自分の「暴飲暴食」の原因と理由を知ろう
暴飲暴食対策はまずは自分のタイプを知ることから!
人はなぜ食べ過ぎてしまうのでしょうか。あなたの意志の強さ、弱さにかかわらず、必ず原因があります。
たとえば、甘いものはに体のストレスを緩和させる働きがあります。甘いものを食べると分泌される「セロトニン」は、別名「幸せホルモン」と呼ばれているだけあって、その効果で「ほっ」と気持ちがリラックスします。甘いものにそのような作用があることを体は知っていて、ストレスがたまると「甘いものが食べたい!」という欲求を引き起こすのです。
その他にも、女性ホルモンの働き、習慣や癖、環境も暴飲暴食に関係しています。どの原因が自分の暴飲暴食を引き起こしているのか、早速チェックしていきましょう。
暴飲暴食が止まらない……その原因を知る!タイプ別テスト
ついつい食べ過ぎちゃった……それは「意志の弱さ」以外にも原因があるかも。チェックしてみて!
A~Eのなかで、2つ以上チェックが付いているものが、あなたの暴飲暴食を引き起こしている原因です。複数の項目に当てはまる人もいるでしょう。まずは、チェックテストから始めてみてください。
A: 2つ以上当てはまる人はこちらへ
□いつも食べたいのに我慢して食事量を減らしている
□四六時中、食べる事ばかりを考えている
□ダイエットが嫌いで、食事制限も運動も苦手
B: 2つ以上当てはまる人はこちらへ
□仕事、人間関係、個人的な悩みなど、長期間悩んでいる事がある
□ネガティブ思考
□言いたいことをはっきり言えず、周りに流されやすい
C: 2つ以上当てはまる人はこちらへ
□排卵期になると空腹感が強くなり、たくさん食べてしまう
□月経期になると空腹感が強くなり、たくさん食べてしまう
□月経トラブルがある(不順、止まっている)
D: 2つ以上当てはまる人はこちらへ
□自宅や職場にはいつもお菓子のストックがあり、食べたい時にいつでも食べられる
□ご飯を食べ終わったあとは、必ず何か甘いものを食べないと落ち着かない
□イライラした時、暇な時、口寂しいときなどに、ついお菓子を食べてしまう
E: 2つ以上当てはまる人はこちらへ
□ダイエットを続けられる環境ではない。
(例:一緒に住む家族の嗜好や食事作りの関係から、ダイエット食に切り替えることが難しい、仕事の関係で、断れない付き合いによる外食の機会が多いなど)
□ダイエットをしたくても時間の確保ができず、いつも計画倒れ
□ダイエット食品やスポーツジムなど、ダイエットは何かとお金がかかるため実践できない
5つのタイプ別「ダイエット成功」へのハウツー
自分のタイプがわかったところで、それぞれの対処法を見ていきましょう。どんなことに気をつけてダイエットを行えば良いのかがわかります。複数のタイプに当てはまった人は、それぞれを実践しましょう。A: ダイエットそのものが原因
ストレスフルなダイエット法が失敗の原因かも。
【対処法】ずばり、「ストレスになることはしない」こと。食事制限や運動など、「嫌だな」「憂鬱だな」「楽しくない」と思うことは徹底的に省き、代わりに楽しいことだけを実践しましょう。たとえば、食べる量を減らすのがストレスなら、量は減らさないかわりに、夕食を早く終えて遅い時間に食べないことを徹底する。お菓子を我慢するのがストレスなら、糖質カットしているお菓子だけを食べるようにする。このように、自分なりにストレスにならない代案を見つけて実践しましょう。走ったり、筋トレが嫌いという人は、サップヨガ、トレッキング、バレーなど、興味のある楽しいと思えるスポーツに取り組むと良いでしょう。
B: 社会生活の精神的ストレスが原因
仕事や人間関係などに悩みはありませんか?
【対処法】ダイエットのために食事改善や運動をしながら、並行して、ストレスの原因を解消したり、考え方を変えてポジティブ思考に変える努力を続けていきましょう。このようなストレスを放っておいたまま、今の生活を続けていると、やがて自律神経のバランスを乱して、不眠トラブル、月経トラブル、うつ病などの不調や病気までをも、引き起こしてしまいます。特に、不眠トラブルと月経トラブルが起きると、栄養を確保するためにさらに食欲が増大しやすくなってしまう恐れも。
C: 女性ホルモンバランスの乱れが原因
女性の体は繊細。ホルモンバランスをチェックして。
【対処法】暴飲暴食しやすい排卵期や月経期に備えて、カロリーの低いダイエット用お菓子を用意しておいたり、食事回数を増やして血糖値の安定を図り、空腹感が強くならないように食事のタイミングを見直しましょう。とはいえ、月経トラブルがある人は、根本的な体の問題を先に解決する必要があります。女性ホルモンに何かしらのトラブルがあると、暴飲暴食をしやすい傾向が見うけられるので、ダイエットをする前に、まずは病院で医師に相談しましょう。
D: いつもの習慣・癖が原因
ついつい食べ過ぎる環境を変えましょう。
【対処法】たいして食べたいわけではないのに、むやみにカロリーを摂取するのは損。自宅や職場には食べるものを必要以上にストックしておかないようにしたり、食後や口寂しい時、イライラした時に何か食べたいと思ったら、その瞬間に立ち上がって気分転換を図ったりして、「食べる」ことに気持ちが集中しないようにしましょう。
E: 自分を取り巻く環境が原因
ダイエットを試みても、ついつい失敗してしまう人は、原因をもう一度考えて!
【対処法】自分を取り巻く環境それぞれによって対処法が違います。この項目は暴飲暴食だけでなく、「ダイエット失敗」の原因すべてに関連してきます。
・家族や職場などの人間関係でダイエットを続けられない場合は、周囲にダイエットを宣言して理解してもらうだけでもだいぶ状況は変わります。また、自分と家族の食事作りのためにどのような工夫をすれば良いのか? 一度しっかり考えてみましょう。
・ダイエットのための時間を確保できない場合は、まず、しっかりとタイムマネジメントから始めてみましょう。時間がない! と思っていても、毎日の時間の使い方を記録していくと、無駄な時間が見えてきたり、効率よく毎日を過ごすためのアイディアも浮かんできます。1週間の記録を続けた後、無駄な時間を省いて時間を新たに確保するなど、タイムマネジメントをしっかり行っていきましょう。
・お金がかかるためにいろいろとやりたいことができない場合は、お金をかけずにできる方法を見つけて実践していきましょう。ダイエット食品に頼らなくても、自炊で安く簡単なダイエット食を作ってダイエットに成功している人はたくさんいます。作り置きをしてみるのもオススメです。また、スポーツジムに行けなくても、アプリやDVDで自宅でトレーニングもできます。通勤を自転車に変える、という方法もありますね。お金をかけずにできることはたくさんあります。
暴飲暴食とは「体を守るため」の体内作用でもある
原因を解明してダイエット成功を目指しましょう。
体をストレスと戦わせるために血圧を上げたり、ホルモンを分泌したり、交感神経の働きを活発にして心身を興奮状態にしたり……これらは私たちの体をストレスから守るために働く体の自然なメカニズムです。その中のひとつに、「体がストレスに対抗できるように栄養をたくさん蓄える」という作用があります。
つまり、暴飲暴食の原因がわかれば、それを防止する対策を練ることができますし、何を優先してダイエットをすれば良いのかが見えてくるということ。
ぜひ、今日からのダイエットに活かしてくださいね。うっかり暴飲暴食してしまう癖が少しずつなくなっていき、成功への近道も見えてくるはずです!
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