おしゃぶりは、胎児の時から指しゃぶりしていた赤ちゃんの気持ちを落ち着かせる効果が

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おしゃぶりは赤ちゃんの寝つきをよくしたりもするでしょう

最近のおしゃぶりは、可愛いフォルダーやリードがついていたり、キャラクターものが出ていたりと、思わず手に取りたくなるようなものが販売されていますね。

赤ちゃんは胎児の時から、吸指(指しゃぶり)を行っていると言われています。もともとママのお腹の中で指を吸っていた赤ちゃん、おしゃぶりを吸うことは気持ちを落ち着かせることになるでしょう。

ということは、おしゃぶりは新生児から使い始めててもいいものでしょうか? おしゃぶりはいつから使い始めてよく、いつまでに卒業した方がよいのか、赤ちゃんに与える効果やまた悪影響、正しい消毒方法、スムーズな卒業の仕方をあわせて説明します。

おしゃぶりはいつから?新生児から使い始めてもいい?

新生児は、吸啜反射により、口に触れたものは何でも吸いつこうとします。ですのでおしゃぶりを口元にあてると、吸いついてくるでしょう。新生児でも、生後一週間経つとおしゃぶりを与えることができると言われています。

ですが、おしゃぶりは必ず与えなければならないものではなく、使わず育児をするママも多くいますので、必要性を感じなければ与えなくてよいでしょう。

敢えて使い始める時期を言うなら、出産退院後、慣れない赤ちゃんの育児で心身が疲れて、おしゃぶりを与えることでママの気持ちが楽に感じる時と言えるしょう。

おしゃぶりのメリットや寝かしつけ効果

■1、 泣き止む事が多い
外出先や公共の乗り物の中などで、赤ちゃんが泣きだした時、おしゃぶりを与えると泣き止むことが多いので、周りの人の目が気になる親としては、ホッとしますね。

■2、 寝かせつけが楽なる
おしゃぶりを口にすることで、赤ちゃんは気持ちを落ち着かせる事が多く、寝つきも良くなり、寝かしつけるのが楽になるでしょう。

おしゃぶりの安全で正しい消毒方法

このように気持ちを落ち着かせるおしゃぶりですが、赤ちゃんが直接口に入れて使用するモノですから、消毒方法も気になりますね。

新生児は、母親の胎盤からもらった免疫力がありますが、1ヵ月を過ぎた頃より、徐々に低下して行き6ヵ月頃にはなくなりますが、3ヵ月を過ぎた頃からは、自分自身で抗体を作っていき、また少しずつ免疫力は高まっていくと言われています。ですので最も抵抗力が低くなっている生後1ヵ月から3ヵ月くらいまでは、使用するたびに消毒をしましょう。消毒の方法は次の3つがあります。

■煮沸消毒の方法
沸騰させたお湯におしゃぶりを約5分間浸しておきます。自宅にあるものででき、昔から行なわれてる方法です。

■電子レンジで加熱する消毒方法
おしゃぶり消毒用の専用容器に、指定されている量のお湯と一緒におしゃぶりを入れて、約1分間電子レンジで加熱してください。専用容器がない場合は、耐熱容器の蓋を取って使用することでも消毒は可能ですが、その場合は加熱時間が5分~10分必要と言われています。

■消毒液に浸す消毒方法
容器に消毒液と指定された水を入れ、約1時間、浸しておきます。この方法は、熱も加えず安全なのですが、コストがかかるのと、時間も長くかかります。

おしゃぶりの素材によっては、できない消毒方法もありますので、購入時にそのことも確かめておくとよいでしょう。

また生後3ヵ月を過ぎると、あまり神経質にならず1日に2回程度、熱湯をサッとかけるだけでもよいでしょう。

歯並びへの影響も?! おしゃぶりのデメリット

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赤ちゃんがつかんだモノを口へ運ぼうとする行為は、脳のさまざまな領域が刺激されています。おしゃぶりを長期間、口にしていると、この行為ができず、脳の発育を妨げるような影響もあるでしょう

■1、歯並びが悪くなる
おしゃぶりを使った場合と使わなかった場合を比較したところ、長期に渡っておしゃぶりをした子供は、そうでない子供に比べ、乳前歯部が不正咬合になるという調査結果が出ています。いわゆる出っ歯の状態でかみ合わせがうまくいかなくなる事も起こり得ます。

■2、言葉の発達の遅れが見られる場合がある
赤ちゃんはまだ言葉が話せませんが、喃語を発し、親とコミュニケーションをとろうとします。その時、いつもおしゃぶりを口にしていたら、思うように喃語を発せず、長期間与える事により、言葉の発達が遅れたり、コミュニケーションを取りにくい子供になる可能性もあります。


 
■3、おしゃぶりがないと落ち着かなくなる
常におしゃぶりをさせていると、いわゆる依存症のような状態になり、おしゃぶりを口にしていないと落ち着かなくなり、いつでもおしゃぶりを欲しがるようになる可能性も出てきます。

■4、脳の発達を妨げる場合もある
赤ちゃんは、手でモノをつかめるようになると、つかんだモノを口へ運ぼうとします。その行為は、「つかむ」「口元へ運ぶ」「舐めてモノを認識する」と脳のさまざまな領域が刺激されています。おしゃぶりを長期間口にしていると、この行為ができず、脳の発達を妨げるような影響もあるでしょう。


おしゃぶりは第一次反抗期が始まるまでに卒業したいもの

おしゃぶりを止める時期は、乳歯が生え始める1歳くらいと言われています。遅くても2歳前後くらいまでには卒業したいですね。イヤイヤ期が始まってしまうと、おしゃぶりを止めさせる事が困難になってきます。


おしゃぶりを少しでもスムーズに卒業させる方法

■1、目に触れさせない
おしゃぶりは、赤ちゃんの目のつかない場所におきましょう。

■2、泣いても直ぐに与えない
赤ちゃんが泣いたら、オムツが濡れていないか、お腹が空いていないかなど、不快と感じる要因を先ずチェックし、それらを取り除き、心地よくしてあげてください。それでも泣いておしゃぶりを欲しがれば、抱っこしたり、話しかけたりし、気を逸らしましょう。

■3、ママの気持ちを伝え納得させる
意味はまだ分かりませんが、おしゃぶりを止める事を説明しましょう。「お兄ちゃん、お姉ちゃんになったから、もうおしゃぶりはバイバイしようね」と、話しかけ、優しく抱きしめてあげるといいですね。ママの気持ちが伝わり、赤ちゃん自身の中で納得する事があります。

3歳、4歳になっても、なかなか止めない場合は、精神的にストレスを感じていたり、心的要因が隠れていることもあります。またおしゃぶりによるマイナスの影響も大きくなってきますので、専門医を尋ねてみてもよいでしょう。


おしゃぶりは頼り過ぎず、有効活用をしよう

おしゃぶりは、赤ちゃんが泣き止んだり、寝つきをスムーズにしたりとママにとって便利なアイテムです。ですがそのことにより、親子のコミュニケーションの機会が減少したり、赤ちゃんの健やかな発育という面からみると、やはりマイナスの影響が大きい事を忘れてはならないでしょう。

おしゃぶりに頼り過ぎず、上手に有効活用する事を考えていきたいですね。


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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※乳幼児の発育には個人差があります。記事内容は全ての乳幼児への有効性を保証するものではありません。気になる徴候が見られる場合は、自己判断せず、必ず医療機関に相談してください。