細身男性でもOK! メンズファッション着こなし術
90年代に登場したファストファッションも、15年以上の歳月を経て、その品質は大幅に向上しました。もはやセレクトショップブランドまで行かずとも、十分おしゃれを楽しめる時代になったのです。ところが、各社Sサイズを試着したとき、違和感をもつ人もいらっしゃるのではないでしょうか?なぜなら、セレクトショップのサイズ感より気持ち大きめな気がするからです。感度が高い20~30代をターゲットにしたセレクトショップに比べ、幅広い世代をターゲットにしたファストファッションの弊害だと私は見ています。
「プロの目線で、ユニクロも好印象!」という異名をもつ、のべ4,000人を超えるビジネスマンの買い物に同行してきた私が、細身体型に合うプチプラ活用法を教えます。
<目次>
体重55キロ以下の細身男性のパンツを着こなすユニクロ活用術!
たとえば、ジーンズ!ユニクロの店舗での最小サイズは28インチですが、オンラインストア限定で27インチから販売されていることをご存知でしょうか?ウルトラストレッチスキニーフィットジーンズの28インチであっても、ケースバイケースですが、55キロ以下の方ではサイズが大きい事もあるのです。その場合、オンラインストアの27インチで対処できます。それでもサイズが大きい場合、私はあえてレディースを紹介しています。
もちろん、レギンスジーンズやボーイフレンドデニムなど、メンズが履けないデザインもあります。ところが、ウルトラストレッチスキニーフィットジーンズのレディースは、体重55キロ以下の男性が活用しても違和感がありませんでした。ただし、ふくらはぎのフィット感に注意が必要です。
レディースのスキニージーンズはメンズ以上にテーパード(裾にかけて細くなるデザイン)の効きが強く、ふくらはぎのカタチが強調されすぎるリスクがあります。そのあたりのさじ加減を判断しながらチョイスすることで、細身体形であってもユニクロで十分ピタッとしたパンツが手に入ります。
ジャケット・シャツなどボタンを留める上半身は、メンズ・レディースでボタンの位置が逆ですが、ジーンズの場合、男女ともボタンの位置も一緒だからこその活用法です。
ツープライススーツ量販店のジャケットお直し活用!
では、ジャケットなどボタンの関係上レディースを活用できない場合、どういう方法があるのでしょうか?もちろん、ファッションビル・セレクトショップを探すことでタイトな服を扱っていることもあります。ただし、デザインの特徴が強すぎるリスク、お値段が高いというリスクもあることでしょう。
私はツープライススーツ量販店をお薦めしています。この10年の間でビジネスファッションのカジュアル化が進み、スーツ量販店であってもカジュアルで着るジャケットなど置かれています。とくに、紳士服量販店が20~30代をターゲットに据えるツープライススーツ量販店では、細身のタイプも取り揃えています。
とはいえ、これらのジャケットも体重55キロ以下の場合、大きすぎるリスクがあります。だからこそ、お直しが重要です。これはスーツ量販店だからこそのサービスです。身幅といって胴回りを最大4センチ詰めることができます。また、長すぎる袖もケースバイケースですが最大1.5センチまで詰めることが可能です。これらのお直しサービスも一か所あたり1500円程度とリーズナブルに体に合わせることがお薦めの理由なのです。
Tシャツ・インナーの縁取りが男女兼用?無印良品の商品をチェック
ジャケットのインナーとして無印良品を使うこともあります。通常レディースのTシャツは、その襟の縁取りなどからレディースを感じさせる雰囲気が出ています。ところが、無印良品のレディースでは、メンズが着ても違和感ないようなTシャツがVネック・クルーネックともあるからです。
もちろん、少々袖は短く、ピタッとしています。メンズのSサイズで大きい場合、レディースのLサイズくらいでジャストになる場合が多いのかもしれません。1人でレディースを試着する勇気はないかもしれませんが、女性の友人など、誰かにお願いしてついてきてもらえばよいのではないでしょうか?
仕方なく大きめの服を着ていた細身体型の方にとって、レディースという選択肢は目からうろこではなかったでしょうか。ぜひ、チャレンジしてみてくださいね。
【関連記事】