキッチン

フランスのキッチンにて。チーズの空き容器を生ゴミ入れに活用。汚れたら捨てることで清潔に。合理的な「もったいないバランス」

人にはそれぞれ「もったいないバランス」があります。「使い捨て」を躊躇なくできる人もいれば、どうしても抵抗があるという人も。必要以上の使い捨ては、エコや節約の面からも避けたいところですが、もったいないからと使い続けることで、衛生面でのリスクを負うのは割が合いません。

自分なりのもったいなバランスやエコバランスをうまく取りながら、賢く使い捨てましょう。


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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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