札幌に来たら食べずには帰れないご当地ラーメン!
お寿司にウニ丼、イクラ丼。ジンギスカンもあれば今や全国ブランドとなりつつあるスープカレー……。北海名物数々あれど、やっぱり札幌と言えばラーメン抜きでは語れません。「あまたある札幌ラーメン店、はたしてどの店に行ったらハズレないか」とお悩みの方。道産子グルメならなんでもござれ!という北海道ガイドが、自分の舌で確かめた「極旨ラーメン店8選」をご紹介いたします。
<目次>
ブログ、雑誌でランキング入りの人気店 ワンコインで満足!絶品コスパラーメン店 個性が光るラーメン店
麺屋 彩未(さいみ)
並んでも食べておきたい、彩未の味噌
豚骨と魚介をベースに2種類の味噌をブレンドして作ったスープはリッチながらまろやかなコクがあり、味噌を意識させない独特の味。チャーシューの上にのったすりおろしの生姜があとくちをさっぱりさせてくれ、あっという間に麺を完食、スープも最後の一滴まですすり尽くしてしまいます。味噌ラーメンが大好きという方なら、並んででも一度は食べておきたい「札幌の味」ですよ。
麺屋 彩未のDATA
住所:札幌市豊平区美園10条5丁目3-12
電話:011-820-6511
営業時間:11:00~15:15 17:00~19:30
定休日 :月曜、他月2回の不定休有り
最寄り駅 :地下鉄東豊線 美園駅
えびそば一幻 総本店
濃厚なエビの旨み、一幻のえびそば
札幌ラーメンのニュートレンドとも言えるエビスープの元祖、一幻のえびそば。大量の甘エビの頭でとったダシにエビ油、エビ粉を加えて作ったという濃厚スープは旨みが凝集されており、その味は未体験ゾーンです。
地元ラーメン雑誌のランキングでベスト3に入ったという実力派で、スープだけでなくえび風味の天かすやエビ粉などトッピングもすべてエビ。スープは「そのまま、ほどほど、あじわい(各780円)」の3種類からエビと豚骨の比率を調整できる、また麺の太さも細麺か極太でチョイスできるなど、自分好みの味をオーダーできるのもここの魅力です。すすきの総本店の他、新千歳空港にもお店があるので、飛行機の待ち時間に食べることもできますよ。
えびそば一幻 総本店のDATA
住所:札幌市中央区南7条西9丁目1024-10 南七条ビル1F
電話:011-513-0098
営業時間:11:00~翌3:00
定休日:水曜日
最寄り駅:地下鉄南北線 中島公園駅
公式サイト:http://www.ebisoba.com/
吉山商店 創成橋店
独特の製法で作る焙煎ごまみそらーめん
「味噌ラーメンと言えば吉山商店」というぐらい、地元ファンからの人気が根強い店。定番のしょうゆ、しおや「札幌油そば」という変わり種メニューもありますが、オススメは中華鍋で味噌を焦がすという独特の製法で作る「焙煎ごまみそらーめん(税込780円)」
ほんのり甘みのあるまろやかな味噌味のスープと香ばしいごまの相性は抜群で、一度食べたらクセになってしまうこと請け合いです。東区の本店や札幌中心部の創成橋店の他、JR札幌駅の隣、エスタ10階にある「札幌らーめん共和国」にも出店しているので、札幌観光の合間や列車の待ち時間を利用して気軽に立ち寄ることができます。
吉山商店 創成橋店のDATA
住所:札幌市中央区南1条東2丁目1-3 和興ビル1F
電話:011-221-0785
営業時間:11:00~15:00、17:00~21:00 (土・日・祝は 11:00~21:00)
定休日:月曜日
最寄り駅:地下鉄東西線 バスセンター前駅
公式サイト:http://www.yosiyama-shouten.com/
昭和ラーメン ふくや
昭和の味、ふくや
シンプル・イズ・ベスト……。しおと醤油のたった2アイテムメニューで、そのお値段税込み500円という「ガチンコ勝負」の店、昭和ラーメンふくや。その名前の通り「昭和」を意識させる飾りっ気ないお店の前の駐車場は、お昼時だけでなくいつの時間帯も車で溢れています。
昔風の麺、シンプルなのにコクのあるスープ、定番のシナチク、ネギ、そしてその下には真面目に作られたチャーシュー2枚が存在感たっぷりに自己主張しています。気取った店にありがちな意表をつく「味の仕掛け」やパーフォーマンスなど一切なしの、ラーメンとスープの旨さだけを求めたお店。無口で頑固そうな親父さんが、カウンターでラーメンができるのを待つ客の前で黙々と麺をゆであげるその姿が印象的でした。
昭和ラーメンふくやのDATA
住所:札幌市西区二十四軒3条4丁目2-2
電話:非公開
営業時間:11:30~21:00
定休日:水曜日
最寄り駅:地下鉄東西線 二十四軒駅
サッポロ赤星
ワンコインの星、サッポロ赤星
札幌のディープなアーケード街、狸小路の端にある超人気の庶民派ラーメン店、サッポロ赤星。ランチタイムはもとより、夕方でもお店の前には行列ができていますが、それもそのはず、ここの塩と醤油は今どき嬉しい税込みワンコインの500円!もちろん安いとから言ってもスープ、麺ともに一切手抜きなしです。
そのままでも充分ラーメン通を満足させる味ですが、お店のオリジナル調味料「さばにんにく粉」(無料)や「赤玉」と呼ぶ辛み肉団子(100円)加えると、スープの味はますますコクを増し、イッキに完食してしまいます。「札幌の美味いラーメンを気軽に食べてもらいたいので、苦しくても500円という値段にこだわっている」という店主の心意気が嬉しいお店です。
サッポロ赤星のDATA
電話:011-272-2065
営業時間:11:00~23:00
定休日:無休
最寄り駅:札幌市電 西8丁目駅
ラーメン櫻島 本店
このチャーシューの迫力!櫻島ラーメン
「旨いラーメンを語るに、札幌か鹿児島かなどの看板は関係なし!」。そんな硬派のラーメンマニア達が開店前の店頭で行列を作っているお店が、札幌に西区にあるラーメン櫻島本店。こちらは「麺やスープもさることながら、とにかくチャーシューを思いっきり食べたい」という方には特にオススメのお店です。
まずは見よ、この看板メニュー「櫻島ラーメン(税込880円)」を! 厚切りの炙りチャーシュー、角煮、ボリュームあるチャーシューのトリオがラーメン鉢を覆いつくし、麺の姿を隠してしまうその迫力たるや感動モノです。女性なら大判のチャーシューが入る「一枚チャーシュー麺」でも十分堪能できます。それと、番外情報ながらお店にはこの角煮が入った「煮豚カレーライス」と言うメニューもあり、チャーシュー大好きという方はこちらも要チェックですよ。
ラーメン櫻島のDATA
住所:札幌市西区西野4-3
電話:011-667-1321
営業時間 :12:00~20:00 (スープが無くなり次第終了)
定休日 :月曜(祝日の場合は翌日)
最寄り駅:地下鉄東西線 発寒南駅
Q(きゅう)
パスタスープ感覚のニューウェーブ麺、Q
昼はラーメン店、夜は焼き鳥ダイニングという「二刀流」のお店、Q。新得や知床の道産地鶏に煮干し、昆布、サバ節、アジ干しなど加えて丹念に作り上げたスープがお店の自慢です。
メニューは、さっぱりした風味を醸し出す醤油味の清湯(ちんたん) と濃厚な塩味の白湯(ぱいたん)の2種から選べますが、オススメは白湯(税込830円)。まるでポタージュのようにトロトロの白湯スープで食べる極太平打ちの麺は、ラーメンというよりモダンなパスタ の感覚。チャーシューも豚と鶏の両方が入っており、二つの味の食べ比べが楽しめます。「今までの札幌になかった味を届けたい」との願いで開店したというニューウェーブのラーメンは、味にうるさい札幌っこの舌を魅了しています。
QのDATA
住所:札幌市中央区北1条西2丁目1-3 りんどうビルB1F
電話:011-212-1499
営業時間:11:00~15:00
定休日:日曜日
最寄り駅:地下鉄東西線、南北線 大通駅
らーめん 麺GO家
口中に広がる感動!麺GO家の極
2016年10月に札幌の西区でオープンしたニューフェイス、らーめん 麺GO家。「うちは横浜家系なので、やっぱり看板メニューは豚骨醤油で……」という店主さんのイチオシを横暴にも無視してまでここにご紹介したい品が、鶏白湯・極(きわみ、税込800円)です。とろりと白濁したスープを含んだ瞬間、口に広がったそのインパクト……。一気に「極スープの虜」になってしまいました。
新鮮な丸鶏にモミジ(足先)などのコラーゲンでとろみを出したというこの白湯スープは、こってり、まったり、クリーミーな味の中にほんのりとした甘みがあり、汁が絡みやすいように特注したという少し太めの麺とのコンビネーションは抜群。トッピングのレタス、水菜、煮卵も特製で発注するというこだわりの麺も、さらには本来スーパースターであるはずの蒸し鶏チャーシューまでをも「スープを引き立たせるための脇役」たらしめている鶏白湯の味……。これぞまさに「極」の名に恥じぬ逸品と言えましょう。
らーめん 麺GO家のDATA
住所:札幌市西区西野4条6丁目2-1 澤田ビル
電話:090-2811-8967
営業時間:11:00~22:30
定休日:月曜日(祝日の際は火曜日)