正しいきのこの食べ方と保存方法
主要きのこ6種類
そんな疑問にお答えします。ここでは栽培きのこに限定して、主要6種類のきのこをピックアップ! しいたけ、しめじ、まいたけ、えのき、なめこ、エリンギの選び方・下ごしらえ・保存方法について紹介したいと思います!
<目次>
きのこの部位・呼び方について
しいたけのヒダと石づき(軸)。エリンギの傘と根元。
■傘:きのこの上部にある帽子状の部分
■ヒダ:きのこの傘の裏面のこと。放射状になっている。
■柄:きのこの傘の下についている、筒状の部位。きのこの種類によって茎、軸と呼ぶことも。
■石づき:柄の先の固い根元部分のこと。石づきのないきのこもある。
■根元:石づきのないきのこは、根元と呼ぶことも。
きのこの下ごしらえ……洗うべきか、拭くべきか
きのこは気になる汚れを拭き落とせば◎。
店頭で手に入る栽培されているきのこは、きれいな環境で栽培されているものがほとんどなので、洗わず、そのまま使っても大丈夫です。気になる汚れがある場合は、清潔な濡れ布巾やペーパータオルで、軽く拭きます。
栽培されているきのこでも、えのきやしめじなどは根元におがくずや培地がついていることがあります。切り落としても残っている場合は、調理直前に洗いましょう。流水でサッと流す程度で十分です。
しいたけの選び方・下ごしらえ
しいたけは厚みのある傘とヒダをチェック。
【下ごしらえ】 石づきは食べられますが、取り除くときは、根元からひねり取るときれいに取れます。石づきの先端部分が固くなっている場合はその部分だけ切り落しましょう。
しいたけの傘部分は、丸ごとでも、ちぎっても、包丁で薄くスライスしてもよいでしょう。
しめじの選び方・下ごしらえ
しめじは半分に切ってから、石づきを三角に切り除くと、無駄がない。
- 本しめじ: 日本を代表するきのこ。「香りまつたけ、味しめじ」と言われるしめじは本しめじのこと。石づきに近い部分が膨らんでおり、柄が短めで太いのが特徴。
- ぶなしめじ: 柄が長く、ひとつの株にたくさんの傘をつけるのが特徴。
ほぐしてあるものもありますが、できたら株のものの方が、鮮度がいいです。
【下ごしらえ】 石づきは食べられないので、きれいに切り落としましょう。半分に切った後、石づきを三角形に切ると、無駄がありません。あとは手で小房に分けたり、料理に合わせて小さく刻みましょう。
まいたけの選び方・下ごしらえ
まいたけは手で崩せます
【下ごしらえ】 石づきがないきのこのひとつで、傘から根元まで全部食べられます。下処理いらずのきのこです。根元が固い場合もあるので、そのときは包丁で小さく切ってから調理します。
えのきの選び方・下ごしらえ
えのきの株元を切り落とす
【選び方】 鮮度が落ちるのが早いきのこなので、見極めが特に大事。傘が小さくそろっており、開ききっていない、真っ白なものを選ぶこと。鮮度が落ちてくると、水っぽく、全体が柔らかくなってきます。
【下ごしらえ】 株元に培地やおがくずがついていることがあるので、下部の軸の色が茶色っぽい部分は切り落とします(パッケージによっては、その部分が分かるようになっているので、袋に入れたまま切り落とすのもおすすめ)。きれいな石づきは、食べられるので、丸い形を残したまま焼くのもよいでしょう。
なめこの選び方・下ごしらえ
石づきを切り落とし、真空パックで売られているなめこ。
【下ごしらえ】 ぬめりが旨みでもあるので、株ごとの新鮮ななめこなら、そのまま調理していも◎。石づきは食べられないので、しめじと同じように、半分に切ってから三角形に切り除きます。
石づきを切り落として、バラバラになっている足切りなめこは、ぬめりが酸味の原因になるので、サッと洗ってから調理します。
エリンギの選び方・下ごしらえ
石づきのないエリンギ。手間なしのキノコです。
【選び方】 傘のふちが巻き込んでいて、柄が白くて固いものを選びます。鮮度が落ちると、柔らかくなって、しなびてくるので避けます。
【下ごしらえ】 石づきがないので、下処理の必要がありませんが、根元に培地がついていることがあるので、その場合は切り落とします。
切れ目を入れれば、手で簡単に裂くことことができます。料理に合わせて、裂いたり、輪切りにしたり、厚めに切ったり、細かく刻んだりしてみてください。
きのこの保存方法
紙袋にきのこ入りで保存
一度使い始めたきのこは、どんどん鮮度が落ちてしまうので、3日以内には食べきるようにしましょう。
【きのこの冷凍保存】
カットしたきのこを冷凍パックに入れて冷凍保存
3日以内に食べきれないのなら、冷凍保存がおすすめです。
使いやすいよう、小さめに切ったきのこを密閉袋に入れて、冷凍庫へ。使いたい分だけ取り出して、そのまま汁物や炒め物にしてみてください。
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