本の分量を調べて本棚を選ぶ! 収納のコツ
「本、服、バッグ」収納
【関連記事】家じゅうを片付けたい!収納ビフォーアフター実例
本の分量を調べて本棚を選ぶコツ
廊下収納からモノをすべて取り出したところ、そこに収まっていたモノの多くが本でした。その本の種類も色々あり、内容で分けるのが難しいのでコミック、文庫本、新書、単行本、洋書といった版型で分けて、それぞれの分量を調べることにしました。ひとかかえくらいの段ボールサイズで約8箱ぶんの本がある
文庫本:2850mm
新書:130mm
単行本:1570mm
単行本以外でA4サイズ以内:825mm
雑誌:180mm
洋書:510mm
コミック(通常サイズ):930mm
コミック(やや大きいサイズ):230mm
それぞれ測った結果を合計すると、総延長にして7,225mm。幅800mmの本棚に収めると仮定して計算すると、棚板9段分です。棚板の間隔を200mmとすると、高さ1800mmの本棚に収まるという概算になります。冊数を数えて本棚のサイズを予想する場合には、1冊当たりの厚みを15mmとして計算するといいでしょう。
新たに購入する本棚の大きさはわかりましたが、しまいたい本の種類として文庫本もあれば単行本もあるので、異なる版型の本をしまうということを考慮しないといけません。仮に単行本を基準にして奥行きのサイズを決めてしまうと、文庫本を前後2列に並べることになり、それでは使いにくくなることが明らかです。
奥に文庫本、手前には単行本をしまって、手前の棚が横にスライドさせることができる。コミック本はBedRoom1へ移動している
ちなみに、この本棚に収めたのはY.Mさん。前回の作業がきっかけとなって、片付けモチベーションが上がったそうです。
洋服をしまう引き出しケースを選ぶポイント
Y.Mさんが使っている寝室には、ウォークインクローゼットが付いています。近ごろのクローゼットは、ウォークインであっても壁面タイプであっても中の造りがほぼ同じで、服を吊り下げるパイプとその上に棚があるという形式です。一方で収納方法という点では、洋服をハンガー掛けにして吊るす服と、たたんで収納する服の2通りがあります。吊るす際には、ハンガーの種類をなるべく統一して、同じ向きに並べるというのがポイントです。吊るす収納は選びやすくて出し入れがラクなのですが、パイプの長さで収納量が決まってしまいます。しまえる服の点数を増やすには、やはりたたんで収納するという方法を取り入れることが必要です。たたんだ服の置き場所としては、吊るした服の裾から下にできる空きスペース。そこに市販の引き出しケースを置いて利用するのがおすすめです。
部屋の中で保管していたウエアすべてが引き出しケースに収まってすっきり
Y.Mさんも収納の基本にのっとって、たたんでもいいスポーツウエアなどを、引き出しケースを置いて収納することに。方針が定まって、やり方がわかればひとりで作業ができてしまいます。
バッグを整然と並べる道具選び
部屋にあった衣類がクローゼットに収まったことで、室内がすっきりと整ってきました。すると、次に気になっていたことにも取りかかりやすくなります。壁面に設置している棚に並んでいるバッグの数々。倒れたり重なり合ったりして、手に取りにくくて見た目にもばらついた印象になっている状態を改善したいとのことです。本を立てるようにスタンドを利用して、一つひとつが自立するように並べ直す。無印良品のアクリル仕切りスタンドを使ってもいい
2回にわたる片付け作業では、捨てることを主眼においていませんでした。何がどこにあったら使いやすいのか?モノの配置を決めることが主な目的でした。作業の結果、おおよその定位置が決まったので、使いながら微調整をして、減らせるものを減らすといった小さな片付けが残っています。それならば日常的に無理なくやっていけるはず。「まず捨てる」という方法もありますが、「あとから減らす」というやり方もあります。住まいや家庭の事情に合わせて、取りかかりやすい手順で進めましょう。
【関連記事】