犬の健康維持に、水は大切な存在

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水は体にとって重要な成分です


水は犬の健康維持や生命維持に欠かせない存在です。犬に飲ませる水の種類の選び方や、犬の水の飲み方でわかる健康状態、積極的に飲ませるためのポイントなどを具体的にお伝えします。

<INDEX>
  1. 水は犬の健康維持・生命維持に欠かせない存在です
  2. 犬にはどんな種類の水を飲ませればいいの?
  3. 犬の水の飲み方によっては病気が疑われることも
  4. 1日に水として与える量の目安
  5. 犬が水を飲んでくれないときの、ひと工夫


水は犬の健康維持・生命維持に欠かせない存在です

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犬がいつでも自由に水を飲めるようにしましょう


水は動物の体重の約67%を占め、そのうち20%を失うと命の危険もあると言われているぐらい重要な存在です。“動物が生きるために、外から摂り入れなければならないもの”のひとつであることから、水も大切な栄養素と表現されることもあります。

水は、体内のさまざまな化学反応を助けたり、体温調節をする働きも担っているほか、血液やリンパ液の成分としても存在しています。いつでも自由に清潔な水が飲めるようにしてください。


犬にはどんな種類の水を飲ませればいいの?

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水の選び方によっては、犬が体調を崩すことも


水はその成分の構成によって主に硬水、軟水に分類されています。硬水はカルシウムやマグネシウムといったミネラルが多く含まれており、日常的に飲み続けるとお腹の調子が悪くなったり、結石のリスクが高まることが考えられます。犬に飲ませる水は、軟水がおすすめです。

日本の水道水は軟水のため、犬に安心して飲ませることができます。浄水器を通したり煮沸をしてから飲ませてもいいですが、雑菌が繁殖しやすくなる可能性もあるため、室内や犬のケージに置く場合はこまめに取り替えるようにしましょう。また、浄水器のお手入れや衛生管理にも気を遣うようにしてください。

ヒトでは美容・健康作用が謳われ、話題になった水素水ですが、ヒトにおいても犬においても有効性がわかっていないようです。炭酸水は、犬が中毒を起こす成分は含まれていないと考えられますが、炭酸の刺激が強いため犬には与えないようにしてください。


犬の水の飲み方によっては病気が疑われることも

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水の飲み方も時々チェックして


犬の健康維持に欠かせない水ですが、その飲み方や量によっては病気が疑われることもあります。犬の食生活・健康管理の講座も開催している獣医師の丸田香緒里先生(Animal Life Partner代表)に、水と犬の病気の関係についてお伺いしました。

「水は体にとって大切な成分です。そのため、なるべく積極的に飲めるように食事や飲ませ方の工夫が必要です。

水を飲む量を制限したり、水を飲んではいけないという犬の病気はありませんが、自らガブガブ水を飲むようだと、それは病気のサインかもしれません。

一般的に、このように飲水量が増えているときは薄い尿が大量に出ており”多飲多尿”と呼ばれます。腎臓病やクッシング症候群など様々な犬の病気が考えられますので、疑わしいときはかかりつけの動物病院での診察の際に、尿を持って行くようにしましょう。

これらの犬の病気のほとんどは、水をたくさん飲むから尿が多くなるわけではなく、尿がたくさん出るから喉が渇くといったメカニズムになっています。つまり、たくさんおしっこをして犬の体が困っている状態なので、水を飲ませないと病気が進行してしまいます。

どんな場合でも、清潔な水を好きなだけ飲めるように心がけましょう。」


1日に水として与える量の目安

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犬の1日に必要な水分量について諸説ありますが、単純な計算方法で犬の体重1kgにつき50mlという考え方があります。ただしこれらの数字は、あくまで計算上の目安なので、犬の食事の内容や運動量、体調を観察しながら調整してみてください。


犬が水を飲んでくれないときの、ひと工夫

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風味をつけたり、温度を変えて調整してみて


犬が水分を摂り入れる方法は
  • 食事中の水分
  • 自ら飲む水
  • 栄養素が体内で完全燃焼したときに出る代謝水
の3種類です。

ですが、食事がドライフードの場合、その水分は重量の約10%以下と少なく、代謝水も水分補給が期待できるほどは発生しません。よほど喉が乾いていない限り、犬に水だけを飲ませるのは難しいことが多いので、飼い主さんのひと工夫が必要です。

犬が水を効率よく飲ませたい時のポイントは、大まかに4つあります。


1:風味のある食材を少量混ぜる
犬は基本的に、香りによって食欲がそそられる動物です。かつおぶし、すりごま、ごま油、無糖プレーンヨーグルト、無調整豆乳などを少量混ぜてみると、スムーズに飲んでくれることが多いです。

2:食事に水をプラスする
ドライフードに水をかけたり、手作り犬ごはんを与えている場合は水を入れると、食事と一緒に水が飲めるので、自然と飲水量を増やすことができます。

3:温度を変えてみる
ぬるま湯を好む犬、冷たい水を好む犬もいるようなので、温度を変えて試してみるのもひとつの方法です。温かくする場合は火傷をしないよう人肌程度にとどめ、冷たくする場合はお腹を壊すほどキンキンに冷やしすぎないように調整してください。

4:水をゼラチンで固めて水ゼリーにしてみる
お湯に粉ゼラチンを溶かして冷やし固めた”水ゼリー”にして、食べる水分補給にする方法もあります。ゼラチンによって風味がついたり、食感が変わることでおやつ気分で水を飲んでくれることがあります。


犬の飲み水の選び方まとめ

  • 水は犬の生命維持に欠かせない存在
  • 犬がいつでも自由に水を飲めるように心がける
  • 水の種類は軟水を選ぶ
  • 犬が自らガブガブ水を飲んでいると、病気が疑われることがある
  • 水を飲みたがらない犬には風味をつけたり、食事に水をかけるなど工夫してみる


【執筆協力】
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丸田香緒里 獣医師


丸田香緒里 獣医師(Animal Life Partner 代表)
日本大学卒。動物病院勤務後、飼い主様にもっと近い存在になりたいと思い「人も動物も幸せな生活が送れるためのサポート」をモットーにAnimal Life Partner設立。ペット栄養管理士など様々な資格を取得し、病院での診療や往診の他、セミナー講師やカウンセリング、企業との製品開発など活動は多岐にわたる。
ホームページ:http://animallifepartner.com/



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※ペットは、種類や体格(体重、サイズ、成長)などにより個体差があります。記事内容は全ての個体へ一様に当てはまるわけではありません。