女性は男性より6歳も長生き

女性の老後のお金をどう考える?

女性の老後のお金をどう考える?

厚生労働省『平成26年簡易生命表の概況』によると男性の平均寿命が80.50歳。女性の平均寿命が86.83歳です。日本人は長生きです。長寿はおめでたいことではあるのですが、女性は男性よりも6歳以上長生きするので、男性よりもお金についてシビアに考える必要があるといえます。

老後の生活設計は、結婚している世帯の場合だと夫婦2人で長生きすることを前提に考えるものですが、現実問題として、男性は女性よりも先に亡くなるのが普通です。前述したように、日本人の平均寿命で考えれば、女性は男性よりも6歳以上、長生きします。

つまり、多くの女性は夫に先立たれた後、決して短くない時間を一人で過ごさねばならないという現実問題を抱えています。

もちろん子供が同居してくれるならば、孤独は避けることが出来るでしょう。ただ、これから高齢者になる私たちが考えておかなければならないのは、家族構成の変化です。大家族で生活している人も、まだいますが、全体から見れば極めて少数でしょう。私の実家の近所を見ても、子供は独立して親元を離れ、高齢者の夫婦だけで生活している世帯が多数を占めています。それも地方ではなく、首都圏の話です。

昔から言われているように、家族構成は大家族から核家族になり、子供が独立した家庭では、年老いた夫婦だけの生活が当たり前になっています。また晩婚によって、子供を作らないという選択をした夫婦もいるでしょうし、そもそも結婚しない人生を選んでいる人も大勢います。

大家族が普通だった時代は、家族の間でお年寄りのケアをするのが当然でした。でも、それは核家族が進んだ今の時代に期待することはできません。
子供が独身で、その親が要介護状態になったとしましょう。子供としては親を放置しておくわけにもいかず、やむなく会社を辞めて実家に戻り、親の面倒を見ました。しかし、思うように再就職が出来ず、日々の生活に窮する状態になってしまいました、という話もあるくらいです。親子共倒れを回避するためには、特別養護老人ホーム、有料老人ホーム、サービス付き高齢者住宅など、形式の別はともかくとして、やはり施設への入居を前提に考えざるを得ません。

老後の資産形成は女性のためにある

ただ、それにはお金が掛かります。しかも、夫に先立たれた場合、妻が受け取れる年金の額は、かなり減額されます。夫が厚生年金加入者で、妻よりも先に亡くなった場合、妻は3つの選択肢から年金の受給方法を選ぶ必要があります。それは、

1、自分自身の老齢基礎年金をそのまま受け取る。
2、自分自身の老齢基礎年金+夫の遺族厚生年金(夫の老齢厚生年金額の3/4)。
3、1と2の中間。夫の遺族厚生年金の2/3と自分の老齢厚生年金の1/2を受け取る。

このうち、最も多く受け取れるものを選べるのですが、いずれにしても、支給される年金額は目減りします。

かといって、減った年金をカバーするのに働こうとしても、80歳を超えた女性の求人は、ほとんどないでしょう。

こういう状況で施設に入ろうとした場合、やはり、現役の頃も含めてどれだけしっかり資産形成をしてきたかが問われます。老後の資産形成は、女性のためにあると言っても過言ではないのです。

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