早期教育・幼児教育/早期教育

将来伸びる能力の基礎を創る!5歳から6歳学習法(2ページ目)

今までの「何故?」「どうしてが?」が興味関心ある分野に絞られてきます。また個人差の開きも大きくなってきますが、親はその子の成長に沿った発達のサポートをしましょう。

田宮 由美

執筆者:田宮 由美

子育てガイド


将来伸びる能力に繋げる、5~6歳の具体的な関わり

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買い物に行って、お金を支払って購入する事などを体験しておくとよいでしょう

言語について
ひらがなは読めるように、自分の名前をはじめ、簡単なひらがなは書けるようにしておきましょう。子供としりとりや伝言ゲームを楽しんだり、短い手紙のやり取りで、文字を書きたい意欲を高めるのもよいでしょう。過去や未来を表す単語、擬声語擬態語なども会話の中の積極的に入れていきましょう。

数について
早い子でしたら100まで唱える子もいます。ですが、4歳児の時にお伝えした数の合成方法から、数の理解を深めていくとよいでしょう。定着してくれば、12までの数に取り組み、時計が分かるようにしておきたいですね。

時計は、数字を読むだけでなく、実生活に落とし込むことが大切です。朝起きる、朝食を食べる、幼稚園へ行く、夕食を食べる、寝るなどの時刻を感覚で理解し、時間の自己管理が出来るように、徐々に慣らしていきましょう。

科学的思考について
身近な植物や昆虫、動物、また空模様、季節の移り変わりなど自然の現象を観察や考察したり、転んで膝が擦りむいたら血が出る事など人体の不思議などにも気づかせましょう。

社会的事象について
買い物に行って、お金を支払ってモノを購入する事、様々な職種の仕事がある事など社会的事象を捉えたり、地域の人との交流などを通してソーシャルスキルを身につけることも体験してくとよいでしょう。

集団遊びについて
集団の中で友達と遊んでいると、自分の意志が通らなかったり、理不尽な思いをする事もあるでしょう。その中で子供は、譲り合う事や分かち合う事を経験し、協調性や順応性が育まれていきます。

ごっこ遊び、かくれんぼ、オニごっこ、ボールやなわとびを使った遊びなどは、身体能力を鍛えるだけでなく、ルールや順番を守る事も覚えていくでしょう。

また子供の能力は、人と関わる事で、新しく得られる学びがあり、より伸びていくものです。他者と上手に交流が出来る事も能力を伸ばしていく為には大切です。


失敗しても受け入れてくれる親がいると更なる挑戦ができる

将来伸びる能力を持つ子供は、柔軟に物事を受け入れる気持ちや、新しい知識や技術を取り入れようとする意欲を持っています。また学びを続ける体力、困難を乗り越える精神力、全てが総合的に育まれなければなりません。

これから子供はさまざまな事への挑戦と失敗を繰り返し、試行錯誤をしながら、自分の持っている能力を徐々に発揮していきます。

親から見れば、「まだまだできない」と思う事に子供が挑戦する時もあるでしょう。失敗しても「だから、出来ないって言ったじゃない」と言わず、「よく頑張ったわね、次はきっとできるわよ」と温かく受けとめてあげましょう。失敗しても受け入れてくれる親がいれば、更なる挑戦を試みる気持ちを抱き、能力は伸びていくでしょう。

人から指示されてするのではなく、自ら望む道を歩むことで、子供の能力は開花していきます。次のステップが踏み出せるように、しっかりサポートしてあげたいですね。


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