PMS症状対策にヨガやウォーキングなどの運動は効果的?
月経前に起こる腰痛もPMSによくみられる症状の一つ
■PMSの主な症状
- 下腹部症状……下腹部痛(下腹部膨満感)、腰痛等
- 血管神経症状……頭痛、肩こり、めまい、耳鳴り等
- 精神症状……イライラ、怒りやすい、落ち着きがない、憂鬱
- 消化器症状……食欲が増す、胃痛、吐き気、下痢、便秘
- 水分代謝症状……むくみ、体重増加、尿の量が減る
- 乳房症状……胸が張る、乳房痛
- 皮膚症状……ニキビ、しみ、あざが目立つ、肌荒れ
- その他の症状……疲れやすい、動悸、不眠、おりものの量の変化
このような症状がみられると、安静にしているほうがいいと思われがちですが、身体を動かさない状態で過ごしていると活動量が減って筋肉が緊張したり、全身の血流が悪くなって疲労感が増したりすることが考えられます。ヨガやウォーキングなどの軽い運動で、PMS症状対策をしている方もいらっしゃるようですが、これらの運動は実際に有効だと考えられます。憂うつなPMSの時期も、無理のない範囲で身体を動かすことを心がけてみましょう。
PMS改善に5つのストレッチ…症状への対処法
身体を動かすと、心も自然と前向きに明るくなりやすいと言われています。気持ちの落ち込みが見られる「うつ」のような症状に対し、運動療法を取り入れて改善させる方法は広く知られているところです。痛みが悪化しない範囲で身体を動かすことには、心身ともにリフレッシュ効果が期待できます。はじめはストレッチや自重トレーニングなど負担の少ないものを選んで行うようにしてみましょう。■PMS対策に試したい「膝倒しストレッチ」
寝転がって膝を左右に倒して体幹をひねるストレッチ
■PMS対策に試したい「キャットエクササイズ」
四つんばいの状態でネコのように背中を丸めたり反らしたりして骨盤周辺部の筋肉を動かそう
■PMS対策に試したい「ヒップウォーク」
座った状態でお尻から骨盤を押し出すように歩いてみよう
■PMS対策に試したい「ヒップリフト」
お尻をキュッと締めることでヒップアップにもつながるエクササイズ
■PMS対策に試したい「スクワット」
スクワットをすると腹圧が高まってPMS特有の腹痛が軽くなるかも
運動をしない状態でいると身体の冷えを感じたり、血流が滞ってしまったりする一因ともなります。また骨盤周辺部の筋肉を使うことで骨盤の動きがよくなり、PMS特有の症状をやわらげる効果も期待できます。運動そのものに心身のリフレッシュ効果が見込めるので、起床時や就寝前などのちょっとした時間に、できるものからぜひ行ってみましょう。