おにぎりダイエットとは
おにぎりダイエットの真相
■おにぎりダイエットの方法
1.おにぎりを食事の主食にして朝食に1つ、昼食に3つ、夕食に1~2つくらいを目安に食べる。(冷めたおにぎりがおすすめ)具は、梅や昆布などのシンプルな具材にすること。
2.副菜としてサラダや味噌汁を食べてもOK。ただしサラダのドレッシングは脂質を含むドレッシングやマヨネーズは禁止。味噌汁の具材は野菜にすること。
3.魚や肉は食べない
4.水分摂取は水でしっかりと行い。甘いジュースやお酒は禁止。
これを1週間~3週間続けていき、長期間行うのは禁止とされています。
内容的にはとてもシンプルなダイエット方法ですが、管理栄養士の観点からこのダイエットの良いところと注意点を解説いたします。
おにぎりダイエットの良いところ
おにぎり、つまり「お米=糖質が多い=太りやすい」と思われがちですが、お米には、糖質以外に体を作るタンパク質、代謝を促すビタミンB群、血流をよくするビタミンE、便通に役立つ食物繊維などダイエットに嬉しい栄養素が多く含まれています。これに野菜摂取することで低脂肪の食事になり痩せやすくなります。野菜のドレッシングも脂質を多く含むドレッシングやマヨネーズを禁止することで、余分な脂質の摂取をカットすることができます。またおにぎりは、冷めたものを食べることもポイントです。おにぎりが冷めていることで、デンプン質が「レジスタントスターチ」という成分に変わります。成分が変わることで、通常のデンプンに比べて消化されにくくなり、血糖値の急上昇を抑制し脂肪をたまりにくくします。また吸収もゆるやかになるため、消化管内に長く留まり、満腹感の持続にも大きな役割を果たすといわれています。
これまでの炭水化物抜きダイエットは主食を抜くため、おかずの摂取量が多くなりその結果、脂質や糖質の摂り過ぎにつながりますが、おにぎりダイエットは主食をしっかり摂ることで、低脂肪な食事が実現できダイエットにつながるという方法です。
また、甘いジュースやお酒は禁止なので、余分な糖分も控えられ、よい食習慣になるところもやせるポイントといえます。
おにぎりダイエットの注意点
肉や魚はダイエット中にも大切
お米好きな方には、嬉しいダイエット方法ですが、やはりリバウンドのないダイエットを成功させるには食事のバランスが大切です。流行りのダイエット方法は、メリットとデメリットをよく理解した上で摂り入れていきましょう。
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