ディズニーならではの中国料理を味わい尽くそう
ポテト付きの四川風フライドチキン。本格的な四川料理に比べて、辛さはかなり控えめ。飲み物とのセットで75元。中国らしいドリンクを選ぶなら酸梅ジュースがおすすめです。
チャイナテイストを最も身近に感じられるのは食事です。なんといってもここは食の大国、中国。数々の中国料理をアレンジしたメニューを出すレストランがとても多いのです! 外観は洋風のレストランでも、メニューにモンゴル牛肉ご飯や四川風フライドチキンなどがあったりします(もちろん普通の洋食メニューもあります)。本場の中国料理というよりも、外国人でも食べやすいようにアレンジされたものがメイン。
甜面醤(中華甘みそ)が特徴的な北京ダックピザ。飲み物とセットで85元。シェアできる大きさです。普通のトマトピザもありました。
ミッキーの形をしたピザが人気のレストラン「
ピノキオ・ビレッジ・キッチン」には、北京ダックピザもあります。
情緒のある中国伝統建築のレストラン「漫月軒」。夜はライトアップされます。
もっと中国らしい雰囲気を楽しみたいなら、ガーデンズ・オブ・イマジネーションエリアへ。「
ワンダリング・ムーン・ティーハウス(漫月軒)」は伝統的な中国建築のレストラン。福建海鮮麺や上海紅焼肉ご飯などが食べられます。また、「
バルボッサズ・バウンティ」ではイカのグリル&上海菜飯、「
ミッキー&パルズ マーケット・カフェ」では上海小龍包と、上海名物も充実。食べ物の値段は全体的に高めですが、結構なボリュームがあり、ものによってはシェアも可能です。
「漫月軒」のそばにあるお茶販売のワゴンもキュート!
ワゴン販売のフードも多彩。超人気のターキーレッグはビッグサイズ!一本55元もしますが長蛇の列ができていました。ちなみに、キャラメルポップコーンは30元します。よーく探すと、四川の名物「樟茶鴨腿(クスと茶葉で燻して揚げた鴨の足)」といった、上海でもなかなかレアなフードも売られています。
ちなみに、園内で一番ハイグレードなレストランは城内にある「
ロイヤル・バンケット・ホール」です。キャラクターグリーティングがあり、事前予約制。朝食とランチ、ディナーを提供しています。価格は朝食が一人288元~(10歳以下は198元、3歳以下のシェアは無料)、ランチとディナーが368元~(10歳以下は258元、3歳以下のシェアは無料)。キャラクターグリーティングがあるレストランは、ここ以外だと上海ディズニーリゾートホテル内にあります。
世界初登場のラプンツェルをテーマにしたレストラン。ここにも中国風メニューがあります。
カフェではパンやスイーツが揃う「
レミーズ・パティスリー」、キャラクターのワッフルとソフトクリームが楽しめる「
イル・パペリーノ」がおすすめです。
オリジナルグッズが充実、お菓子もチェック!
オールド上海のドレスを着たミニーのグッズがずらり。お菓子はなぜかおせんべいもありました。
お土産を買えるギフトショップはミッキー・アベニューに多く集まっているほか、各エリアにもショップがあります。パイレーツ・オブ・カリビアンやスター・ウォーズのグッズも揃っています。オリジナルグッズもたくさんあるうち、上海らしいのはオールド上海風のドレスを着たミニーマウスのグッズ。お菓子や文具、雑貨などがシリーズで出ています。個人的には中国茶器セットや、中国茶用の蓋付きマグカップにも惹かれました。
チョコレート入りのポッキー。お菓子類はローカル企業を含め複数のメーカーが製造しています。日本からの輸入品もありました。
人にあげたいお土産の定番といえばお菓子。「
スイートハーツ・コンフェクショナリー」にはデザインのかわいいクッキー缶などが勢揃いしています。おすすめはポッキー類。デザインがかわいくて手頃なうえ(各19元)、製造元を見ると中国に進出している江崎グリコが作っているではありませんか! 思わずまとめ買いです。同店のショーケースではケーキ類の生菓子も売られていて、キャラクターの形をした作りたてのスイーツを楽しむこともできます。
食べ歩きができるスティックタイプの生菓子を発見!
ぬいぐるみや雑貨なども目移りしてしまうほど様々に揃っているので、上海のお土産選びに迷った場合は、ディズニーランドでまとめ買いするのが一番かもしれませんね。ちなみに、園外のディズニータウンにもギフトショップが入っています。
チケットは事前予約が必要
大きなミッキーマウスがゲストをお出迎え。ゲートに入る際は荷物検査があります。
チケットは3か月先までの分が販売され、事前予約が必要です。価格は2016年8月末までは499元、9月以降は平日が370元、週末や中国の祝日は499元となります。予約代行を利用しない場合は、英語と中国語で対応している
公式ウェブサイトや電話、公式アプリから直接予約し、当日現地で引き換えます(要パスポート)。入場は同行者全員が揃ってからになります。
地下鉄のホームもディズニー仕様。上海の高層ビル群とミッキーのコラボです。
アクセスは地下鉄やバス、タクシーで。地下鉄は11号線の終点「迪士尼(ディズニーリゾート)」駅になり、市の中心部から40分ほど乗って6元前後という安さです。浦東空港から直接行く場合はタクシーがベスト。20分前後で到着します。シャトルバスも出ています。注意したいのは帰る手段。現在のところ開園時間は9~21時、週末など日によっては8~22時ですが、地下鉄の終電時刻は22時半。閉園後にのんびり過ごしていると乗り逃がしてしまいます。タクシー乗り場も混みますので、時間を見ながら行動しましょう。
キャストの対応やマナーの状況は?
私が訪れたときはパーク内にはゴミひとつ落ちていませんでしたし、お手洗いも清潔でした!
さて、気になるサービスやマナーの状況ですが、キャストの対応はほぼ完璧と言えると思います。「ここは本当に中国?」と感激してしまうほどのレベルの高さ(特に在住者にはぐっときます!)。みんな笑顔で丁寧に対応し、とってもフレンドリー。カメラを持っているとシャッターを押してくれたりします。ほとんどのキャストが英語もOK。
日本と同様、子どもの目線の高さにあわせて対応していたバルーンの販売キャスト。
ゲストのマナーについては、私自身は開園から閉園まで丸一日過ごしたうち、気になるような行動はほとんど見かけませんでした。むしろひどく蒸し暑い日に、よく辛抱強く列に並んでいるなあと感心(失礼?)。あまりの暑さにお城の中でへたりこんで涼む人を何人か見かけましたが、それくらいです。日にもよるかもしれませんが、びっくりするようなマナー違反の人は相当探さないと遭遇できないのでは、という気がしました。キャストがきっちり教育されているので、ゲスト全体のマナーの意識も今後少しずつ向上していくのではないでしょうか。
一部アトラクションが調整中だったものもあり、100点満点とはいえないかもしれませんが、上海ディズニーランドはまだスタートしたばかり。それよりも圧倒的な勢いと面白さに正直驚きました。日本から飛行機で3時間ほどの距離に誕生したのに、行かないなんてもったいない! ディズニーファンもそうでない人も、世界で一番新しいディズニーランドをアジア人として一緒におトクに楽しみましょう!
オフィシャルホテルの宿泊客はパークからホテルへフェリーでも渡れます。
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上海ディズニーランド(上海迪士尼楽園)
住所:上海浦東新区申迪北路(川沙新鎮)
TEL:021-2099-8001(問い合わせ)、021-3158-0000(チケット予約)
営業時間:9:00~21:30(日によって異なるため公式サイトで確認を) 無休
アクセス:地下鉄11号線「迪士尼」駅より徒歩5分