意味のある偶然「シンクロニシティ」は、身近にたくさん生じている

意味のある偶然「シンクロニシティ」

「偶然」では片づけられないような意味のある出来事、それは「シンクロニシティ」によるものかもしれません

仕事で何か面白い展開がないかと考えていた矢先に、思いがけず新しい仕事のオファーがあり、新規分野の開拓をすることができた。「あの友人は今、どうしているだろう?」と思っていた矢先に、思いがけずその人から連絡があり、再びつながりを持つことができた。

あるいは、世の中に対してふと肯定的なイメージ(あるいは否定的なイメージ)を抱いたときに、自分の周りでも似たようなイメージを語る人が現れ、メディアでも似たようなコメントをたくさん見かけるようになった。

こうした偶然と思える出来事はまったくの偶然なのではなく、今、その時のその人にとって、あるいは世の中にとって、意味のあることとして起こっているという考え方があります。このように、意味のある偶然の一致を「シンクロニシティ」(共時性)と呼びます。

私の日常でも生じている「シンクロニシティ」の数々

「なぜこのタイミングでこの出来事が舞い込んできたのだろう?」そう感じて頭をひねることはありませんか?

「なぜこのタイミングでこの出来事に遭遇したのだろう?」 そう感じて頭をひねった経験はありませんか?

ちなみに、私もカウンセリングの仕事を行っていると、「これはシンクロニシティなのかも?」と思う出来事によく遭遇します。たとえば、私がある分野についての知識を得た途端に、そのそばからその情報を必要とする相談者が現れたり、その分野の執筆の仕事の依頼が舞い込んできたりするのです。

先日は、私があるニッチな分野の本を読んでいた頃、カウンセリングの場にやってきた相談者が偶然その本に関する話題を持ち出し、「なぜこの人は、今日この場でこの本のことを話し始めたのだろう?」と内心不思議に思いながら、その本の内容について会話をしたこともありました。

そうした出来事がたくさん起こると、「これは偶然ではなく、シンクロニシティなのかも?」と捉えた方が合理的に思えたりします。

シンクロニシティから考える「マイナス思考」の怖さ

そして、こうしたシンクロニシティをたびたび実感するようになると、「マイナス思考」の怖さを考えずにはいられなくなってきます。人々の心が奥底でつながり、シンクロニシティが生じているのだとしたら、ネガティブな思いを抱くだけで、その思いに共通する出来事が共時的に生じていくかもしれない、と思うからです。

また、そもそも自分がマイナス思考の状態でいると、人生にも共時的にネガティブな出来事が生じやすくなるのかもしれません。

たとえば、お金への不安にしがみついている時には、自分を豊かにしてくれるものにめぐりあうことができず、つまらない物をつかまされて損をしたり、必要のないものに散財するような出来事にたびたび遭遇してしまうことがよく起こったりします。逆にお金への不安からふと解放された途端に、自分に思いがけない福を与えてくれるチャンスによくめぐりあったりします。

こうした似たような出来事への遭遇を、単なる偶然とは片付けられないような気がします。

ポジティブなシンクロニシティがよく起こるのはなぜ?

逆に、自分自身の心を豊かにして、人や物事に対してポジティブな視線を向けて生活していれば、なぜだかわからないけれど、自分や社会が豊かになる出来事や情報が共時的に生じたりするのかもしれません。

私は特に、カウンセラーとして相談者の話を聴く仕事をしているので、私自身ができるだけポジティブな視点を持つことの大切さを実感しています。これはシンクロニシティであるかどうかは分かりませんが、私自身がポジティブな視点でいると、特別なアドバイスをしているわけでもないのに、相談者の悩みがひとりでに解決していくという現象がよく起こったりします。また、相談者に必要なよい情報が飛び込んでくることもよくあります。

もちろん、シンクロニシティは意識次第で生じさせられるものではありません。しかし、みなさんの人生にも、きっと気づかないうちにたくさんのシンクロニシティが生じているのではないかと思います。

ぜひ身の回りに生じている出来事を「単なる偶然」「不思議な出来事」と片付けず、似たような出来事が共時的に生じている意味を感じてみてください。人生や世の中に対する見方が変わっていくかもしれません。
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