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「ベタ付かない住まい」にするためにできること

梅雨時から夏場にかけて湿気が上がり、床や壁、あるいはどことなく「ベタ付いた」感じが、住まい全体にまとわりつきがち。この「ベタ付き感」は、どうすれば無くすことができるのでしょう。今回は5分で出来る、その方法を幾つかご紹介します。

藤原 千秋

執筆者:藤原 千秋

家事・掃除・子育てガイド

たとえ亜熱帯でもリゾートなら不快じゃないものの

たとえ亜熱帯でもリゾートなら不快じゃないものの……

梅雨から真夏、秋口にかけて、温暖湿潤気候というより亜熱帯気候ではないかと言いたくなるほど、高温多湿になる日本。雨量も多く、実際6月から10月にかけての平均湿度は札幌、東京、福岡いずれにおいても70%以上を推移しており、土地を問わず「湿気」対策は快適に住まう上での大きな課題と言えます。

そんなこの時季、床や壁に限らず、「どことなくベタついた感じ」が住まい全体にまとわりつきがちです。この不愉快な「ベタ付き感」は、どうすれば軽減することができるのでしょう。今回はそのためにできる、5分でできる対策のいくつかをご紹介したいと思います。


ベタつき感の原因とは

およそ真冬の住まいでは感じることの無い、この独特な「ベタ付き感」。その主原因には「湿気」(高湿度)が挙げられますが、それ以外にも「手のひらや足の裏から出た汗(皮脂)」や「調理中にキッチンから発生した油煙」「タバコのヤニ」「屋外から入ってきた煤煙(ばいえん)」「皮脂や油煙プラスほこり」「湿気プラスほこり、人やペットのフケなど」等々、さまざまな生活の芥が影響しています。

さらには、それらを菌床に繁殖するバクテリアも一役買っているといえるでしょう。べたっとする皮膚感覚に加えて悪臭も感知するなら要注意です。


「床」をベタつかせないためにできること

■床(フローリング)はクエン酸水(酢)で拭く
スリッパやルームシューズを脱ぎ、裸足で歩くことの多いこの時季のフローリング床。この時季の拭き掃除には、濃度5%程度のクエン酸水(なければ酢)を使うのがおすすめです。界面活性剤のヌルつきがなく、仕上がりがサッパリします。掃除機だけでは吸い込みにくい、部屋の隅っこなどの静電気をまとったホコリもスッキリ。ちなみにワックスかけをするならば、蒸し暑い時季は避けたほうが賢明です。

畳は熱い布で拭くと独特のいい匂いがしますよ

畳は熱い布で拭くと独特のいい匂いがしますよ

・じゅうたんは、「熱々タオル拭き」
フローリング同様、裸足で歩き回るせいでか「足の裏アブラ」でベタ付きがちな畳やじゅうたん。これらは、薄手のタオル(いわゆる粗品タオルのようなもの)を湿らせて固く絞り、500Wの電子レンジに30秒ほどかけた「熱々タオル」で拭くと見違えるようにサッパリします。

畳は目に沿って、じゅうたんは毛足を起こすように。また洗濯可能なラグやマットならば洗濯して晴れた日に干し、元に戻すと、なぜかその周辺のベタ付きごと解消されます(おそらく周囲の湿気やホコリを強力に吸い上げるため)。

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