三重のご当地グルメ「津ぎょうざ」は給食から生まれた?
三重のご当地グルメ「津ぎょうざ」とは、直径15センチのアツアツの揚げ餃子です。1985年頃津市の学校給食から生まれた人気ナンバーワンメニュー。津市教育委員会の栄養士さんらが、普通のサイズの餃子だと一人分のメニューで、たくさんつくらなければいけないけれど、大きな皮に包んで油で揚げれば、栄養もあるし子どもたちも喜ぶことから考えたそうです。給食調理員さんもひとつひとつ餃子を包む手間が省けて大助かりですね。ご当地グルメとしてB-1グランプリに出場した津ぎょうざ小学校は、「2016東海・北陸B-1グランプリin坂井」でゴールドグランプリを受賞、「2017東海・北陸B-1グランプリin富士」ではブロンズグランプリを受賞しました。(津ぎょうざ小学校とは、市民ボランティア中心の有志による団体)
津ぎょうざの大きさはお椀と同じぐらい!(美濃味匠津チャム店)
2008年10月の津祭りで、市民団体「津市元気大学」が津ぎょうざを試験販売したところ、大好評。それがきっかけとなり、親子で食べている給食メニューが、全国的なご当地グルメに成長しました。最近では伊勢参りの途中で津市に寄って、津ぎょうざを食べる人が増えているそうですよ。
津ぎょうざの定義は「直径15センチの皮を使うこと」と「油で揚げること」の2つとされています。中身の具は自由。現在、津ぎょうざ協会加盟店は二十数店舗あり、それぞれのお店が具や包み方に工夫を凝らしています。食べ歩きも楽しそうですね。
津ぎょうざを盛り上げる「学習帳」と、精霊「つつみん」
津市観光協会の皆様が手に持っているのは津ぎょうざ学習帳です
津ぎょうざ小学校では指定教材として「津ぎょうざ学習帳」を発行しています。津ぎょうざ学習帳には、津ぎょうざの説明、三重県津市の基礎知識、津ぎょうざ協会加盟店の紹介とレシピが記載されています。(お問合せ先 津市観光協会 電話 059-246-9020)
これはぬいぐるみのつつみんでイベントのときはもっと大きくなります
津ぎょうざの人気店「いたろう」へ
今回ガイドは、津新町駅から徒歩7分の「ラーメンいたろう」に伺いました。地元では「津ぎょうざなら、いたろう」という声が多く、インターネットで情報発信を続けて来られている有名店です。出てきた津ぎょうざは大きい! 以前違うお店でいただいた津ぎょうざよりも、一回り大きく感じました。具の中身が違うことは当然ですが、皮の包み方でずいぶん変わるものなのです。
皮はぱりぱり、中はアツアツの津ぎょうざ
いたろうの外観です
今回津ぎょうざの取材でお世話になった、いたろうの森正章店長さん
■ラーメンいたろう
http://itarou2.mie1.net/
三重県津市丸の内4の20
電話 059-223-1600
営業 11:30~14:00、17:30~21:00
休み 日曜日夜・月曜日
駐車場 3台
津ぎょうざ協会加盟店の中のおすすめ店
■力士料理金鍋(ちゃんこのおつゆ入り、津ぎょうざ茶漬けのメニューあり)三重県津市南丸の内9の43
電話 059-224-0075
営業 11:30~14:00、17:00~22:00
休み 火曜日(不定休)
駐車場 20台
■たろうの店「ようこそ」(ジビエ使用)
三重県津市美杉町太郎生1943-2
電話 059-261-2600
営業 木曜日9:00~16:00
土・日10:00~15:00
駐車場 3台
■心楽食堂(具がマグロ)
三重県津市栄町2丁目423ボアンソレイユ1階
電話 059-226-6693
営業 11:00~14:30、16:30~21:00
休み 日曜日
駐車場 4台
津駅に隣接しているチャムにて四店舗が津ぎょうざを販売しています。駅ビルなので駐車場はありません。休日は1月1日のみです。
津駅に隣接しているチャムで津ぎょうざを提供しているお店の案内
電話 059-229-2401
営業 10:00~20:00
■天はな津駅チャム店
電話 059-213-7340
営業 11:00~22:00
■そじ坊津駅チャム店
電話 059-213-6580
営業 11:00~22:00
■満笑亭津チャム店
電話 059-213-5002
営業 11:00~22:00