メッセンジャー「秘密のスレッド」メッセージが消える...
Facebookのメッセージで2016年10月から「秘密のスレッド」という機能が追加されました。秘密のスレッドには2つの特徴があります。- 通常よりも強力な暗号化により第三者に内容が漏れない(Facebook社や警察にも)
- 自動で消えるメッセージを送信できる
1つ目は、アメリカなどで問題化した「国家による情報収集」を意識したものと思われます。普通に使う分には、2つ目の「自動で消えるメッセージを送信できる」が気になるところです。
自動で消えるメッセージとは、メッセージを表示して一定時間たつとメッセージが消え、送信者・受信者ともに再チェックできなくなる機能です。
この「自動で消えるメッセージ」は流行の兆しを見せており、その先駆けとなったのが、写真加工アプリとしても有名な「Snapchat」です。文章や写真がすぐに消えてしまうからこそ、日常的なおしゃべりに近い感覚が得られるとして人気となっています。
この記事では、Facebookで「自動で消えるメッセージ」を作る方法と、受け取ったときの様子を紹介します。
<目次>
メッセンジャー「秘密のスレッド」の送信方法
この機能は、iOSまたはAndroidの公式Facebookメッセンジャーアプリでのみ利用できます。パソコン版などでは利用できません。また、利用できるユーザーを徐々に拡大している最中なので、ユーザーの中にはまだ使えない人がいるかもしれません。あらかじめご了承ください。メッセンジャーアプリで、右上にある新規メッセージのボタンをタップし、さらに[秘密]をタップします(以降iPhoneの画面で紹介しますがおおまかな流れはAndroid端末でも同じです)。 メッセージを送る相手を選びます。秘密のスレッドになっているかどうかは南京錠のアイコンと黒ベースのデザインが目印です。あとはいつものようにテキストや画像を送ることができます。
自動で消えるようにするには、右端にあるタイマーアイコンをタップして時間を選択します。時間は5秒から1日の間で選べます。
メッセンジャー「秘密のスレッド」を受信したら
自動で消えるメッセージを受信しても、通知画面では内容を確認できません。アプリを開いて確認しましょう。 送信者の設定した時間がたつと自動でメッセージが消えます。送信側も黒の塗り潰しになり、送った事実は残りますが何を送ったのかはわからないしくみです。また、この黒塗りの吹き出しと時間も、時間が経つと消えてしまいます。(左)設定した時間がたつと確認画面なしにメッセージが消える。(右)送信者の画面でも、何を送ったのか確認できなくなる
記録に残らない会話を楽しんでみては?
ビジネスのやりとりでは、誰がどんな発言をしたのか記録を残すことが大切です。しかし、友達との会話など、さかのぼることのない(さかのぼってほしくない?)ときには、自動で消えるメッセージで楽しんでみてはどうでしょうか。記録に残らない会話もいいものです。また、映画好きなら、映画『ミッション:インポッシブル』シリーズで誰もが一度は憧れた、「このテープは自動的に消滅する」ごっこで試してみるのも面白いでしょう。