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アラフォー既婚者の女性に聞いた、極上セフレの作り方

アラフォー既婚者の女性で、「セフレ」がいる人は珍しくない。ただ、セフレだと思っていたら相手が恋愛感情を抱いていたり、嫉妬してきたりとめんどうなことにもなりかねない。極上セフレといい関係を作るためには、どんな秘訣があるのだろうか。

亀山 早苗

執筆者:亀山 早苗

恋愛ガイド

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セフレと不倫相手は違う? アラフォーで既婚者の女性の意見とは

既婚者なのにセフレがいる。これは不倫なのか。

既婚者なのにセフレがいる。これは不倫なのか。

「セックスを楽しむ」ことを目的にした男女の関係をセックスフレンドというのは周知のとおり。だが、女性はどうしてもそこに恋愛感情が入り込むことが多く、純粋なセックスフレンドと割り切ってつきあうことができないと思われがちだ。

確かに独身だと、まずは「恋愛感情」に流されやすく、巷には「セフレから本命になる方法」などの記事があふれている。しかし、既婚女性の場合は、むしろ恋愛感情が入り込んだら困るという人も増えている。

既婚だから「恋愛」に踏み込むのは躊躇する。だが夫とはセックスレスだし、性欲をひとりで解消するのにも飽きてしまった。なにより人肌が恋しい……。そんなときどうするか。
   

恋愛相手ではない、極上セフレを持つアラフォー既婚者女性たち

家庭外に、セフレを作る妻たちの行動とは

家庭外に、セフレを作る妻たちの行動とは

「極上セフレを作ればいいんですよ」

ノリコさん(42歳)はにこやかにそう言う。結婚して17年、高校生と中学生の子どもがいるが、40歳になったのを機にセフレを作り始めたのだそう。

「最初は偶然だったんです。独身時代の元カレに偶然会って……。夫とセックスレスだったので、たちまち元カレとのエッチにのめりこんでしまったんですが、ふと気づいたら子どもから頼まれたことをすっかり忘れていて。これではいけない、もっと割り切ってセックスだけ楽しまなければ! と考え直しました。元カレにもそう話して、それからは月に1回、エッチするだけの関係を続けています」

だが、彼女にはもうひとりセフレがいる。こちらは10歳年上の前の職場での上司だ。

「元上司にも、家庭を大事にしたいからセックスだけの関係ね、と言っています。でもそこに、ある種の愛情はあるんですけどね。
私の場合は、相手の人間性までわかっていないとセフレにもなれない。だけど友だちの中には、本当に割り切って相手の素性がわからないままセックスだけ楽しんでいる女性もいます」


そのあたりは考え方次第だろう。ただ、ノリコさんは、セフレがふたりになったことによってどちらかに執着することがなくなったという。単に精神的なリスク分散というだけではなく、ふたりの男と違うセックスを楽しむことで、「恋愛とは異なる、セフレのよさ」を味わうことができるのだそうだ。

「人類愛みたいなものはあるけど、恋愛ではありません。不倫って、相手の奥さんに嫉妬したり、自分の恋愛感情に苦しんだりするでしょう? それはほとんどありません。セックスという点だけで強固につながってはいるけど、それほど長く続くとも思っていないし。いつでも関係に変化があって会えなくなっても不思議はない。その覚悟はあります」
 

「極上セフレ」の定義とは

「どちらも極上のセフレだと思ってます。私の“極上”の定義は、セックスの相性が合うのは大前提。あとは、束縛しないこと、その場だけでいいからきちんと愛情を持ってくれること。それと、家庭を詮索しないこと、ある程度の経済力があることも。ふたりとも私にお金を出させることはありません」

パートで仕事をもつノリコさんが自由になる時間は、週に1度か2度、昼間の4~5時間だ。

「元カレとは会ってすぐホテルに行ってから、どこかで遅いランチをとることが多いですね。元上司とはホテルで落ち合って、ひたすらいちゃいちゃします。私はこの人に本当のオーガズムを教えてもらいました。何度でもどこまでもイケるのが女なんだ、と。私に少しMっ気があるのを見抜いてくれたのも彼。今は縛られながらされるのにはまっています」

セフレのよさとは、自分自身をどこまでも解放できることだとノリコさんは言う。

「お互いにセフレだという共通認識があると、セックスでどこまで楽しめるか、どこまでふたりで極めていけるのか、という目標ができるんですよね。恋愛とは違うけど、同志みたいな連帯感がある。どうせセフレを作るなら、そういう目標がないとつまらない気がするんです」
 

「セフレ狩り」をする女性が実践する、極上セフレの作り方

行きつけのバーでセフレ狩り?

行きつけのバーでセフレ狩り?

「最初は出会い系などを駆使していたんですが、なかなかいい人に出会えなくて。ただ、うちは実母と同居なので、夜遅くなっても大丈夫なんですよ。だから行きつけのバーなどで知り合った人とセフレになることが多いですね」

と語るジュンコさん(38歳)は、ひとりのセフレとは半年以上つきあわないと決めている。

「私はセフレって、長くつきあってはいけないと思っているんです。情が移るから。長く続いて“恋愛みたいなこと”になると困るんです」

子どもがまだ小さいこともあり、セフレと会うのは月に2度までと決めている。ここまであっさりしながらも、セフレがほしい理由は何だろう。

「自分が女だと自覚したいから……かな。夫とも仲はいいんですよ。ただ、夫は長期の海外出張が多いから、肌がさみしくてたまらない。私はフルタイムで働いているので、残業だの接待だのといって、“セフレ狩り”に出かけているんです(笑)」

セフレに愛情を求めているわけではない、純粋に人肌と快感を求めているのだとジュンコさんは言う。

「私が極上セフレだと思うのは、家庭がうまくいっている人で、連絡先を聞いてこない人。バーで何度か会って隣に座ってしゃべっているうちにその気になったら、こっそり外で待ち合わせてホテルへ行く。これが極上セフレの作り方です。店にも悟られないよう気配りしてくれる、口の固い人がいいですね。嫉妬も無用。お互い大人なのだから、大人のつきあいができないと困ります」

男性から「冷たい」となじられたこともあるが、「お互いに結婚しているのだから、スマートにつきあいましょう」と言い放ったという。
 

不倫よりもあっさりした関係のセフレ

「だって家庭を壊す気がないのに、愛だの恋だのというのはおかしい。あくまでもセックスだけのおつきあい。それがセフレでしょ? 楽しいと思えない人とは早めに手を切ることにしています」

連絡先も知らない、半年以内に関係を切るなど、なんともすごい割り切りようだが、たまに同じような考えの男性に巡り会うこともあるのだという。

「そういうときはうれしくなります。おお、同志って感じ(笑)。そういう男性が増えてくれるといいんですけどね」

さわやかに笑うジュンコさんには、迷いはないように見える。

既婚だからこそ、極上セフレと極上の関係を作れると言いきったノリコさんとジュンコさん。女性たちのセックスへの感覚は、ますます進化しているのかもしれない。

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