航空券/空港・機内の過ごし方

チェックイン手続きと空港での過ごし方(3ページ目)

空港に着いたら、チェックインや保安検査などはできるだけスムーズにクリアしたいもの。そうして出発までの時間をリラックスして過ごすことも旅を充実させるポイントです。今回はその方法について解説しましょう。

執筆者:秋本 俊二

「ナリタナカミセ」と「ナリタ5番街」

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2007年4月にオープンした「ナリタ5番街」
セキュリティーチェックを済ませたら、あとは機内への搭乗が始まるまで、空港の各施設を利用してのんびりと時間を過ごしましょう。

成田空港では、第1ターミナル南ウイングに2006年夏にオープンした免税ブランドモール「ナリタナカミセ(narita nakamise)」に続き、2007年4月には第2ターミナルに「ナリタ5番街」がデビュー。出国審査場を抜けると、その先に日常とは別世界の華やかな空間が出現します。「ナリタ5番街」を訪れてまず印象的なのが、目の前に現れる滑らかな曲線のゆったりした通路です。空港のショッピングゾーンというと、海外では各店舗をまっすぐに配置した直線的なつくりが多い。それを「ナリタ5番街」では、曲線を生かした独特な回遊式レイアウトにデザインしました。前に進まないと先の様子が微妙に見えない構造が、利用者たちの好奇心を駆り立てます。

あの先まで行くと、何があるのかな? そんな期待に胸をふくらませ、奥へ奥へと気持ちが誘われます。この免税ブランドモールでショッピングを楽しむ若い夫婦は、こう話していました。

「フライトは夕方なので、もっとゆっくり家を出てもよかったのですが、出発時間まで家でじっとしているよりはさっさと空港に行って買い物をしたほうがいいねって話し合ったんです。これだけお店や施設が揃っていれば、早めにチェックインを終えても退屈することはありませんね」

空港はかつてのような単なる“旅の通過点”ではなく、いまや旅のひとつの“目的地”に変わりつつあるのかも知れません。出発までの時間を思うままに過ごすのはいいですが、買い物に夢中になり過ぎて予定のフライトに乗り遅れることのないよう、どうかくれぐれもご注意を!

 

ラウンジで過すリッチなひととき

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JALも新しい空港ラウンジを07年に開設
ファーストやビジネスなどの上級クラスを利用する際は、空港ラウンジで過ごすひとときも楽しみの一つでしょう。成田空港では2006年から2007年にかけて、各社のラウンジリニューアルや新設のラッシュが続きました。その始まりは、06年6月の第1ターミナル新南ウイングの誕生に端を発した成田空港の大改造プロジェクトです。エアライン各社の再配置計画で、第1から第2へ、第2から第1への“引っ越し”にともない、多くのエアラインが自社専用ラウンジの新設や大幅リニューアルに着手。その動きは07年に入っても止まらず、エールフランス航空ヴァージンアトランティック航空カンタス航空などが相次いで新ラウンジをオープンしました。同年7月にはJALも、日本最大の約4,000平方メートルの空間に新ラウンジを完成させています。

また同じ年の3月には、関西国際空港にユニークなラウンジがオープンしました。旅客ターミナルビル2階北側のエリアに誕生した「KANKU LOUNGE(関空ラウンジ)」です。一般用の「Relaxation Lounge」と関空カード会員専用の「CLUB LOUNGE」があり、空港へ来た人なら誰でも利用できます。インターネットカフェを融合した日本初の24時間空港ラウンジで、個室ブースのほか、オープンスペースやグループスペースも選択できる便利なラウンジです。30分利用で300円からと、値段も手ごろ。入口の受付けでいっしょになった年配のビジネスマン氏は「ふだんは利用する航空会社のラウンジを使うのですが、時間帯によってはどの会社のラウンジも混み合うようになってきたので、最近はもっぱらここに来てフライトまでの時間を過ごしています」と話していました。
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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。

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