松本隆一の値引き生情報「CX-5の競合にはハリアーとフォレスターが有効」
雑誌「月刊自家用車」で私が担当する「松本隆一の値引き生情報」に寄せられた読者からの値引き体験談をお届けするこの連載。今回はマツダCX‐5の値引きを狙う神奈川県在住の44歳会社員・X氏からのレポートです。
CX-5には、X氏が競合車として選んだハリアーとフォレスターは大いに有効で、とくにハリアーには強く反応します。また、エクストレイルをぶつけていくのも効果が得られるでしょう。X氏がお住まいの地域にはマツダの販売店は1社しかありませんが、地域によっては経営資本の異なるマツダの販売店が存在するので、当然ながらCX-5同士の競合を!
では、X氏からのレポートをどうぞ!
売れ行きは減速、値引きは加速!?「実印攻撃」でとどめを刺した!
2016年8月末で車検切れの現車(ハリアー)が13歳と高齢につき、年明けから買い替えの検討に入る。私の本命はマツダCX -5。しかし、妻は過去に義兄のレガシィB4を運転した経験があり、自称「スバリスト」のため、フォレスターXブレイクを推してきた。スバルには私も興味があるので対抗車に選択。さらにハリアーも加えて競合交渉にもち込むことにした。
トヨペット店にてハリアーを試乗。担当の営業さんはとても熱心で好感が持てるが、2リットルエンジンが非力に感じて、すぐさま選外に落ちる。ハイブリッドを選べばいいのだが、こちらは価格が高く、予算的に選外。
地元・神奈川のスバルに出向く。営業さんは3年目の若手で、商品知識が不足気味。こちらの質問に的確な答えが返ってこない。
ただし、値引きは頑張ってきた。東京のスバルとの競合をチラつかせると、2回目の交渉で車両本体から12%引き(約35万円)、ディーラーオプションから40%引き(約18万円)を提示。老齢・ハリアーにも50万円という、破格の査定額を付けてくれた。
続いてマツダと商談。顔見知りの営業さんは40代後半で、とても誠実な人。いささか「真面目すぎる」ため、3月の決算時期に交渉した際「CX-5の値引きは25万円までです。30万円なんてとても出せません」と、頑なな姿勢を崩さなかった。
しかし、夏に入ってマツダの国内販売が減速とのニュースが流れてきた。ユーザーにとっては売れない時が好機とみて、同じ営業さんを指名して、交渉を再開すると、
担当セールス「前回はXさんを失望させてしまって申しわけありません。今回は頑張ります!」
提示してきたCX-5の値引き条件は38万円。確かに頑張ってくれたが、まだ納得がいかないため、態度を保留する。
翌週、再びマツダへ。
X氏「今日は本気で来ました。この通り実印を持参しています」
この実印攻撃が効果をあげて、最終的に車両本体から37万6720円引き、付属品30万8226円から3万696円引きの合計40万7416円引きとなった。さらにフロアマットや取り付け工賃、ガソリン満タンなどの無料サービスもOKとなる。担当営業さんの人柄にも魅力を感じたので、これで契約。
なお、ハリアーの下取り額は35万円。買い取り専門店10社に査定を依頼したが、35万円を上回る買い取り額は出なかったので、マツダに下取りに出した。
松本隆一の値引き採点 評価は5点満点で「5」
ということで、X氏からのレポートをお届けしましたが、私の値引き採点は5点満点で「5」です。- 車両本体価格 320万3600円
- トータル値引き 40.7万円(8%税込み)
- 値引き率11.6%
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