WindowsXP/Me/98SEでインターネットを共有(1)
Page1:ハードウェアの準備
Page2:サーバコンピュータの設定
Page3:サーバ作動確認
■はじめに
インターネットの共有は、通常ルータを使うことが多いのですが、Windowsの機能を使って共有することもできます。ただし、ルータによる共有と異なるところはインターネットに直接接続しているコンピュータには常に電源を入れておく必要があることです。
ここでは、ADSLまたはCATVで接続されているインターネットの接続を共有してみましょう。サーバとなるコンピュータにはWindowsXPが、クライアントとなるコンピュータにはWindowsMeがセットアップされているとします。そのほかの組み合わせでも、設定はウィザードを利用しますから、特に違いはありません。WindowsXPには管理者権限でログインしているとします。
なお、Windows98にはインターネット接続の共有機能がありません。同機能がサポートされているのは、Windows98SE以降ですから注意してください。
■ハードウェアの準備
サーバとなるコンピュータには、ネットワークカードを2枚設置する必要があります。
NIC1:ADSLまたはCATVのモデムからのLANケーブルを接続するカード
NIC2:ハブ経由でクライアントとなるコンピュータに接続するためのカード
利用するケーブルは、すべてストレートケーブルです。もし、ハブを使わないでNIC2とクライアントコンピュータを直結するのであればクロスケーブルを利用します。
サーバ
ADSL/CATVモデム――NIC1
NIC2
| クライアント
HUB――NIC3
|
+ ――NIC4
クライアント
ネットワークカードが正常に組み込まれると「ローカルエリア接続」アイコンが2つ表示されるはずですから確認してください。
2つアイコンが表示される