パソコンソフト/年賀状ソフト

2017年(酉年)版 年賀状作成ソフトの選び方

今年も年賀状作りの季節がやってきました。パソコンで作るなら、やっぱり年賀状作成ソフトの出番です。各ソフトとも、2017年の干支である酉(とり)のテンプレートやイラスト、さまざまな機能で年賀状作りをサポートしてくれます。代表的な最新ソフトの特徴を紹介しますので、ソフト選びの参考にしてください。

井上 健語

執筆者:井上 健語

ワード(Word)の使い方ガイド

<目次>
筆まめVer.27 ……1P
筆王Ver.21 ……2P
楽々はがき2017 ……3P
筆ぐるめVer.24 ……4P
はがきデザインキット2017 ……5P
 

筆まめ Ver.27
~伊藤若冲や「くまモン」「ぐんまちゃん」などのご当地キャラのテンプレートを用意

年賀状作成ソフトの定番といえば「筆まめ」です。今年もしっかりとバージョンアップし、ユーザーを惹きつける魅力的な機能やテンプレートを盛り込んできました。

その筆頭は、伊藤若冲のデザインテンプレートでしょう。2016年に生誕300年を迎えた伊藤若冲は、江戸時代中期に活躍した「奇跡の絵師」と呼ばれる画家です。筆まめ Ver.27では、この伊藤若冲が描いた鶏の絵のテンプレートを利用できます。

また、「くまモン」や「ぐんまちゃん」などのご当地キャラのテンプレートも用意されています。その年のトレンドを取り込んだユーザーを飽きさせないテンプレートを用意するあたり、さすがは筆まめというところです。

機能的には、スマートフォンやタブレットで年賀状を作成できる「Web筆まめ」と連携できる機能が新しく搭載されました。この機能を利用すると、スマホやタブレットで年賀状を下書きしておいて、パソコンで清書するといった使い方が可能です。

あとは、写真とカレンダーを組み合わせた「カレンダー年賀状」を作成する機能、たくさんの写真を組み合わせてコラージュを作る機能、差出人欄に年齢を印刷する機能などが追加されています。いずれもそれほど大きい変更ではないので、これまでのバージョンに慣れている方なら、違和感なく利用できると思います。

逆にいえば、すでに大きい変更を必要としないほど安定した機能・操作性を実現しているのが、「筆まめ Ver.27」といえると思います。引き続き、安心しておすすめできる定番ソフトです。昨年と同様、体験版が提供されているのもうれしいところです。


筆まめ Ver.27のオープニングメニュー。メニューそのものは、前バージョンと変わっていません

筆まめ Ver.27のオープニングメニュー。メニューそのものは、前バージョンと変わっていません


裏面の編集画面です。酉年のテンプレートやイラストが豊富に揃っています

裏面の編集画面です。酉年のテンプレートやイラストが豊富に揃っています


 

次はソースネクストの筆王 Ver.21です

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