チェインメイル……ジャパニーズチェーンの編み方とは?
大きな丸カンを小さな丸カンでつないで編み上げる「ジャパニーズ」。かつて日本の鎖帷子(くさりかたびら)にも用いられたことがその名の由来です。丸カンの配置によって印象が変わるので、覚えておくとアレンジが効きますよ!材料(ダイヤ形のモチーフ1つあたり)
- 丸カン 大……18個 ※サイズはレシピに準ずる
- 丸カン 小……32個 ※サイズはレシピに準ずる
※使用する道具と持ち方は、ビザンチンチェーンの編み方の記事を参照してください。
ジャパニーズチェーン モチーフひとつぶんの編み方
1.効率よく作業するための下準備として、使用する丸カンのうち、大サイズは開き、小サイズの3分の2ほどの数を閉じておきます。 2.開いた丸カン大に閉じた丸カン小4個通し、閉じます。さらに丸カン大1個を加えて閉じ、左図の状態にします。 3.2.で通した小2個に丸カン大1個通し、その丸カン大に閉じた丸小4個通して、閉じます。
さらに丸カン大1個加えて閉じ、左図の状態にします。 4.丸カン小2個を、3.の丸カン大2個に加えます。
この丸カン小2個をAとします。 5.新たな丸カン大を、Aと、2.で通していた丸カン小2個に通し、新たな丸カン小4個(B)を通して、閉じます。
同様に丸カン大1個を加えます(新しく通した丸カン2個には★がついています)。 6.新たな丸カン大を、Bの右側2個と、新たな丸カン小4個(C)に通し、閉じます。
同様に丸カン大1個を加えます。すでに通している丸カン小4個をDとします。 7. 新たな丸カン大を、Cの右側2個(図中に印は記載していません)、Bの左側2個、Dの左側2個、新たな丸カン小2個(E)に通し、閉じます。同様に丸カン大1個を加えます。 8. 新たな丸カン大を、E、Dの左側2個、新たな丸カン小2個(F)に通し、閉じます。
同様に丸カン大1個を加えます。 9.新たな丸カン小4個を加えます。すでに通している丸カン小2個はHとします。 10.新たな丸カン大をH、Gの右側2個と、新たな丸カン小4個(I)に通し、閉じます。
同様に丸カン大1個を加えます。 11. 新たな丸カン大を、Iの左側2個と、Gの左側2個(図中の印はありません)、8.で通したF、新たな丸カン小2個(J)に通し、閉じます。
同様に丸カン大1個を加えます。 12. 新たな丸カン大を、Iの右側2個と、J、に通し、閉じます。
同様に丸カン大1個を加えます。
これで、ジャパニーズのモチーフが一つ完成です。次に、連続して編む方法をご紹介します!
ジャパニーズチェーンの編み方つづき
13.新たな丸カン小2個(L)、新たな丸カン小4個(K)を加えます。 14. 新たな丸カン大を、L、Kの右側2個、新たな丸カン小2個に通し、閉じます。同様に丸カン大1個を加えます。
新たな丸カン小2個(L2)を加えます。 15. 新たな丸カン大を、Kの左側2個、L2、新たな丸カン小2個(M)に通し、閉じます。
同様に丸カン大1個を加えます。 16. 新たな丸カン小4個(N)を加えます。
14で通した丸カン小2個をOとします。 17. 新たな丸カン大を、Nの右側2個、O、新たな丸カン小4個(P)に通し、閉じます。
同様に丸カン大1個を加えます。 18. 新たな丸カン大を、Pの左側2個、Nの左側2個(図中の印はありません)、M、新たな丸カン小2個(Q)に通し、閉じます。
同様に丸カン大1個を加えます。 19. 新たな丸カン大を、Pの右側2個、Q、新たな丸カン小4個(R)に通し、閉じます。
同様に丸カン大1個を加えます。
あとは、手順13に戻り、必要な長さになるまで編み続けます。
スムーズに制作するポイントは、丸カン大で丸カン小をすくうこと。「丸カン小で丸カン大をつなごう」としても、うまくできません。かならず、この原則を守ってくださいね。
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