台北は、現地グルメや夜市、故宮博物院など楽しめるスポット盛りだくさん。老若男女問わずリピーターも多い人気都市
＜目次＞
台湾は「LCC」がお得、台北や高雄への便がある
台湾の首都である台北へ、羽田や成田をはじめ、全国各地の空港から多くの便が運航されています。近年は格安航空会社（LCC）の便も増えたのに加え、台北だけでなく台湾南部の都市・高雄を結ぶ便などもあります。台北での利用空港は、LCCはすべて台北郊外に位置する「台北桃園国際空港」になります。市内中心部にある台北松山空港は、日本からだと羽田発着の大手航空会社のみなので注意。
台湾にLCCで行くために、航空会社や運賃、お得なセール情報、ツアーと個人旅行の比較など、台湾への旅行にすぐに役立つ賢い利用方法を、All About 飛行機の旅 / 航空券ガイドがご紹介します。
首都圏から台湾にLCCで行くには「成田空港」が便利
首都圏から台湾へに向かうのに、最も便数が多いのは成田国際空港です。大手航空会社を含めて10社が直行便を運航し、そのうち5社がLCCです。■Peach（ピーチ・アビエーション）……成田－台北（桃園）
■ジェットスター・ジャパン……成田－台北（桃園）
■タイガーエア台湾……成田－台北（桃園）／高雄
■スクート……成田－台北（桃園）※シンガポール行き
■タイ・ライオン・エア……成田－台北（桃園）※バンコク（ドンムアン）行き
ジェットスター・ジャパンは成田－台北と関西－台北も運航する
また、【タイガーエア台湾】は、台湾のLCCです。成田をはじめ、日本から台湾行きを全国各地から運航しています。台湾のLCCで、台北だけでなく高雄行きの直行便もあります。
【スクート】はシンガポール航空グループのLCCです。中型の「ボーイング787」で運航し、他のLCCより広々とした機内で、座席の前後間隔（シートピッチ）が大手航空会社のエコノミークラス並みと、快適に過ごせます。さらに、タイのLCC【タイ・ライオン・エア】が、バンコク（ドンムアン）便を台北経由で運航し、これを利用することも可能です。
スクートは中型機「ボーイング787」で、シートピッチも他社LCCより広く、機内で快適に過ごせる
「羽田」から台北へ、LCCでピーチとタイガーエアが運航
Peachは、羽田－台北のほか、成田、関西、名古屋（中部）、那覇も運航する
いずれも、羽田を早朝に出発、また台北から羽田へは深夜または早朝に到着する運航スケジュールです。仕事終わりに羽田へ行き、そのまま台北へ向かったり、台北から早朝に羽田に着いてそのまま出勤という「弾丸旅」でよく使われる路線でもあります。
ただし、深夜は鉄道やバスが動いていません。羽田空港までの交通アクセスにご注意ください。
■ Peach・・・羽田－台北（桃園）
■ タイガーエア台湾・・・羽田－台北（桃園）
大阪の「関西空港」も台湾への便が多い
Peachは、関西空港では第2ターミナルの利用で、ターミナルから飛行機まで歩いて搭乗する
■ Peach……大阪－台北（桃園）／高雄
■ ジェットスター・ジャパン……大阪－台北（桃園）／高雄
■ タイガーエア台湾……大阪－台北（桃園）
■ タイ・ベトジェット……大阪－台北（桃園）※バンコク（スワンナプーム）行き
関西国際空港を拠点とする【Peach】は、1日最大3往復を毎日運航。また、高雄便も毎日1往復で運航しています。一方、【ジェットスター・ジャパン】も、毎日最大3往復の運航。
【タイガーエア台湾】は、大阪－台北で1日最大3往復、大阪－高雄も週3～4日で運航しています。
さらに、【タイ・ベトジェット】が、大阪－台北－バンコク（スワンナプーム）を毎日運航。大阪－台北のみの利用も可能です。
名古屋「中部空港」からLCCで台湾へ行くには
マレーシアのLCC「バティック・エア・マレーシア」（マリンドエア）は大阪便を運休、中部便のみ運航
■ Peach・・・中部（名古屋）－台北（桃園）
■ タイガーエア台湾・・・中部（名古屋）－台北（桃園）
■ バティック・エア・マレーシア・・・中部（名古屋）－台北（桃園）※クアラルンプール行き
「福岡空港」から台北への便を運航するLCC
福岡空港を出発するLCC「タイガーエア台湾」の台北行き
台湾からも近い福岡は、台湾人にも人気の都市。しかし、チャイナエアライン、エバー航空、スターラックスと、フルサービスキャリア（FSC）の便もあり、FSCとLCCの競合路線となっています。
■ タイガーエア台湾・・・福岡－台北（桃園）
日本の地方空港にも就航する台湾のLCC
タイガーエア台湾は日本20都市に就航する。セールも多く、地方空港発の便も狙い目
特に、【タイガーエア台湾】は、先に紹介した成田、羽田、大阪（関西）、名古屋（中部）、福岡などに加え、函館、花巻、仙台、岡山など、日本20都市あまりに就航しています。
わざわざ成田や関西などの空港まで行かずとも、最寄りの空港からの便を利用するのが便利な場合も。また、セールも多く、都市空港発着の便が高ければ、地方空港発着の便を調べてみるのも良いでしょう。
LCCの「セール」情報をいち早く知る方法
CCのセール情報をいち早くゲットするには「メールマガジン」登録がおすすめ（Peach公式Webサイトより抜粋）
セールの情報を入手するには、インターネットでの情報収集が大事。特に、LCC各社のメールマガジンに登録しておくのが有効的です。メールマガジンはセールを行う前にほぼ必ず配信されます。ほかに、X（旧Twitter）、Instagram、Facebookなど、SNSの公式アカウントをフォローして日頃からマメにチェックする方法もあります。
LCCは個人旅行向け、旅行会社などツアーがお得な場合も
LCCの航空券は、自社の公式ホームページで販売し、それを購入するのが基本です。そのため、ツアーよりも「個人旅行」に向いています。現地の宿泊先は、自分で手配する必要があります。一方、旅行代理店が販売する、往復LCC利用でホテルがセットの「ツアー」商品を利用するのも手。航空券とホテルを別々に支払うよりお得なケースも見られます。事前に価格をチェックし、比較してみてもいいでしょう。
LCCを利用する時の注意点、大手航空会社もチェック
日本からのLCCが最も多く到着する台北桃園国際空港。ターミナルが2つあり、どちらの利用か要チェック
【LCCのメリット】
・セール運賃はもちろん、通常運賃もお得なことが多い
・航空券が片道ずつ購入しやすい
・行きと帰りで別々のLCCを利用しやすい
（大手航空会社は往復購入が基本、片道だと高額になることも）
【LCCのデメリット】
・手荷物の重量チェック、搭乗手続き（チェックイン）の時間などルールが厳しい
・チェックイン時に預ける手荷物（受託手荷物）が1個から基本「有料」
・事前座席指定、機内での飲食などすべて「有料」
・大手航空会社より欠航や遅延が生じやすい、サポートも最小限
・台北では中心部からやや離れた「台北桃園国際空港」のみ
※記事の情報は2025年2月現在
＜参考＞
・Peach（ピーチ・アビエーション）
・ジェットスター
・タイガーエア台湾
・Scoot（スクート）
・タイ・ライオン・エア
・タイ・ベトジェット
・バティック・エア・マレーシア
