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ハードとサーバ側の設定方法 XP/Me/98でインターネット共有1

インターネットをWindowsXP/Me/98SEの機能だけで共有するための方法を連載しています。初回は、ハードウェアの設置方法とサーバ側のコンピュータの設定方法を解説します。

岡田 庄司

岡田 庄司

LAN・無線LAN ガイド

ライター歴は20年以上。パソコン通信時代からネットワークに興味を持ち、LANや無線LANが一般に普及する前からLANの話題を追いかけ続けている。著作はすでに40冊を超え、テクニカルライターとしても活動している。

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WindowsXP/Me/98SEでインターネットを共有(1)

Page1:ハードウェアの準備
Page2:サーバコンピュータの設定
Page3:サーバ作動確認

■はじめに          

インターネットの共有は、通常ルータを使うことが多いのですが、Windowsの機能を使って共有することもできます。ただし、ルータによる共有と異なるところはインターネットに直接接続しているコンピュータには常に電源を入れておく必要があることです。

ここでは、ADSLまたはCATVで接続されているインターネットの接続を共有してみましょう。サーバとなるコンピュータにはWindowsXPが、クライアントとなるコンピュータにはWindowsMeがセットアップされているとします。そのほかの組み合わせでも、設定はウィザードを利用しますから、特に違いはありません。WindowsXPには管理者権限でログインしているとします。

なお、Windows98にはインターネット接続の共有機能がありません。同機能がサポートされているのは、Windows98SE以降ですから注意してください。

■ハードウェアの準備    

サーバとなるコンピュータには、ネットワークカードを2枚設置する必要があります。
NIC1:ADSLまたはCATVのモデムからのLANケーブルを接続するカード
NIC2:ハブ経由でクライアントとなるコンピュータに接続するためのカード

利用するケーブルは、すべてストレートケーブルです。もし、ハブを使わないでNIC2とクライアントコンピュータを直結するのであればクロスケーブルを利用します。

              サーバ        
ADSL/CATVモデム――NIC1
               NIC2
                | クライアント
               HUB――NIC3
                |
                + ――NIC4
                  クライアント

ネットワークカードが正常に組み込まれると「ローカルエリア接続」アイコンが2つ表示されるはずですから確認してください。

2つアイコンが表示される
 

 

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