ステーショナリー・文房具

自由に使えるマンスリーノート

マークス「EDiT」の新作手帳「月間ノート」。特長は開放感のあるマンスリーページ、そしてタップリとあるノート(5mmドット)。スマホで細かな予定を管理し、主な予定を俯瞰したいという方にオススメ。

土橋 正

執筆者:土橋 正

ステーショナリーガイド

今やほとんどの予定はメールでやってくる。それらをそのままパソコンやスマホのスケジューラーに登録できる便利な世の中になった。書き写す時に間違えてしまうこともなくスムーズではある。その理由から基本の予定はスマホで管理という人も増えてきているようだ。ただ、スマホ一辺倒ではちょっと見づらいことがある。それは予定を俯瞰する時だ。予定に近づいてひとつひとつをじっくりと見るのには、スマホはとてもいい。しかし、予定から数歩下がって数ヶ月単位で見渡すとなるとスマホではやりづらい。こうした理由からだろうか、最近はマンスリー手帳が注目されはじめている。このマークス「EDiT」月間ノートもそうしたひとつだ。

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マークス「EDiT」月間ノート 全5色 各1,500円+Tax。
「ペーパーバック」というタイプで紙の質感がたっぷりと味わえる。背には寒冷紗を用いている。



開放感のあるマンスリーページ

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A5変形サイズ。A5より一回りコンパクト。

 

サイズは、A5変形、A5正寸を重ね合わせると横に1cmほど、縦に1.5cmほど小さい。握りやすいコンパクトさがある。ページを開くと、まず見開きに3年分(2017年、2018年、2019年)のカレンダーがある。次に2017年のイヤープラン。面白いのは単なる数字だけのカレンダーではなくブロックスタイルになっていて小さいながらも記入できる。(次ページに2018年分もある)

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2017~2019年の3年分のカレンダー
 

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2017年のブロックカレンダー(次のページには2018年もあり)


さらにページをめくっていくと、2017年~2018年をどう生きていくかを左ページに、そして右ページには実際にどう生きてきたかを書き込むスペースとなっている。

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2017年~2018のPLANとREVIEWを記入するページ


そして、メインとなる月間スケジュールページへと続いていく。この手帳は2017年3月から2018年3月までという仕様。このマンスリーページがとても開放感がある。一般にマンスリーはブロックタイプとも呼ばれ、一日一日がまさにブロックのように四角く囲われている。これにはそのブロックがない。あえて言葉で表現するならば「横スライドスタイル」とでも言ったらいいだろうか。縦の線はなく、1週目、2週目という横のラインがあるだけ。

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このマンスリーフォーマットで個人的にはうれしかったのは、6週目対応されているところ。一般に5週目までのマンスリー手帳が多い。


考えてみれば、私たちの予定というのは、たとえば8日~10日まで展示会、という具合に横に流れていくものが多い。つまり、マンスリーの予定を見る時の視線は横に移動させることがよくある。このフォーマットはその視線移動にしっくりとくる。

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複数日の予定が書きやすい


もちろん、水曜日を起点に1週目、2週目と視線を縦に動かすことだってある。その時のために、各曜日の境には短い縦インデックスがあり、各日付にもそれにつながる小さな縦線がある。それを結んで見立てていけば縦の予定もチェックできる。

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曜日の境界に短いインデックスがある


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5mmドット罫。1日の記入スペースに6行分あるのでタップリ書ける。1日の予定としては十分だ。


各マンスリーページの間には、見開き2ページでざっくりと6等分されたフリーノートがある。ここはその月のタスクを書いていくのにいい。6エリアあるので、6週間分と見立てて書き込むこともできる。

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このように1ヶ月を6週分に分けて、タスクなどを書き分けられる



タップリ書けるノートページ

マンスリーページ以降には、140ページに及ぶノートが用意されている。こちらもマンスリーと同じ5mmドットフォーマット。タップリとしたページ数なので、別にノートを持つ必要もなくなる。ドットは控えめなブルーなのでドットに縛られずにスケッチや図なども自由に描いていける。

マンスリー手帳というと、記入できるスペースが少ないと言われがちだが、これはA5(変形)というある程度の大きさがある。もし書ききれなかったら次のノートページに書いていくこともできる。マンスリーの弱点をほどよくカバーしてくれている。スマホとは別に予定の俯瞰、そしてタップリとノートを使いたいという方にちょうどいい手帳+ノートだと思う。

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商品名に「ノート」とあるように後半のほとんどはノートになっている


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ノートは自由に描ける5mmドットフォーマット


マークス「EDiT」3月・4月始まり手帳
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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