旅館

夕日と富士山!客室露天風呂がある西伊豆の宿3選(2ページ目)

東伊豆と比べるとアクセスの問題から足が遠のいてしまいがちな西伊豆ですが、「夕日と富士山」という絶景が待っています。そして、温泉に浸かりながら絶景を眺めることができる「客室露天風呂」の宝庫。今回は、西伊豆を代表する温泉地「土肥温泉」で料理にも力を入れる3つの宿をご紹介しましょう。 恋人と一緒に。特別なご旅行に。ぜひ覚えておいてくださいね。

山田 祐子

執筆者:山田 祐子

旅館ガイド

2017年1月グランドオープン!「ふたりとわに縁」

人が出会って結ばれるという「縁」をコンセプトにした宿。客室名には「赤い糸」「心ひとつに」、展望台の名は「星にねがいをテラス」、食事処は「ダイニング結 」など、二人の思い出に浸りながら過ごす、大切な記念日などにオススメです。
宿があるのは、土肥温泉と絶景スポット「恋人岬」を結ぶ海岸線の道中。二千坪という広大な敷地に、離れ形式の客室がわずか10室のみ、という贅沢なつくりです。

部屋は全部で5タイプあり、全室オーシャンビューの半露天風呂付き。各部屋のデザインは異なり、女将自らが制作した花のオブジェが華やか彩ります。アメニティも充実していて、色浴衣はデザイナーのものを使用。ご褒美の女子旅にもオススメです。
ふたりとわに縁

二間ある和洋室「Dタイプ」

全客室の湯船は、贅沢な総ヒノキ作りで直径は180センチ以上。もちろん土肥温泉が注がれています。湯船につかると遠くには富士山を眺められ、夕方には海風に吹かれながら赤く染まる駿河湾を眺めることができます。

特徴は全天候型であること。窓を閉めれば内風呂になりますので、残念な雨風の日でもゆっくりと温泉を楽しむことができるのです。

室内は、冷え性にありがたい床暖房つき。温泉に浸かってはリラックス。広々としたリビング、ベッドルーム、露天風呂、テラスを自分の部屋のようにくつろげるなんて贅沢ですね。
ふたりとわに縁

全天候型の総ヒノキ露天風呂(Dタイプ)


華やか!浴衣姿で楽しむ贅沢ディナー

夕食は伊豆の山海の幸を使った会席料理を頂きます。スタートは、スパークリングワインから。テーブルにセットされたフォークとナイフ。料理長は和食出身ではありますが、洋皿を用いるなど華やかな演出にも余念がありません。

そして、室内も世界的なフラワーデザイナーであるニコライ・バーグマンのオブジェが。店内はホテルのように重厚な雰囲気です。
ふたりとわに縁

ダイニングに飾られたニコライ・バーグマンの作品

こだわりは食材にも。魚は、土肥の鮮魚店「まるあき鮮魚店」から新鮮なものを。野菜は、自然農法で育てた伊豆天城の「浅田ファーム」から。いずれも、料理長が直接に目利きをして仕入れています。

和食の料理人だけあって造りの美味しさは格別で、野菜も素材本来がもつ旨味を最大限に生かしています。そんな丁寧な料理についついお酒も進みがち。ここは地元の中伊豆ワイナリーのワインなどいかがでしょうか?その他にも、スパークリング、ワイン、ビール、日本酒まで豊富に揃います。

夕食後は、「星にねがいをてらす」へどうぞ。さえぎる物がない満点の星空が二人を包んでくれる 最高にロマンティック舞台です。
ふたりとわに縁

地元の旬の食材が盛られた前菜

朝食は、和食と洋食から選ぶことができます。洋食のオムレツは店内にある鉄板で焼いてくれるので熱々のままに。店内の一部がオープンキッチンなので料理長がホールに出てくることもしばしば。料理の会話を楽しめるのも、小さな宿の魅力と言えますね。

実は、こちらの宿は土肥温泉で約45年間続く宿「粋松亭」の姉妹館。長く商売をしてきた信頼から、これだけの食材を仕入れられるという訳ですね。

「夕日+富士山+美食」。誰かを招待する宿。ご褒美の旅の宿。あなたの宿リストに加えてみてください。
ふたりとわに縁

朝食は和食と洋食から選べる

ふたりとわに縁
■〒410-3304静岡県 伊豆市小下田1341-4
■電話 0558-98-1692

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