30代で住まいを建てる家庭が増えています。子育て真っ最中ともなると、計画時点での子供の年齢に気を取られがちですが、その後の成長に対応できる収納が必要です。そんな収納を子供部屋の形と一緒に考えてみましょう。


部屋の用途を決める

ベッド下を収納として活用することも

ベッド下を収納として活用することも

子供部屋といっても、その使い方は各家庭によって違います。勉強する、寝る、遊ぶ要素を全て盛り込むこともあれば、勉強や遊びは家族共同の部屋で行うというケースも。そこには家庭での躾や教育観が関わってきます。そして住まい全体で、子供部屋をどう位置づけるか。その用途を定めたうえで、ベッド、机、棚などを揃えていくことになります。

子供部屋にそうした家具を置くことを考慮すると、クローゼットは造り付けにして室内空間を確保するというのが一般的です。そのときに、最も面積をとるベッドの置き場とクローゼットとの関係を検討しておかないと、小さな部屋ではクローゼットの開閉ができないという問題が起こることもあります。間取りの計画段階で、家具のレイアウト図をつくるのが必須です。


部屋に収納家具を収める

寝室にも応用可能。棚があると身支度品の整理が簡単

寝室にも応用可能。棚があると身支度品の整理が簡単

子供部屋に収納するのは、衣類だけではありません。むしろ教科書やプリント、そして趣味のものなど、クローゼットにしまうには適さないモノが多いのです。しかも、成長とともに変化する持ち物にも対応できる収納がなければなりません。

とはいえ部屋の広さは限られています。収納量が増えたり種類が変化するたびに、無闇に家具を買い足して狭苦しくなるのも困りものです。その解決策として、収納家具の置き場所をあらかじめ想定しておくのが現実的。そして、そこに家具があってもなくても、無駄にならないスペースのとり方にも工夫します。

では、どうしたら有効なスペースのとり方になるかというと、ポイントは30cm。壁から壁の間に、奥行き30cmの棚が置けるように、窓やクローゼットの位置を決めることです。すでにクローゼットがある部屋なら、加えたいのは本棚のような収納家具なので、30cmもあれば十分に収まります。


造り付けと置き家具のダブル収納

部屋の広さは5畳なのに広く使える。<a href="http://www.muji-village.com/">MUJI VILLAGE</a>

部屋の広さは5畳なのに広く使える。MUJI VILLAGE

同じ広さの部屋でも、凹凸のない部屋は広く感じます。そして、床面が四角くまとまって空いていることで落ち着いた部屋になり、居心地のよい空間に仕上がります。こうしたメンタルな効果も無視できない要素です。

反対に、構造上で凹凸のある部屋になってしまう場合は、くぼみを収納家具用に活かしてもいいでしょう。奥行き30cmのくぼみなら、例えば無印良品のパルプボードボックスのような家具が置けます。さらに後から買い足して、並べたり積んだりできるものにすると子供部屋には便利です。そしてその棚にカゴや箱を組みわせれば、細かいモノの整理に役立ちます。

こうして、造り付けのクローゼットに、室内の収納家具を組み合わせることで、子供部屋での収納が完結します。ところが、もっと狭くてクローゼットもない部屋はどうしたらいい? そんな厳しい条件でも解決策があります。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。