ARMS発売! でもランク戦にでれない!?
思った以上にシビアな戦い、基本をバッチリ抑えて勝利を目指しましょう!
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格闘ゲームの高速で複雑な操作にはついていけないけど、駆け引きの醍醐味は楽しみたいという人にはオススメですが、適当な操作でパーティーゲーム的に楽しみたい、という方には不向きでしょう、という記事です。
そして、実際にARMSが発売されてみると、事前に感じていたよりもはるかに奥の深いゲームで、強いものが勝ち、弱いものが負けるシビアなゲーム性が露わになりました。どのくらい厳しいかというと、オンライン対戦にはみんなでワイワイといろんなゲームを楽しむパーティマッチと、真剣勝負でランク付けされるランクマッチがありますが、おそらく買ったばかりの人の多くは、ランクマッチの出場権を勝ち取ることすら難しい、という感じではないでしょうか。そう、ランクマッチに出場するにはそもそも資格が必要で、コンピューターを相手に戦うグランプリモードで、10段階あるうちのレベル4をクリアする必要があります。
そしてこのレベル4というのが、まあ相当に難しいんです。グランプリモードは10戦勝ち抜かなければいけませんが、最初は1戦目から大苦戦して全く勝てない、という人も珍しくはないでしょう。
というわけで、ランクマッチに出場するべく、基本のテクニックについてご紹介したいと思います。今回お話するのは、特定のキャラやARMを使った必勝法や、CPUの癖をついた勝ち方ではなく、広く使えるARMSの基本の話です。これができれば、グランプリもぐっと勝ちやすくなりますし、ランクマッチに出てもきっちり戦えるはずですよ!
安易に飛ばない、安易に投げない
腕は2本しかありません。両腕を使う投げはリスクの高い攻撃です
確かに、ジャンプはとても強いアクションです。相手のパンチをよけることもできますし、的を散らすことができます。一方で、跳んだら、落ちなければいけません。そして、飛ぶのは自分の意志ですが、落ちるのは意志の介在しない行動です。そして、空中にいる間はガードをすることができません。
跳ぶ時は、相手にその隙を狙われないようにする工夫が必要ですし、それができなければ跳ぶべきではありません。相手に着地を狙わせないようにかく乱するのは、色々な方法があります。しかし、まずはいったん、跳びたい気持ちをぐっと我慢して、ダッシュでパンチを確実に避けることから始めましょう。慣れてきたら、ジャンプを色んなタイミングで少しずつまぜて、行動の幅を増やすようにまぶしましょう。
同様に隙の大きい行動として、投げがあります。投げは入ればダメージも大きく、確実にダウンがとれる強力な攻撃です。そして、とても気持ち良いので、たくさん狙いがちです。しかし、ARMSにおける投げは両手を使う隙の大きな行動でもあります。相手の虚をつけるタイミングで使わなければ、投げれないばかりか、逆にその隙をついて投げられてしまいます。
まずは相手に隙を見せない、攻撃を当てられない行動を目指しましょう。CPU相手もそうですし、これはランクマッチに出た後も、とても重要なことです。
着地を狩って、起き攻めしよう
いいね持ちもいいですが、ジャイロがうまく操作できないという人は、Joy-ConグリップやProコンとローラーを使うのも良いでしょう
同様に、投げを打ってきた時もチャンスがあります。それこそ、ここぞとばかりに投げをジャンプで避けて投げ返したり、片手のパンチで投げを打ち落とし、もう一方の腕で攻めるなど、チャンスがあります。
相手に攻撃を当てて、ダウンをとれたら起き攻めです。相手がダウンしている隙にチャージして、起き上がりにピッタリ攻撃を繰り出し、プレッシャーをかけましょう。これも、タイミングを合わせることがポイントです。
ラッシュを当てる、ラッシュに当たらない
ちなみに、Joy-Con横持でも遊べたりします。2人で遊ぶ時には便利ですね
当たり前ですが、大事なことは、ラッシュに当たらないことです。相手のラッシュゲージが貯まったら、警戒して、攻撃よりも避けることを重視しましょう。ジャンプや投げはもちろん、通常のパンチも、簡単には出さない方がいいです。いつでもダッシュで避けることができる状態を意識して、片手のパンチで牽制しながら、相手の出方をうかがうのが良いでしょう。ジャンプしながら両方の手でワンツーをくりだす、なんて行動を繰り返していれば、当然着地にあわせてラッシュが飛んできますよ。また、単純に距離をとることも有効です。
そして、自分のラッシュゲージが貯まったら、決して適当に打ってはいけません。基本は、2つあります。1つは、相手のジャンプや攻撃の隙に発動すること。攻撃時や、ジャンプの着地時は防御ができません。もう1つは、なるべく近くで発動すること。隙をついたつもりでも、相手との位置が遠ければ、こちらのパンチが届く前にガードする時間を与えてしまいます。
その両方をあわせた技術として、ガードキャンセルからのラッシュ発動、というテクニックがあります。相手のパンチをガードした時に、ダッシュボタンを押すと、ガード状態をキャンセルして前にダッシュすることができます。これで、相手の攻撃にあわせて、なおかつ距離を詰めつつラッシュを発動することで、かなり当てやすくなります。
もちろん、こちらがガードするということは、相手にとっては投げのチャンスということでもあります。でも、投げは隙のある攻撃だということは既に学んでいますよね。ガードをするといっても適度にダッシュや攻撃を織り交ぜて、狙いを散らす行動をとっておくことは不可欠です。
トレーニングで練習しよう!
ARMSは思った以上にシビアな対戦ゲームですが、だからこそ、きっちりゲームを理解して、練習すれば、成果がでます(イラスト 橋本モチチ)
これらのテクニックを練習する時は、トレーニングを使うのがオススメです。トレーニングはちょっと分かりにくい位置にあるのですが、バーサスモードの1番下から入ることができます。
敵の攻撃をしっかりよけて攻撃する練習は「連打をかわせ!」、着地狩りは「ジャンプ対策訓練!」や「パンチを当てろ! 中級」に「パンチを当てろ! 上級」でも、投げの対処は「投げられるな!」、ラッシュの練習は「必殺技を決めろ!」が有効です。
さて、ここまでは広く使える基本のテクニックということでしたが、最後に、各キャラクターごとの癖をついた対策についても、ざっとではありますがご紹介しておきましょう。ボスキャラについてもお話しますので、ネタバレが嫌な人はご注意ください。
スプリングマンは体力を4分の3削ったら、常にチャージ状態になります。ラッシュなどで一気に勝負をつけましょう。多段ジャンプのリボンガールは縦方向に強い「バーチカル」などのARMが有効です。ニンジャラは投げが多いのでガードは少なめに、投げは片手で弾いて攻撃しましょう。マスターマミーはガードが多いので投げが有効です。スーパーアーマーがあるメカニッカは普通に攻撃してもダメージは少なく反撃も受けます。チャージ攻撃を心がけてください。
ツインテーラは、空中チャージから距離の長いダッシュが繰り出せますが、その着地時に大きな隙があります。着地狩りが重要です。バイト&バーグは、バーグを倒してしまえばスキルを封じたも同然です。バイトのダウンをとるたびに、バーグをコツンとやっておきましょう。トライデントのように横に攻撃範囲がひろいARMだと楽です。
キッドコブラは、相手をコマボードから落とし、自分はコマボードに乗り続けるように意識しましょう。DNAマンは正面の攻撃につよいARMを持っているので、チャクラムなどの大きくカーブするARMで対抗しましょう。
10回戦で出てくるマックスブラスはスーパーアーマーを持ち、さらに体力4分の1になるとスプリングマンのように常にチャージ状態となります。チャージ攻撃主体で削り、最期はラッシュで一気にとどめをさします。
さらに、ラスボスのヘッドロックは、腕が6本あるというデタラメな相手。真正面から攻撃するなら、ドラゴンなどのレーザーで攻撃できるARMが相殺されにくくオススメです。もしくは、チャクラムなど、カーブして横から当てることのできるARMもいいでしょう。また、転倒させてからの起き攻めは相手の腕が何本あっても関係ないですから、きっちりと狙っていきましょう。
真正面から打ちあうと、6本のARMでこちらの攻撃は相殺されて、一方的に打たれかねませんから注意が必要です。また、今回ご紹介したガードキャンセルダッシュからのラッシュは、6本の腕で次々攻撃してくるヘッドロックには通用しない場合が多いです、こちらもご注意ください。
さてさて、それでも、どうしても、グランプリのレベル4がクリアできないという方もいるかもしれません。そんな時はどうするか…1回忘れましょう。オンライン対戦はランクマッチだけではなく、パーティマッチもあります。そして、パーティマッチならランクマッチ程のシビアな戦いではないカジュアルに楽しむことができます。楽しんでいれば、ファイトマネーも貯まり、ARMも増えていくでしょう。ARMが増えていくことでクリアが容易になることもあります。まずは楽しみながら、ARMの強化をすることをオススメします。
ぜひ、基本を押さえて、ARMSを楽しんでみてください。バーネ、バーネ!
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