100均グッズでつくる!かんたん燻製調理法
燻製とは、スモークチップやスモークウッドと呼ばれる木片を燃やしたときの煙を、下味をつけた食材にかけることで、独特の風味と旨味、さらには保存性を高める調理法です。燻製たまごやスモークチーズ、ベーコンなど、馴染み深いスモーク食品も多いはず。この燻製は、煙の温度によって熱燻、温燻、冷燻に分けられますが、はじめてトライするならまずは熱燻がおすすめです。どのタイプの燻製も、一般的にはつくるときにスモーカーと呼ばれる専用の器具を使うのですが、必ずしもそれがなければできないわけではありません。今回は近所の100円ショップで売っているアイテムで燻製(熱燻)をつくる方法をお教えします。
100円ショップのアルミ容器と蒸し器で簡易スモーカーに!
用意するのは焼うどんなどに使わているアルミの容器、蒸し器。どちらも100円均一で購入できます。あとは、スモークチップをホームセンターで180円で購入しました。このスモークチップは、樹種によって香りが違うのですが、今回はりんごを使用。
ほかにもヒッコリー、オークなど様々な種類があります。スモークウッドが手に入らない場合は、使用後のお茶っ葉をよく乾燥させたものを使うこともできますよ。
では、さっそくスモークしてみましょう。
冷蔵庫にある食材を絶品おつまみに!
今回は、鶏のささみと鮭の切り身を使用します。ささみは、塩ゆでし、お湯からあげ、鮭は全体に強めに塩をふります。どちらもしっかりと水気を拭き取ってください。次に、アルミ容器を2枚重ねにしたもの(1枚だと熱で変形します)に、スモークウッドひとつかみを入れ、蒸し器を置き、その上にささみと鮭、さらにアルミ容器で蓋をします。あらかじめ蓋の方に煙を抜く穴を数カ所あけておくと良いでしょう。あとは火にかけるだけです。まずは強火にして、煙が出てきたら弱火に。これで30分待てばもう完成です!
蓋をあけると、燻製の食欲をそそる香り!すぐに食べると、ちょっと酸味が強く出ますので、煙が落ち着くまでしばらくおいてからいただきましょう。
ここで紹介した食材以外でも、ゆで卵やちくわ、ソーセージ、塩サバなどなど冷蔵庫のなかにある食材で手軽に楽しめますので、ぜひお試しください。
【関連記事】