賃貸不動産経営管理士試験はどのような試験?

学問に王道はありませんが、受験には王道があります。「彼を知り己を知れば百戦あやうからず」です。まずは、どんな試験内容なのかを知る必要があります。

過去3年分の問題を分析すると類似の問題が繰り返し出題されていることがわかります。

賃貸不動産経営管理士試験に合格する方法

2017年度賃貸不動産経営管理士試験の出題と分析。正答率はKenビジネススクール講座受講生のものです。


前記の表にある過去類似とある欄の数値は、過去に類似の問題が出題された年度と問の番号を示しています。また、復習類似とあるのは、公式テキストにある復習問題(2017年度版)の問の番号です。

2015年度および2016年度の試験問題と酷似する選択肢が出題されたものが21問ありました。また、復習問題と酷似するものは22問ありました。重複等を考慮してみると、40問中28問分は、過去問か復習問題で触れられている内容でした。2016年度の合格ラインが28点であったことから考えると、過去問と復習問題を通じて学習していれば十分に合格ラインに達することが伺えます。

また、形式的な面においては、2017年度から、通常の選択問題に加えて、個数問題が3問、組み合わせ問題が7問出題されていました。

《関連サイト》
賃貸不動産経営管理士試験の過去問と解答


賃貸不動産経営管理士試験に短期間で合格する方法

  • 1.分野別の過去問&予想問題集からスタート
出題範囲が広く、公式テキストの場合は1000頁を超えるので、問題演習を中心に学習を進めましょう。スタートする時期は前提知識の量によって異なりますが、初学者の場合は、最低半年程度の学習期間はほしいところです。受験年の6月くらいからスタートするのがベターです。

賃貸不動産経営管理士試験に合格する方法

予備校も活用すると効率よく合格に必要な知識が身に付きます。


  • 2.関連する部分をテキスト等で確認する。
問題を解いたら、必ず関連する部分をテキストや要点整理されたまとめ集で関連する事項を読み込みます。特に出題されている箇所にはアンダーライン等を引いて、後で繰り返し読むようにしましょう。

  • 3.予想模擬試験を3回以上チャレンジする。
問題集を最後まで解いたら、市販の模擬試験等を活用して、時間を図り本番同様に解いてみましょう。記憶が曖昧だった箇所、知らない内容が必ずあるはずです。再度、テキスト等で確認して、その問題をコピーしてテキストにクリップで止めておきましょう。

  • 4.予備校等の授業を活用しましょう。
法律は専門用語も多く、初学者にとったら難しく感じるものです。理解に苦しんで先に進まない場合は、悩まずに専門のスクールで授業を受けた方が、効率が良いでしょう。私は、スクールの活用はお金で時間を買うものと考えております。合格が1年遅れることを考えれば、信頼のおける講師のもとで一気に学習してしまう方が良いのではないでしょうか。

賃貸不動産経営管理士試験に合格する方法

賃貸不動産経営管理士試験は建物賃貸借に関連する法律知識が出題の大半です。賃料回収もその1つです。



宅建士試験とダブル受験すると合格しやすい?

賃貸の媒介を業とする宅建業者のほとんどがその後の賃貸管理も業としています。宅建業は公益性が強く求められているので、賃貸のあっせんをしても借賃の1カ月分以上の報酬を受け取ることが法令で禁止されています。多くの宅建業者はあっせんの後も賃貸管理を行うことでオーナー様から管理料や不動産投資コンサルタント料を受領することでビジネスを展開しています。そこで、多くの宅建業者で、賃管が会社で推奨する(費用を負担する)優良資格とされています。

同じ年度に両方の資格を取得することを考えると気が遠くなるかもしれませんが、ご安心ください。その認識は逆です。同年度にダブル受験する方が圧倒的に有利なのです。

その理由は、出題範囲が多く重複することと、改正が多い法令分野なので同年度に受験した方が改正点についても重複するからです。

具体的には、公式テキスト第4編「借主の募集・入居者募集、重要事項説明」(2問)と、同第5編「賃貸借契約・民法上の賃貸借、借地借家法上の賃貸借、連帯保証」(10問)と、同第7編「建物・設備の知識・建築法規、採光換気、建築制限と避難規程、建築工法構造、耐震診断、防火対策、昇降機等」(6問)及びその他多くが宅建試験の出題範囲と重なります。


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