車で快適に寝る方法は?車中泊できる車のポイント

キャンピングカー

広々としたキャンピングカーでなくても可能? いま乗っている車で快適な車中泊を楽しむためのポイントをご紹介します。

車中泊というと、昔ならキャンピングカーをイメージする人が多かったと思います。しかし今では、いろいろな車で車中泊を楽しむ人が増えているようです。

広さから考えると、普通乗用車なら縦横に広いので、車中泊に適しているといえます。特にシートを倒すとフラットになるタイプの車がお勧めです。前後がやや狭くても、トランクを有効利用できれば足を伸ばして眠ることができます。

車内がコンパクトな軽自動車でも、車中泊自体は可能です。ただし、寝返りをするために必要な一人あたりの幅が80cm~1mということを考えると、十分な広さとはいえません。寝返りが十分にできないと、睡眠不足になり疲れが取れにくくなってしまうため、運転に無理が生じてしまいことも考えられま。軽自動車の場合はあくまでも短期間のみと考え、長い日数の車中泊はできれば避けた方がよいでしょう。

<目次>  

車で快適に寝るための場所選び方法

河原での車内泊は避けましょう

河原での車内泊は避けましょう


車中泊で大切なのは、眠る際の場所の選び方です。車自体は、道の駅や観光地の駐車場、夜間に開放されている駐車場、道路わきの私有地ではない空き地などに駐車することができます。

車の出入りや人通りが激しいところは、他の車や人の邪魔になりそうな場合は避けた方がよいでしょう。車中泊は、夜に利用していないスペースをちょっと借りて行うものだからです。外がうるさいと眠りの質も落ちてしまいます。とはいえ、まったく人や車の往来がなさすぎるところは、事故や事件に巻き込まれる危険を考えると避けた方がよいでしょう。

また見落とされがちですが、トイレからの距離も考えておく必要があります。夜中に目覚めてトイレへ行く人はトイレの近くに、トイレ近くではにおいなどが気になるという人は少し離れた場所にに駐車しましょう。夏の木陰は涼しく日中はよいものですが、木の実や樹液、鳥のフンなどで汚れることがあります。また、鳥が巣を作っていると、早朝から鳴き声がうるさくて安眠できないということもあります。

そして車を止めるときの傾きにも注意が必要です。横方向に傾いていると、低いほうに寄りがちですし、前後方向に傾いていると、頭に血が上って顔がむくんだり、逆に頭が高すぎて眠りにくくなったりします。

また、急な増水の危険があるので、雨が考えられるときに河原で車中泊をすることは絶対にやめましょう。見落としがちですが、自分のいる地点で雨が降っていなくても、上流で大雨になっていることもあります。ダムが放水して水かさが増すこともあるので、放水の合図のサイレンにも注意が必要です。

冬の車中泊の場合は、雪や氷に対する配慮も必要です。屋根雪が落ちてくると車が傷ついたり埋もれたりするので、大きな屋根や急な傾斜の屋根の庇(ひさし)の下には駐車しないこと。雪が降っている時には、除雪される道路に出やすい場所を選ぶことも大切です。坂の下手で水がたまりやすいところは、凍結の危険性が高いので避けるべきです。
 

車中泊をもっと快適にする空間づくりのコツ

車でよりよく寝るためには?

車でよりよく寝るためには?


■寝る場所の整え方
車中泊するときにもっとも問題となるのが、シートを倒したときの段差です。毛布やタオルケット、バスタオルなどを多めに用意して、なるべくフラットになるように隙間やデコボコを埋めましょう。

小さなタオルや衣服など、使えるものはなんでも使いましょう。運転席や助手席の足元も、クーラーボックスや段ボール箱などで埋めるとスペースを有効に使えます。

体の下には厚手の銀マットやキャンプ用のマットレス、車中泊専用のマットレス、段ボールなどを敷いて、クッション性と保温性を高めます。

■車中泊での窓の目隠し・光対策
プライバシーを守るために、窓対策は重要です。専用のシェードやカーテンは、サイズがぴったりなので簡単に取り付けることができますし、銀マットを窓に合わせて切り、マグネットやテープで止める方法も簡単です。裁縫ができれば、カーテンを手作りするのも楽しいでしょう。サイドウィンドウに黒いビニール袋やタオルをかけたり、フロントやリヤウィンドウにサンシェードをつけたりするのもよいでしょう。

■夏や冬の車中泊…温度調整のコツ
快適な車中泊のためには、車内の温度管理も重要です。夏はできれば涼しい高原や危険のない海岸を選ぶのがよいでしょう。そのほかの場所に駐車するときは、エアコンを適切に利用するのがよいと思います。もしも窓を少し開けて眠るような場合は、蚊やブヨなどの虫対策として網戸や蚊取り線香、虫よけスプレーを使いましょう。

冬は、保温性が高いダウンやフリースが役立ちます。寒ければ、あるだけの服を重ね着するのが原則です。使い捨てカイロや、ペットボトルにお湯を入れてタオルを巻いた湯たんぽがあれば温かく眠れます。ただし、やけどしないように十分注意してください。

そして当然のことですが、冬に寒いからといって車内で小型ストーブなどの火を用いることは厳禁です。火事や一酸化炭素中毒の危険があります。また、降雪時には眠る前にエンジンを切ることも絶対に忘れてはなりません。エンジンをかけたまま眠ると、夜のうちに雪がマフラーをふさぎ、排気ガスが室内に逆流して一酸化炭素中毒になることがあるからです。
 

楽しい車中泊には大事なマナーも忘れずに!

以前発行されていた車中泊を楽しむための雑誌『カーネル』では、『車中泊マナー10カ条』を定めています。最後にこのマナーをご紹介しましょう。
  • ルールのある場所ではルールに従う
  • 周囲にいる人たちに迷惑をかけない
  • その場所の所有者・管理者の意向を推察し、それにこたえる行動をとろう
  • 近隣の住民や通行者への配慮をしよう
  • 日本中で車中泊を楽しんでいる人への配慮をしよう
  • 後から利用する人へも配慮をしよう
  • 車中泊を認め、便宜を与えてくれる人々への感謝の気持ちを忘れない
  • マナー違反やマナーに欠けていたと気づいたら、素直に謝り改めよう
  • 迷ったり判断しかねたりしたら、とりあえずやめておこう
  • 良かったことやうれしかったことは分かち合おう
他の人に迷惑をかけず感謝の気持ちを忘れないで、安全で楽しい車中泊を楽しんでください。

【参考サイト】
車中泊まとめWiki
車中泊を楽しむ雑誌「カーネル」
避難所生活・車中泊で役立つ知識

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