「マル投げ女子」は、単なる「勘違いお姫様」
今や婚活うつは男性にへも広がりを見せています。
たしかにガイドはいつもメディアで、
「仕事の戦闘服を脱げ!」「女性らしくかわいくなれ!」、「あえて男性を頼れ!」……そして、「女性は自分が可愛いお姫様だと思え!」などと発信していますが、それはあくまで男性をよろこばせる女性を演じるということ。ちょっとでもとらえ方を間違えると、ただの高飛車でイタイ“勘違いお姫様”になりかねません!
なぜ仕事は、上手くできるのにそうなってしまうのかしら? 仕事ができる女性であれば、プライベートでも相手を配慮することだってできるはずなんです。
何でもマル投げ女にホトホト疲れた男たちの「婚活うつ」
わがままなマル投げ女子の影響で、男性たちも婚活うつ気味に……。
「デートの時、場所を含めたプランニングをマル投げされてしまい、ホトホト疲れた」――この悲痛なつぶやきは……結婚相談所で、活動している男性からのリアルな声です。実はこれ、1人や2人ではありません。さらにこの“ホトホト疲れた”という疲労感が原因で、婚活を止めてしまう男性も増えているんですよ?
ガイドに言わせれば、そんなことを言っている女はモテないし、恋愛できないし、結婚なんて夢のまた夢に終わるに決まっているでしょ(怒)!! それに対する、モテない女側の言い分としてはこう!
「え? デートなんだし、男がプランニングして当たり前でしょ~?」
そんなの、男性側からしてみれば、「おいおい、この勘違いお嬢様はなにを抜かしているんじゃい!」なんですよ!?
よく考えてみてください。
デートってそもそも、お互いを知るために重ねるものではないですか? デートを通して相手の生き方や価値観を共有し、そして結婚観を確かめていくべきなのに、相手だけに丸投げするなんて……そんな女は、「結婚してもなんでもかんでも“マル投げ”にしてくるに違いない!」と男性に判断されるのは当然です。その時点で“結婚”はないと思ってほしいものです!
最近の女性たちは、女性も男性と同様に仕事を頑張っています。でも、都市部以外では結婚したら家庭に入る女性が多いのが現実ですし、男性の「専業主夫」はまだまだ少数派。男尊女卑をするつもりはありませんが、周囲の目を考えると、どうしても男性にとって仕事の生涯責任度は、非常に重いものだといえるのではないでしょうか。
つまり、男性にとって結婚は、家庭生活を守るために社会という戦場で「えい! やー!」と生涯戦い続ける……そんな重要なミッションなのです。あなたのために戦い続ける戦士(大切なご主人)が疲れていたら、少しでも優しく暖かく包み込んで癒してあげたいと思いませんか? それが妻になる女性の考え方です。夫の立場からすれば、戦場で戦ってきたところを、“勘違いお姫様”からもマル投げ攻撃を食らわせたら、「なんで彼女を守らないといけないの?」と思って当然です。
あえて結婚生活・家庭生活と言いましたが、交際中だって同じことじゃありませんか? 「男性がデートに乗り気でない」と愚痴る女性がいますが、それはあなたの男性側への配慮が足りない証拠! そんなことでは「あ~ぁ、週末のデート、休みたいなぁ……」と気が滅入られても仕方がありません! あれこれ欲しがるばかりではなく、疲れた男性を癒すことに喜びに感じるような天使みたいな女を目指してください!!
「お姫様」を演じるのは、あくまで男性を喜ばせるため!!
目指すのはわがままなお姫様ではなく、気遣いのできる上品なレディ。
恋愛モードの男性は、あなたのためにかっこいいところ、やさしいところ、また物知りな“オレ”を最大限にアピールし、「これでもか!」とあなたに好意を寄せてもらう努力をするものです。
でも、その男性のがんばりに対して一瞬でも甘んじたら、あなたは単なる“勘違いお姫様”になり下がります。「女性らしくかわいくなれ!」、「あえて男性を頼れ!」というのは、あくまでも男性を喜ばせるためなんです。あなたがわがまま放題するためではありません。
さらに言えば、“おもてなし”してくれた男性には、必ずあなたからも“おもてなし返し”をしなければ、それはズバリ「おもてなしの一方通行」というもの。
男と女の前に、私たちは人と人なんです。相手になにかをしてもらったら、「ありがとう」や「楽しかった」などの感謝の気持ちを伝えるのはもちろん、嬉しいことをしてもらったら、「今度はわたしが何倍にもして返しあげよう!」という心意気をもたねばなりません。
「今回のデートはまぁまぁかな~。次はどんな素敵なデートを計画してくれるのかしらぁ~?」なんて思っているなら、数回会った後……男性からの連絡がなくなると思ってくださいね。
彼があなたをリードしてくれたら「ありがとう!!」と満面の笑みで喜ぶのは、当然! さらに言えば、あなたが彼に「お願い、やって~!」と可愛く頼むことで、男性があなたをエスコートしやすくする環境をつくってあげるのがいい女のすることです!!
返信や連絡を待つだけ「待ち子さん」も同罪
こちらから彼に投げかけたラインやメールの返信がないとき、ひたすら待ち続ける“待ち子”になっている女性も本当に多いです! しかも、「彼が返事をくれない」とムクれたり、愚痴を言っている女性が多すぎます。仕事が立て込んで返事を忘れることは誰にだってあること。結婚適齢期で働き盛りの男性ならば、あなたへの気持ち如何ではなく、週末の予定はそっちのけ……になることだってありますよ。それを一人で黙って待ち続けたって無意味そのもの! あなたが自分でもう一度内容と返事の確認をすればいいだけ。
例えば、週末に予定しているデートの連絡が無く、あなたからプランを提案したのに返事がない…… なんて場合だったら、
「お疲れ様~! 昨日のLINE、読んでくれた? 最近忙しそうだから、私の気になるお店を予約しちゃうね。楽しみにしててー(※笑顔のスタンプなどでやわらかい印象に)」とか、質問内容自体を「Yes or No」で答えられる二者択一に変更するとか!!
これって、恋愛テクニックというよりも、相手を思う配慮ですよね。コミュニケーションの基本なんです! 「そもそも何でもしてもらって当たり前。待っていればいい」なんて態度は、積極性に欠けています。伝えたいことは伝えなきゃ、伝わりませんよ?
マル投げじゃなくて、得意なほうがやるのが一番柔軟で自由
自然体でいられるように、2人で手を取り合い、できる方が、慣れてる方がいろいろやればいいんです!そして時には2人で取り組めばいいんです!
先日ガイドの相談所からめでたくご成婚したとある女性がまさにこの考えの持ち主であり、お相手の男性をズバっとしっかり魅了することができました。
彼女もいわゆるバリキャリ女性。男性と同じく忙しく、責任のある仕事をしていて、プライベートの時間もあまり取れないような状態。仕事柄、気苦労でヘトヘトにもなり、疲労困憊でノックアウト状態で、恋愛もままならない状態ということでガイドの結婚相談所にいらっしゃいました。
相手の男性は、他の相談所で活動していたものの、まさに“マル投げ女子”の“勘違いお姫様”ばかりに翻弄され、「世の中にはこんな女性しかいないのか……」と肩を落とし、結婚相談所を退会する直前に、前述の女性会員さんと出会ったのです。
仕事が忙しいバリキャリ女性と、マル投げ女子にはコリゴリだという男性が出会った結果、デートプランは余裕がある方が立てればいいし、料理は得意な方が作ればいい……そんな「得意な方がやればいい」精神によって、お互いをフォローしながら、お互いが無理をしないような関係を築くことができ、成婚へ見事につなげたわけです。
彼女たいにすれば、「男だから、女だから」といちいち区別をする必要は全くありませんでした。求められても、それに答えきれない事情もあります。むしろ“できる方、得意な方がやればいっか!”という考えのほうがよっぽど柔軟で、自由で、円滑な関係性を築くことができるんですね。
男性がなんでもしてくれると思い込み過ぎず、交際中からあなたができることは「私がやる!」と積極的になってください。
結婚は、2人で作り上げる“生活”です。週末のデートだけならまだしも、「彼がやってくれない」だのあーだのこーだの言っている暇はありません!
バリキャリ女子にすれば仕事でできていることを、そのままプライベートに応用すればいいだけ。取引先に、利益ばかり求めてばかりいたら、交渉は決裂です。結婚だって同じです。そんなアンバランスなまま交際を続けても、最終的には相手のアラ探しばかりになり、結婚へも進展するはずなく終わってしまうんです。
“勘違いお姫様”なんてとっとと卒業して、交際中から2人で手を取り合う献身的な姿勢をもちましょうね!