Aさんのご自邸の敷地は最寄りの私鉄の踏切がすぐ近くという、2本の道路が交わる北西の角地でした。
長い庇をもつストイックな外観
北側(左)と西側(右)に2本の道路が交わる角地に建つ。2階のコーナーにバルコニーの窓が空いている。 |
西側の壁にはキッチン・ダイニングと子供室の窓がある。足元に植えられているのはスカイペンシル。 |
北側の壁のスリットは寝室の窓。 |
北側の壁のスリットは寝室の窓。 |
玄関の上がり框に間接照明が仕掛けられている。右の引戸を開けるとキッチンへ抜けるシューズクロークが現れる。 写真は全てアトリエスピノザ |
最寄りの駅の小さな踏切の近くに淡いベージュ色の住宅が建っています。外観に窓が少ないのは、敷地に接する2本の道路を走る車の騒音と、踏切の遮断機の防音対策のため。
北側の道路に沿った長い塀と並行して、車二台が停められるほどの奥行きのあるガレージを挟んで、母屋の間口いっぱいにチーク材の壁と長い庇が伸びています。その庇の中程に付けられた大きな玄関扉を開けると、玉砂利の玄関が現れます。
◆建築データと建築家プロフィール