中学受験/中学受験の志望校選び・学校情報

甲陽学院中学校(3ページ目)

高い偏差値を誇り、兵庫県でも屈指の進学校である甲陽学院中学は、毎年卒業生の60%以上が現役で国公立大学に合格。東京大学、京都大学、大阪大学などの最難関大学へ多数合格者を輩出している。学びの特徴と、入試傾向を徹底紹介。

籔 孝昭

執筆者:籔 孝昭

学習・受験ガイド

 

甲陽学院中学、科目別入試傾向

■算数
図形分野と文章題分野が各30%程度の割合となっている。図形分野の出題割合が高く、他の最難関校と比べて整数分野(約20%)の出題割合が高いのが特徴。図形分野では「比を使った図形問題」、文章題分野では「場合の数」、整数分野では「規則性」が出題される傾向にある。

■国語
長文2題の出題が定着しつつある。1行から2行程度での解答を求める記述式の問題が出題されており、高い読解力を求められる。

■理科
物理分野と化学分野が各30%程度、生物分野が20%程度となっており、物理分野、化学分野の出題割合が多いことが特徴。物理分野では「てこ・バネ」「電流・電磁石」、化学分野では「中和」「溶解」、生物分野では「季節と生物」、地学分野では「星の動き」が中心的に出題される傾向にある。

甲陽学院中学、合否を分けるもの

甲陽学院中学の入試教科は、国語(200点満点)・算数(200点満点)・理科(100点満点)の3教科。全体的に問題の難易度は高く、受験本番では難問に時間をかけずに、着実に解ける問題から解いていくのをお勧めします。

出題傾向が比較的はっきりしているので、日頃から難問に取り組むトレーニングをしておくことが合否の分かれ目。難問のトレーニングは自学自習で対応するのが難しいので、甲陽学院中学合格を目指すのであれば、進学塾への通塾が不可欠です。

進学塾を選ぶ際の基準は、通塾時間や授業料なども選択基準としてあげられますが、甲陽学院中学などの最難関中学を志望する場合には、最難関中学合格実績を重視することをオススメします。

甲陽学院中学 基本情報

■2011年度入試情報
募集人員:180名
入試日:1月15日と1月16日の2日間
試験科目:国語(200点)・算数(200点)・理科(100点)

■入学手続き時納入金(合計463,000円)
入学金:200,000円
施設設備資金:260,000円
生徒会入会金3,000円

■授業料等(年額649,000円)
授業料:390,000円
教育充実費:159,000円
冷暖房費:20,000円
施設設備維持管理費:60,000円
育友会費:15,000円
生徒会費:5,000円

※ 上記以外に,入学手続き時の学用品購入費として70,000円(初年度のみ),また,経常時の野外活動・教材費等として120,000円(年額)必要。その他、学債、寄付等は一切ない

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