方法3:両想いになる
両想いになったら、片思いではなくなる!
片思いで苦しんでいる人はみんな、相手を諦めきれずに両想いになることを夢見ています。だから、苦しんでいるのです。
ただ、このときに大事なことがあります。
(1)ありのままの自分で、愛されたいのか。
(2)相手が愛せる人に変わってもいいから、愛されたいのか。
ハッキリ言ってしまえば、すでに一度、フラれている場合は、(1)になることは難しいでしょう。
相手に恋人がいて、タイミングが合わなかったなどが原因でなければ、おそらく彼(彼女)にとって、「好みのタイプではない」ことが多いのです。
では(2)を目指すとして、問題は「どこまで自分を変えられるのか?」です。
究極な話、彼がある女優さんを好きだったら、その女優さんのルックスに近づけるような全身整形をして、性格も話し方もその女優さんのマネをして、別人として彼の前に現れたら、チャンスはあるかもしれません。
ただ、そこまでしたいですか?って話です。
何より、自分らしさを失ってしまうと、人は幸せではなくなります。そもそも、「不幸になってもいいから、相手と恋愛をしたい!」という人はいるのでしょうか?
おそらく、そんな人は稀でしょう。なぜなら、多くの人が、幸せになるために片思いの相手と両想いになりたいからです。
つまり、その彼(彼女)を射止めるために、自分らしさを失わない程度に、相手の好みのタイプに変わることは大切なことですが、自分らしさを失うくらい変わらないとうまくいかないのであれば、その相手のことは諦め、自分の持ち味を素敵だと言ってくれるような異性と恋愛をした方がいいでしょう。その方が幸せになれるからです。
これまでに3つの方法をお伝えしましたが、結局、難易度で言えば、「方法1」が一番簡単な手段なんです。
「なーんだ」とがっかりしている人は多いと思いますが、実は片思いって、人生において大切なことを教えてくれる出来事なんですよね。
だからこそ、今、片思いをしているのかもしれません。
人生はままならないもの
作家・三島由紀夫さん言葉に、「まことに人生はままならないもので、生きている人間は多かれ少なかれ喜劇的である。」という言葉があります。自分の思い通りに進むことなど、そんなに多くはありません。また誰もが喜劇的であるのだから、失敗(失恋)してもいいし、格好つけなくてもいいのです。
「人生はままならないもの」だというのを、きちんと理解できるようにになったとき、人は変な執着心を持たずに、新たな幸せを掴もうと思えるものです。
つまり、片思いもまた、人生勉強なんですよね。
それは、うまくいかない現実を受け入れた上で、自分がどう幸せになっていくのか、という考えになるための学びです。
そのためにも、現実から目を背けるのではなく、受け入れること。さらにそこで絶望をするのではなく、その上で幸せを見つけることが大事なのです。
片思いの人は、時に現実から目を背けているから、苦しんでいることもあります。
現実を受け入れない限り、的確な行動はできなくなります。その結果、もっと状況が悪くなることもあるでしょう。
逆を言えば、「その恋愛は脈がないんだ」ということを受け止めた時、むしろ関係が好転するような行動が起こせることもあるのです。
「現実を受け入れた上で、自分がどう幸せになっていくのかを考える」
これは恋愛に限らず、仕事でも、人間関係でも重要なことです。
人との出会いは不思議な縁とタイミングが作用するものです。
“自分が片思いをするような相手”と出会うというのも、自分の人生においては大きな意味があるのかもしれません。
片思いを通して、愛を、そして人生を少し学べたら、その経験はきっと意味のあることでしょうね。
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