意外と深刻! 「若気の至りタトゥー」の後始末

若気の至りタトゥーを消したくなったらどうする?

若気の至りタトゥーを消したくなったらどうする?

最近ではずいぶん一般的になってきたタトゥーですが、実際に入れている方々から多く聞くのが「若気の至りで入れてはみたものの、今では後悔している」といった意見です。

中にはそれがコンプレックスになってしまって、積極的に生き辛いと感じている人も多いといいます。
そこで今回は、実際に悩みを抱える女性の刺青除去の過程を追いながら、美容医療におけるタトゥー除去の現状を取材ました!


被験者はイタズラ心で入れた自彫りタトゥーに悩む女性

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笑顔が愛らしいSさんもタトゥーで悩むひとり


 
今回相談を受けたのは東京都在住のSさん。Sさんは現在22歳。高校生の頃に、ほんの悪戯心で入れた自彫りで悩んでいます。

Sさん「その時は友達同士で盛り上がってお互いに彫りあったのですが、今となってはみっともないと感じるようになり、夏場でも長袖以外は着られないようになってしまいました。できることなら何とかしたい……」

実際に彫られた画像がこちら。
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いわゆる「自彫り」とよばれるもの。肌が白いだけに余計に目立ってしまいます


 
美しい白い肌に濃紺の自彫りが数箇所。元々が色白なだけに余計に目だってしまいます。これはもう美容外科に相談するほかありません。



実績のあるクリニックで適切なタトゥー除去治療をすることに

今回相談に訪れたのは学芸大学にある五本木クリニック。
泌尿器科/皮膚科/内科/形成外科などの一般保険診療に加え、美容皮膚科/美容外科の美容診療を併設する頼れるクリニックです。
院内

一般保険診療に加え、美容皮膚科/美容外科の美容診療を併設する信頼できるクリニックです


もちろんタトゥー除去にも千例以上の豊富な実績を持っていて、形成外科と美容診療を併設するクリニックならではの治療をしてくれます。
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患者さんの希望と状況を判断して、慎重に治療計画を決めていきます


 
タトゥー除去にもレーザー治療を始め切除法、植皮術、皮膚削りなど、様々な方法がありますが、詳細な診療の結果、今回はレーザーによる治療を行うことになりました。


いよいよ治療開始!治療1回目

ここから先は順を追って過程を見ていきましょう。
1回目は診療と治療の方針を決めて終了となったので、実際の治療は2回目の診療から。
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レーザーの痛みが無いよう治療部位に麻酔を打ちます


 
まずは麻酔を打ってタトゥー周辺の組織を麻痺させ、そこにレーザーを照射していきます。使用するのはQスイッチヤグレーザーのメドライトC6という機器。
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見ているととても痛そうですが、麻酔のおかげで痛みは全くないとのこと


 
1回目の最初の照射ではレーザーが黒い部分に反応して水ぶくれの状態になっているのがわかります。見ているととても痛そうですが、麻酔が効いているため、Sさんによると「痛み止めの注射が一番痛かった」とのこと。
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炎症もそうですが、治療中は日焼けにも注意しましょう


 
この後、炎症などが無いようしっかりとケアして皮膚の回復を待ちます。


タトゥー除去治療2回目

前回の治療から約2ヵ月後に2回目の診療です。
これは、レーザーによりタトゥーの黒い部分の皮膚をやけどの状態にし、人が本来持っている回復力を利用して徐々に目立たなくしていくという方法であるため、皮膚が回復する時間が必要なためです。
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前回の治療から1ヶ月ごの状態。治療部にはまだ赤みが残っています


 
Sさんによると、「前回の治療のときは全く痛みはなかったけれど、麻酔が切れると火傷したときのような痛みがあった」とのこと。
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今回からペインレスシールと注射麻酔を併用


 
今回の治療からは注射での麻酔ではなく、表面に貼り付ける「ペインレスシール」という麻酔を使用しています。レーザーを当てた部分が前回のように水ぶくれになっていないのは出力を調整しているため。1回目は高い出力で照射していたんですね。


タトゥー除去治療3回目

さらに3ヵ月後に3回目の治療。最初の治療から5ヶ月が経過しました。
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それぞれのタトゥーがだいぶ薄くなってきました


 
基本的には前回の施術と同様ですが、部分的には大分薄くなってきているのがわかります。ちなみに前回の貼るタイプの麻酔だけではやはり痛いということで相談した結果、注射による麻酔も併用してもらうことにしました。そういった相談に対応してくれるのもクリニックの実力のうちですね。


タトゥー除去治療4回目

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最新レーザー機器「レブライト」は肌に負担をかけることが少なく、高い照射量を実現したマシン


 
最初の診療から8ヶ月、前回からまた3ヶ月をおいての治療です。
使用する機器が最新鋭の「レブライト」に変更となりました。前のレーザーの時のように水ぶくれになることは少なく、痛みもほとんどないということですが、実際はいちどに2回レーザーを照射しているとのことで、パワーは確実に上がっているとのこと。
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マジックで書いたようだったのがシャーペンくらいになりました。とは本人の談


 
部分的には大分薄くなってきて、Sさん本人によると「前はマジックで書いたみたいだったのに、今はシャープペンで書いたくらいになりました」とのこと。効果は確実に出ています。


タトゥー除去治療5回目

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治療が進むにつれて濃く残ったところとそうでないところが明確になってきました


 
治療5回目は治療開始から11ヶ月後。前回から3ヵ月後です。
前回からハイパワーな機器に切り替えたものの施術後の痛みは全くなかったということです。
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またもや水ぶくれが……。でもこのあとちゃんと消えますからご安心を


 
施術手順は変わりませんが、タトゥーが薄くなった分ハイパワーで治療を行うため、施術後はまた水ぶくれの状態となっています。担当の先生によれば「完全に消えてなくなることはないので、どこをゴールとするかの見極めが大切」とのこと。相談の上「半袖で名刺を出しても気付かれない程度まで」という目標を設定しました。


タトゥー除去治療6回目

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前回までの治療の結果。効果は確実に現れています


 
さらに3ヵ月後、最初の治療から14ヶ月。6回目の治療が行われました。
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薄くなったタトゥーに適合するよう、慎重に照射量を調整


 
基本的な治療法は変わりませんが、薄くなったタトゥーを消す方が難しいとのことで、慎重に照射量を調整していきます。


タトゥー除去治療7回目

また3ヶ月を経ての治療。最初の治療から17ヶ月が経過しました。
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劇的に変わる事がないのでやきもきしますが、ここが我慢のしどころ


 
施術自体は前回と同様。親指の根元や指にあったタトゥーはほとんど目立たなくなりました。ここまで薄くなってくるとレーザーの反応が悪くなってくるため、劇的な変化は見られなくなっていきますが、確実に薄くなってきています。


タトゥー除去治療8回目

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ハートマークと好の字にレーザーを当てるのかと思いきや……


 
治療開始から20ヶ月、前回から3ヵ月後、前回同様親指の付け根と薬指にあったタトゥーはほとんど目立たなくなりましたが、ハートマークと好の字の部分がまだ残っているように見えます。
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レーザー以外の治療法と効率よく併用するためには、豊かな経験と知識が必要


 
ところが! 実際の治療でレーザーを当てたのは親指の付け根と好の部分だけ。これは診察の結果、この2箇所以外はインクなどの黒い色素が残っているのではなく、レーザーを照射したことによる色素沈着と判断されたためです。この段階でのタトゥー除去ではこういった見極めが非常に重要で、経験豊かな医師による判断が必要となります。
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美白にも使われるハイドロキノンが処方されました


 
すでに十分なレーザー照射が行われたと判断された部分にはハイドロキノンが処方され、塗布による治療に切り替えられました。


タトゥー除去治療9回目

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とうとうここまでたどり着きました。あとほんの一息!


 
また3ヵ月後、治療開始から23ヵ月後。
前回までの治療でここまで薄くなりました。施術自体は前回と変わりませんが、診療の結果次回の診察の様子を見て治療の継続か終了かを決めることになりました。


そして9回目の治療から3ヵ月後。経過を判断し、とうとう治療が終了することとなりました。最初の診断から約26ヶ月、実に2年以上という、この連載でも最長の治療期間となりました。やはりタトゥー除去は一筋縄では行かないものなのですね。



さらに数ヵ月後。現在の様子は?

そして、それから約半年後。現在の様子はどうなっているでしょう?
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最初の診察から1年以上を経過して、ここまできれいになりました!


 
もうお見事! というしかない様子です。現在ではよほどよく見ないとわからないくらいになり、人目を気にして付けていたサポーターや絆創膏も必要なくなったとのこと。

Sさん「本当にきれいになりました! 治療中はレーザーの跡が付くんじゃないかと心配になったこともありましたが、きれいになくなりました。なによりタトゥーを気にすることなく生活できるのが本当に快適です。ありがとうございました!」

入れるときは遊び半分でほんの数分、それを消すのには2年以上の期間がかかりました。今回の例では墨色の自彫りであったことから比較的きれいに消すことが出来ましたが、タトゥーの入り方や色によってはレーザーだけでは消せないものもあるとのこと。やはりタトゥーを入れるときは相当慎重になった方がよさそうです。

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「母になる前に消せて本当に良かった」と言ってくれたSさん。末永くお幸せに!!


 
そして、それからさらに数ヶ月たったところで嬉しい知らせが届きました。なんとSさん、結婚されて現在妊娠中とのこと! 「お母さんになる前にタトゥーが消せて本当に良かった!」とご連絡をいたさきました。良かったですね! 末永くお幸せに!!


■五本木クリニック DATA

住所:東京都目黒区中央町2-18-14
電話:0120-70-5929
メニュー:状態により異なるので要相談
営業時間:9:30~18:30(金・土のみ20:00まで)
定休日:木曜、祝日
url:http://www.gohongi-beauty.jp/



※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※個人の体質、また、誤った方法による実践に起因して肌荒れや不調を引き起こす場合があります。実践の際には、必ず自身の体質及び健康状態を十分に考慮し、正しい方法で行ってください。また、全ての方への有効性を保証するものではありません。