すべては精霊ルビスの導きのままに…。

ドラクエ2の図

遊んでいると、敵やアイテムで嬉しい気持ちになることが何度もあります(イラスト 橋本モチチ)

そうやって街を発展させていくことで物語が進んでいき、最終的にはその地にいるボスを倒すことで、クリアとなります。1つの街をクリアすると、次の街へ。次の街では手に入れたアイテムなどを全て失い、またイチからスタートします。

街ごとにそれぞれ事情があり、その事情ゆえに作れるものも違えば、作らなくてはいけないものも違います。自然とそれぞれの街並みもちょっとずつ違ったものになり、それがまた創作の刺激になります。

また実にうまいのは、クエストで言われるがままに作るだけでは、微妙に物足りない点です。壁や床が土でできたままだったり、装飾品が少なかったり。粘土が手に入ったからこれを焼いてレンガにして、レンガの壁にしてみようかな、とか。せっかく宿屋を作ったんだから、ベッドだけじゃなくてテーブルとイスぐらい置こうかな、とか。0から1を作るのはとても大変なんですが、6か7ぐらいまでできてくると、それを10にするのはわりとスルスルいくものです。

そしてストーリーモードでいくつも街や城を作った後なら、フリービルドモードを遊んでみても、随分と遊びやすく感じるはずです。ビルダーとしてのレベルがあがっていることが実感できるでしょう。キャラクターのレベルじゃないですよ、プレイヤーのレベルが、です。

実はDQBの全体の完成度に関して言えば、不満が無いというわけではありません。というか、わりと不満の多いゲームかもしれません。屋内でカメラが扱いにくかったり、地面が深く掘れなかったり、マルチプレイがなかったり。

それでも、マインクラフトぐらいしか日本ではあまり流行っていなかったこのジャンルに入っていって、そして劇的に遊びやすくしたと思います。ロトの伝説を描いたドラゴンクエスト最初の3部作を遊んだ人ならば、その世界観や音楽にも震えます。そういう意味でも、新しく遊んだ人を増やしたことでしょう。

不満はあれど、その不満を伸びしろだと思えるような、魅力があります。ドラゴンクエストビルダーズ2は空を高く、地を深くして、天空シリーズだったら素敵だなあなんて、今から想像してしまうぐらいに。

マインクラフトって面白そうだけど、なんでも自由にできるって、かえって遊びにくいというような人にこそ、オススメしたいタイトルです。いつの間にか、あなたが作るドラクエの街がそこに誕生している、そんなゲームです。マイクラみたいになんでも自由なのはちょっと難しそう、と思ったかたも、ぜひ試してみてください。すべては精霊ルビスの導きのままに…。

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