1人目育児は暗中模索、2人目育児でやっと肩の力が抜けた!
1人目と2人目の育児はまるで違います
よくある育児スローガンに「肩の力を抜いて、育児を楽しみましょう!」とか「ただ子供を愛しめばいい」というものがありますが……従いたくてもそんな気持ちになれないし、フワッとしていてよくわからん、と思う人も多いのではないでしょうか?
私も例外ではなく、1人目育児のときは暗中模索で、2人目の時になんとなく「ああ、これが肩の力を抜く、というか手を抜くということなのか」と分かってきたところ。
というわけで、みなさまの育児の参考になれば幸いと、1人目と、2人目の育児を比べて「鈍感になっていい、子育ての手の抜きドコロ」について実例を公表します。子供の年齢は、0~2歳くらいの頃を振り返っています。
<目次>
おむつ替え! 青い線が出たら即取り換えるべき?
おむつ替えのタイミングで悩んだことも
【1人目育児の時】
青色線を見ると「替えた方がいいのかな?」と思ったり、実母がせわしく「色が変わってるわよ!かぶれちゃうから替えて!」と指示出し。加えて長男はオナラをすると、ついうんちがちょこっと出ちゃう体質で、時には1日20回くらいオムツを取り替えていました(うんちは仕方ない)。
しかし数ヶ月後にかかりつけの小児科医から言われたことは、
「おしりのかぶれの原因はほとんど、おしりふきで何度もゴシゴシ拭いてしまうから」。
約30年前の育児常識からアップデートしてないひと世代前の母たちは、布おむつをもとにかぶれを忠告してきますが、今は紙おむつが進化しまくった21世紀。前述の小児科医のコメントを実母に伝え、納得してもらおうとしましたが……できない様子。悲しいかな、人は一度確信を得たことを簡単には変えられないようです。
【2人目育児の時】
母「青い線になってるよ!」
私「あっそ、替えたければどうぞ、どうぞ~」。
こうかわせるだけでだいぶラク。ウンチの時は替えますが、今では「青線」が搭載されてないオムツを使っています。
ちなみに、おしりにブツブツは上の子、下の子で1回ずつくらいありましたが、すぐに治りました。
泣いたら即あやすか否か?
泣いたらすぐ抱く? しばらく様子を見る?
【1人目育児の時】
親子間の信頼関係は抱っこで培われるという説をもとに、とにかく抱き、話しかけ、あやしていたら見事、左手が腱鞘炎に。結婚指輪も1年つけられず。
【2人目育児の時】
家事やら1人目の世話をするために「エルゴで抱っこ/おんぶ」がデフォルトに。ここだけの話、エルゴ+大判のファッションケープで歩きながら授乳したこともあります(人様に気付かれないほどナチュラルないでたち)。
そのためなのか、下の子はあまり泣かず、泣いたら急いで抱きに行ったという記憶もありません。腱鞘炎にはなりませんでしたが、肩と背中が凝りすぎて、足がしびれて歩けなくなり、整形外科に通いました。
また、おんぶしながら重い荷物を持って、背中の筋肉がはがれるという事態にもなり、身体の衰えをひしひしと感じています……。
今の結論は、母親の身体に負担がかかるなら、置いておこう。です。
離乳食は家族や睡眠は「家族や上の子と一緒」!
母親学級に行って習った教科書どおりの離乳食
【1人目育児の時】
離乳食専用にニンジンやかぼちゃ、じゃがいもをゆでてすりつぶして冷凍。おかゆも2~3日分冷凍。
【2人目育児の時】
家族で食べる「みそ汁の具」を活用。じゃがいもやにんじんを味噌汁に入れ、食べるぶんだけその場でつぶして食べさせる。
母乳やミルクを飲んでいるので、栄養は足りるでしょうし、赤ちゃんの気分で食べないときも、こちらの気持ちはヘコみません!2人目の赤ちゃんは、あっという間に大きくなって、気づけば通常食を食べているというものです。
■就寝時間
【1人目育児の時】
睡眠で脳が作られるから、0歳児は19時に寝るべし!と本で読み、1日のサイクルの「お手本」をまま実践。
【2人目育児の時】
上の子と自分も一緒に3人で21時就寝(別々で寝かしつけも、早めの同時寝かしつけも失敗に終わる)。
トイトレも育児も「頑張りすぎず周りに頼る!」
自治体の勧めに従って絵本の読み聞かせをスタート
これまたひと世代前の常識は、布オムツを使用し、2歳くらいでオムツを卒業していましたが、今では3~4歳で外れる子の方が多いようです。しかし、私の母は息子のオムツをどうしても2歳までに取りたいようでした。
【1人目育児の時】
1歳3ヶ月あたりから、おまるの練習開始。実際にオムツを卒業したのは4歳間近。
【2人目育児の時】
保育園で練習が始まり、2歳間近でトライ。数回に1度成功。
■夫の育児への関わり
【1人目育児の時】
出張が多く、1ヵ月の半分不在。私はワンオペ育児。私が病気のときは他県に住んでいる両親を頼る。
【2人目育児の時】
夫は半ば「初めての育児」。オムツ替え、入浴、家事などをやってもらうように何度か交渉。そうでないと、こちらの体力・精神力が持ちませんでした。
母親のメンタル安定が最重要説
母親だけではなく、みんなで子育てをしよう
日々進化(時には退化?)してゆく子育て論。現在の時点では子供たちにとって一番大切なのは、「お母さんの心の安定&人生を楽しんでいること」だというではないですか。「お母さんは太陽でいればOK」ということですね。
だからといって、お母さんが無理やり太陽になることはありません。なれないときは、その原因を探って家族で解決すべし、と思っています。
子供に24時間つきっきりでストレスが溜まっているならば、旦那さまやご両親、外部のベビーシッターや一時預かりサービスを利用しても良し。そこに罪悪感を感じてしまう必要は全くありません。
だって、子供の社会性が広がるかもしれません。
たまにはカフェでゆっくり読書でも
子供の立場になってみれば、自分を押し殺して我慢している母親よりも、楽しそうにしている母親と一緒にいた方が気持ちがいい……これは母親にとって聞こえのよい話ですが、私はそう信じています。
さて、子育てに鈍感力を発揮すれば、よい循環が生まれそうです。
「鈍感力でお母さんたちに心の余裕→子供を素直にかわいいと思うシーンが増える→母親の安定したメンタルにより子供が安心→子供の情緒が安定」
さあお母さん、自信を持ってトライしてみてくださいね。
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