開放感のあるマンスリーページ
サイズは、A5変形、A5正寸を重ね合わせると横に1cmほど、縦に1.5cmほど小さい。握りやすいコンパクトさがある。ページを開くと、まず見開きに3年分(2017年、2018年、2019年)のカレンダーがある。次に2017年のイヤープラン。面白いのは単なる数字だけのカレンダーではなくブロックスタイルになっていて小さいながらも記入できる。(次ページに2018年分もある)さらにページをめくっていくと、2017年~2018年をどう生きていくかを左ページに、そして右ページには実際にどう生きてきたかを書き込むスペースとなっている。
そして、メインとなる月間スケジュールページへと続いていく。この手帳は2017年3月から2018年3月までという仕様。このマンスリーページがとても開放感がある。一般にマンスリーはブロックタイプとも呼ばれ、一日一日がまさにブロックのように四角く囲われている。これにはそのブロックがない。あえて言葉で表現するならば「横スライドスタイル」とでも言ったらいいだろうか。縦の線はなく、1週目、2週目という横のラインがあるだけ。
考えてみれば、私たちの予定というのは、たとえば8日~10日まで展示会、という具合に横に流れていくものが多い。つまり、マンスリーの予定を見る時の視線は横に移動させることがよくある。このフォーマットはその視線移動にしっくりとくる。
もちろん、水曜日を起点に1週目、2週目と視線を縦に動かすことだってある。その時のために、各曜日の境には短い縦インデックスがあり、各日付にもそれにつながる小さな縦線がある。それを結んで見立てていけば縦の予定もチェックできる。
各マンスリーページの間には、見開き2ページでざっくりと6等分されたフリーノートがある。ここはその月のタスクを書いていくのにいい。6エリアあるので、6週間分と見立てて書き込むこともできる。
タップリ書けるノートページ
マンスリーページ以降には、140ページに及ぶノートが用意されている。こちらもマンスリーと同じ5mmドットフォーマット。タップリとしたページ数なので、別にノートを持つ必要もなくなる。ドットは控えめなブルーなのでドットに縛られずにスケッチや図なども自由に描いていける。マンスリー手帳というと、記入できるスペースが少ないと言われがちだが、これはA5(変形)というある程度の大きさがある。もし書ききれなかったら次のノートページに書いていくこともできる。マンスリーの弱点をほどよくカバーしてくれている。スマホとは別に予定の俯瞰、そしてタップリとノートを使いたいという方にちょうどいい手帳+ノートだと思う。
*マークス「EDiT」3月・4月始まり手帳