ねる場所は2つ欲しいな…

DQBの図

ようし、早く夜になあれ…と思いながらベッドを置きます

ゲームを始めると、主人公は暗い洞穴のようなところに倒れていて、精霊ルビスに導かれるところから始まります。簡単に言うと、あんたには他の人間は失ってしまったモノを作る能力があるから、そこら辺にある希望の旗を持っていって、廃墟になった街の真ん中におったてなさいと。そしたらそこが街の中心になるから、そこでモノづくりに励んで頑張んなさいよ、というような話になるんです。

言われるがままに旗を立てると、ピカーッと光ってですね、その光に導かれるように、今度は少女がやってきます。その少女が言うわけですよ。ちょっとそこの部屋を直して使えるようにして欲しいと。みたら壁がボロボロになってる部屋があるので、その辺にある土をはめ込んで直すんです。そしたら今度は暗いからたいまつを置いてほしいとか、さらには「ねる場所は2つあるとうれしいな。だってねる場所が2つあればあなたのとなりでねられるもん!」みたいなことを言われるわけですよ。

あなたのとなりでねられるもん…。それはもう素晴らしいことだと、ナイスアイデアだと。間違いなく2つ必要だ、今すぐ作ろう、そう思ってですね、「たいまつ」やらわらでできた「わらベッド」やらを作って部屋においていくと、その部屋が「わらの寝屋」という部屋になって、住民のHPが10%あがる、という効果が発動します。夜になると、わらの寝屋に少女がやってきてきちんと寝るんです。当然隣のベッドにそっと寝るわけです。

ついでに、こうやって部屋ができるのだなと理解します。

気がついたら、ドラクエだ!

初代ドラクエの図

最近では、スマートフォンでも初代ドラクエは遊べますから、若い子が逆にこれで古いドラクエを遊んでみたくなる、なんてこともあるかもしれませんね

「あなたのとなりでねられるもん!」って言われたら、それはもう光の速さでベッドもこしらえるというものですよね。ここら辺が実にうまいんです。ある時は下心に、ある時は使命感に、ある時は情に訴えかけて、プレイヤーをゲームの世界にずんずんと引きずり込み、次々と課題をクリアさせていきます。

そうやって、部屋を作ったり、部屋を作る為に素材を探しにいったり、素材を探しに行く為に武器や防具を作ったりと、忙しくしているとあることに気が付きます。ガイドは、街に人が集まり出して、最初に作ったわらの寝屋のベッドを増やした後、壁掛けというアイテムを作れるようになった時にはっとしました。「INN」と書かれた「宿屋の壁掛け」を作って、壁に張ってみると…これ「ドラクエだ!」

そう、いつの間にやらドラクエの街っぽくなっているんです。ゲームを普通に進めてさえいれば、当たり前のようにそうなっているので、強く意識しない人も多いかもしれませんが、だからこそ、ガイドは強くそのことを言いたいのです。DQBは、作り手のセンスとか、技術に関わらず、なんとなく遊んでいれば、ドラクエの街ができてくるゲームなんです。

その為のストーリーモードであり、そうなる為のマップがあり、敵の配置があり、イベントがあります。そして、ビルダーとして成長していくのです。